ゲームの利用時間やマナー、アイテムを買ってもらいたいときやトラブルに巻きこまれたときの対応など、保護者と事前に話し合いましょう。

遊んでいるゲームが無料なのか、有料なのか、有料ならば何が有料なのか確認しましょう。また、ゲームの内容や課金の仕組みについてもしっかり確認することが大切です。ゲームによって利用規約は異なりますので注意しましょう。

ゲーム内のアイテムを買う前に、未成年者がウソの生年月日を入力した場合、「詐術(さじゅつ)」にあたる可能性があり、契約(けいやく)を取り消すことができなくなります。トラブルを招かないためにも、ウソをついてゲームを利用しないでください。

オンラインゲームトラブルの相談は年々増えています。楽しくゲームで遊ぶためにも、事前の利用ルールについて大人としっかり話し合いましょう。また、身内といっても他人のクレジットカードを勝手に使うことは犯罪です。絶対にしてはいけません。

クレジットカードは手元に現金を持っていなくても、品物やサービスを買え、非常に便利です。しかし、現金での支はらいと異なり、どれぐらい使ったのかがすぐには確認できませんので、現金よりも「お金を使った」という感覚を持ちづらい、と言われています。クレジットカードを利用することは、借金していることと同じです。後々の返済のことも考えて、使いすぎには注意しましょう。

オンラインゲームをはじめとしたインターネットでの高額請求が問題となっています。
未成年者が大人の承諾を得ずに行った高額な契約は、民法上取り消しができるとされていますが、クレジットカードで決済している場合には、契約の解除は容易ではありません。クレジットカードにはカード名義人の管理義務がありますので、カード名義人である大人の責任が問われるからです。アイテム購入後は、必ずサイトからログアウトしましょう。購入後、ログアウトしないと、パスワードなどを入力しなくても、アイテムを購入できます。
また、子どもがクレジットカードを勝手に持ち出したり、大人が設定したパスワードを予測したりして、アイテムを購入してしまったという事例も多く見られます。クレジットカードの保管場所やID・パスワードの管理に細心の注意を払い、利用明細は毎月確認しましょう。いまやPCやスマートフォンだけでなく、ゲーム機や音楽プレーヤーなどでもインターネットに接続することが可能です。安全にインターネットを利用するために、フィルタリング機能を活用しましょう。また、インターネット利用のルールづくりも一方的に大人が決めるのではなく、子どもの意見を取り入れながら、双方が納得できる形で進めてください。