淀川連絡線跡地の利活用に係るマーケティング・リサーチ（市場調査）の結果を公表します

　大阪市では、淀川連絡線跡地の利活用に係るマーケティング・リサーチ（市場調査）を実施し、このたび調査結果をとりまとめましたので、その概要を公表します。

　淀川連絡線跡地の活用について、対話にご参加頂きました2事業者様から、市場動向や利活用アイデアをお伺いすることができました。
　今後、調査の結果も参考に、公募における条件整備など、具体的な検討を進めてまいります。

• 区画1に緑の広場（一般利用に供する園地）を整備する。
• フェンスは想定していない。土地形状（路面処理）は現時点の案は特になし。今後、市意見を確認したうえで検討する。
• 維持管理は清掃や樹木などの維持管理メンテナンス程度を想定している。
• 区画2はフットサル、区画4はテニスのスクール事業とレンタルコート事業を展開する。
• 営業時間は近隣への影響を考慮する。

• 住宅の導入は想定していないが、検討は可能である。

• 区画1の緑の広場（一般に供する園地）での対応を想定。災害等非常時の避難場所としてスポーツ施設の提供も可能である。

• 道沿いに街路樹を設ける。

• 本跡地は、駅に近く、周辺の居住者、オフィス街からもアクセスしやすい点が魅力である。
• 本提案では賃借（定期借地権契約）期間を20年とするが、長いほど望ましい。

• （一般論として）緑地・公園等が近くにあれば、住宅の魅力は高まる。
• 現時点で、事業としてスポーツ公園の誘致は困難である。
• 区画1,3,4（一部）は、緑地及び公園として活用することが望ましいが、整備費用は考慮していない。
  

• 区画2を戸建て住宅とする。ターゲットはファミリー層で、主に都島区内及び周辺区の住み替え予定者。この土地形状ではマンション建設は難しい。
• 区画4の1部をマンションとする。「京橋」駅徒歩5分の希少な利便性であるが、商業ゾーンを通り抜けた場所に位置し、完全な子育てファミリーよりもDINKS（※）やシニアカップルがターゲットとして見込まれる。

※ DINKS：double income no kidsの略。共働きで子どもを持たない生活スタイルのこと。

• マンション居住者用の防災倉庫等の設置は可能である。

• 歩道等は想定していない。

• 跡地全体の開発は規模的に困難である。部分提案が可能となるよう条件の緩和を願いたい。

平成27年12月24日（木曜日）～平成28年3月2日（水曜日）