適塾
2025年2月17日
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適塾、正式名称は適々斎塾といい、緒方洪庵が大坂に天保9年(1838年)に開いた蘭学塾である。
緒方洪庵の号が「適々斎」であったことに因み、幕末に大村益次郎や福沢諭吉、大鳥圭介、橋本左内、高峰譲吉など幕末・明治にかけて活躍した人物を輩出した。
天保9年(1838年)に津村東之町(現中央区瓦町3丁目付近)に蘭学塾を開き、弘化2年(1845年)に過書町(現中央区北浜3丁目)に商家を購入し移転、緒方洪庵が亡くなるまでの25年間に3千人を超える入門生がいたと言われる。
緒方洪庵没後の明治元年(1868年)に閉塾となるが、明治2年(1869年)に大阪府知事であった後藤象二郎らが尽力し、浪華仮病院及び仮医学校が設立され、院長に緒方洪庵の次男緒方惟準が就任、後に仮病院及び仮医学校は改組・改称を経て大阪帝国大学となり、戦後は大阪大学となった。
適塾建屋は現存しており、国の重要文化財に指定されている。

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