ハトについて
2024年8月21日
ページ番号:632586
ドバトってどんな鳥?
公園や神社、駅前広場などで見られるドバトはヨーロッパ、中央アフリカ、アジアに住む野生のカワラバトが飼いならされたものです。日本には古く奈良時代に持ち込まれ、通信のための伝書鳩として、また競技用のレース鳩などとして多くの人に飼われていましたが野生化し、現在、全国各地で見られるドバトになりました。
食べ物:木の実、草の実、芽、葉など、植物性のものを食べ、雑草の種を駆除してくれるといった良い面もあります。
行動:群れで行動し、雨の降り込まない柵状の所にねぐらや巣を作ります。繁殖期は長く、早春から初冬まで何度も産卵を繰り返します。
よくある苦情
ベランダや手すりやひさしに群れでやって来て、糞や羽毛で辺りを汚したり、鳴き声がうるさい。
ベランダに巣を作って周辺が糞等で汚れ、ダニやハエが発生して困っている。
鳥類との接触によるオウム病や乾燥した糞を吸い込むことによるクリプトコッカス症、アレルギー等の健康被害が心配だ。
迷惑だからといって、捕まえたり、卵やヒナを捕ることはできません。
まずは試してみましょう!
- ドバトはベランダなどに降りるとき、いったん手すりなどにとまり安全を確かめる性質があります。手すりにとまれないと降りることはできません。(広いベランダなどには直接降りる場合があります。)手すりにテグス等を張り、とまれなくしましょう。
テグス法
釣用テグス(3~8)または、20番程度のステンレスワイヤを木片(3cm×3cm×3cm程度)やL型金具(家具固定用金具)などを利用して、手すり上面から5~6cmの位置にピンを張る。(鳥の重さでたるむようでは何の効果もありません。)
幅の広い手すりでは、テグス(ワイヤ)を約5cm間隔で並列に張ってください。
- ドバトは糞のあるところが安全だと判断するようで、糞を放置するとますます集まってきます。面倒でもこまめに掃除をしてベランダ等はいつも清潔に保ちましょう。
- ドバトは雨のかからない乾いた柵状の場所に巣を作ります。特に人の出入りが少ないベランダの隅やエアコン室外機の下や裏などが大好きです。このような場所に入らせない工夫を行うとともに、常に清潔に保ち、巣を作り始めたらすぐに取り除いてください。
- 巣を作りそうな場所には、動物忌避剤や木酢液などの臭いのする薬品等を雑巾などに浸して置いておくと寄り付きません。
- 既に巣作りしてヒナや卵がある場合は、巣立ってから巣材を取り除いてください。卵は16~18日でかえり、ヒナは約30日で巣立ちます。
ハトにエサを与えないで
ドバトは繁殖力が強く、天敵も少ないため、すぐに増えてしまいます。
最近では、公園などでエサをやる人と近隣住民のトラブルが多発しています。エサを与えるとハトの数が増える、人をおそれなくなる、植物等のエサを自分で探さなくなりハトが自力で生きられなくなる、被害を与えて嫌われてしまう、といったことが起き生態系への影響も懸念されます。
また、大阪市では、餌を与えた後に清掃を行わないことなどによって生活環境が著しく広範囲に阻害され、多くの住民の方の迷惑となっている状況を放置することはできないことから、「大阪市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに生活環境の清潔保持に関する条例」により、公共の場所の清潔の保持の観点から、ハト、カラスその他の動物へ餌を与えた後に清掃を行うこと等が義務付けられています。
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
平野区役所 保健福祉課 地域保健グループ
電話: 06-4302-9973 ファックス: 06-6702-4315
住所: 〒547-8580 大阪市平野区背戸口3丁目8番19号(平野区役所3階)