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013 榎神社

2023年11月8日

ページ番号:32782

 拝殿の裏に朽ちた大きな切り株が祀(まつ)られています。元は樹齢800有余年を数える榎の大木でした。土地の人々がこの木をご神体として社殿をつくり、年々参詣者も増加したので、昭和27年(1952年)4月に宗教法人となり、翌昭和28年(1953年)に拝殿と社務所を設置した神社です。

 拝殿の奥には大国主命(おおくにぬしのみこと)、白髭明神(しらひげみょうじん)、楠(くす)玉(たま)大明神(だいみょうじん)などいろいろな神様が朱色の祠(ほこら)で所狭しと祀られています。神社ながら参道にはお地蔵さんが立ち並び、目が利くという水かけ不動が祀られ、百度石があり素朴な神仏混合の信仰の場となっています。

 境内には旧桑津村と旧北田辺村の共同墓地の桑津墓地があります。参道脇に大きな石碑があり、墓地が行基菩薩により開かれたという伝説が記されていますが、事実は検証されていません。(035 桑津墓地参照)現在の住居表示:北田辺1-8に変更される前には、大塚町と呼ばれており、境内全体が小高くなっていることからここも古墳跡ではないかと推察されます。境内には数本の巨樹がありましたが平成30年(2018年)の台風21号で損傷し、全て伐(き)られ大きな切株だけが残っています。桜の名所もなくなりました。

榎神社

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