陸軍第四師団司令部庁舎跡

　日本帝国陸軍第四師団司令部庁舎跡。

　陸軍第四師団は明治維新後に設置された大阪鎮台が前身となっており、創設直後より佐賀の乱や萩の乱・西南戦争に従事しており、他の鎮台と違い士族や農民より商人の割合が多かったという。

　第四師団司令部庁舎については、大阪城天守閣再建と同時進行で大阪城本丸南東角に建設されたロマネスク様式の建物である。
　

　太平洋戦争時の空襲でも大きな被害はなく、敗戦後は占領軍に接収された。返還後は昭和23年（1948年）から昭和29年（1954年）まで大阪市警視庁舎、昭和30年からは大阪府警察本部庁舎として使用され、昭和35年（1960年）からは大阪市立博物館として使用された。

　平成13年（2001年）に大阪歴史博物館が新たに建設され閉館し、その後は長らく使用されていなかったが、平成29年（2017年）に商業施設であるミライザ大阪城に改修されオープンした。

• 大阪市中央区大阪城1番1号

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