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006 今川

2021年12月24日

ページ番号:32772

平野区喜連西と東住吉区湯里との境界線と、長居公園通(古代の磯歯津路(シハツミチ)にほぼ該当する)の交差点に、現在の今川の水源である人工の吐水口があり、平野下水処理場で高度砂濾過法により処理された水が、約10トン/分の割合で注ぎ込まれています。
ここから北上して、杭全で駒川と合流し、更に今林で平野川に合流するまでの4.5kmを、一級河川の今川として大阪市建設局平野工営所が管理しています。
昭和の中頃までは、沿岸には田園地帯が多く、フナ、ナマズ、トンボ、シラサギなどの天国でしたが、住宅開発や道路建設が進み、完全な近代的市街地となりました。
しかし、その生活排水から魚類が住めなくなり、「どぶ川」と呼ばれる程に汚染が進みました。
幸いにも、下水処理水が水源とされてからは、魚類が戻っており、魚に餌を与える人と、それを覚えて集まってくる魚との交流が見られます。
今川

また、沿道の3kmにおよぶ桜並木が、平等橋から杭全の水門まで延々と続き、大阪市内での桜の名所の1つに数えられる程になりました。
並河誠所の「摂津志」(享保19年:1734成立)によれば、「平野区西池から現在の今川吐水口を経て、平等橋から南の今川が、万葉集の巻2-4458番に詠まれた息長川(注)に該当する」とし、森幸安の描いた「摂津国難波古地図」や「平野郷町地図」には、現在は埋められて姿を消した、「平等橋と平野区喜連町を結ぶ『喜連川』が息長川(注)である」と述べられております。
いずれにしても、「現在の今川が万葉集にうたわれた息長川(注)の流れをくむものである」との説は、東住吉にとって大変喜ばしいことと考えられます。

(注)参考

018  息長川

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