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東喜連南口地蔵尊

2022年6月17日

ページ番号:297129

案内板
東喜連南口地蔵尊の写真

東喜連南口地蔵尊は一筋北の辻付近より移されている。近年発見された文化十三年(1816)の村絵図から、その地は東喜連村を南北に貫く村の本道が環濠と交わる地点であり、江戸時代の東喜連村の字「南口」に当たることがわかった。

中世には東喜連村は周囲を堀で囲まれた環濠集落だった。南口から南は集落が一旦途切れ、田畑の中を道が河野村に通じていた。近代に東喜連村と河野村は次第に繋がり合って東喜連地域の集落を形成してきたので、この地域に唯一残ったこの地蔵堂が両村の中間にあることは現在の東喜連の地蔵尊にふさわしいと思われる。

地蔵堂には大小三体の石仏が安置されている。正面の地蔵尊は台石に「寛政三年(1791)六月吉日 願主 東喜連村」と彫られている。他の二体は自然石に浮彫された古いタイプで、焼けて割れたと見える石仏の上半身である。このことから中世の戦乱期より村の南口を守ってきた古い地蔵尊が、村の平和と繁栄に伴い、現在の立派な地蔵尊に更新され、地蔵堂が建立されたことがわかる。現在ではこの地蔵堂は八坂神社の氏子組織で維持管理されている。

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