令和5年度 平野区運営方針
2024年6月10日
ページ番号:595572

令和5年度 平野区運営方針
運営方針の進捗管理を実施しました。その結果について、「アウトカム指標の達成状況(定量評価)」、「自己評価(運営方針全体の定性評価)」及び「今後の方針」に反映しています。(令和6年6月10日)

区の目標(何をめざすのか)
- すべての人がお互いを尊重しつつ、つながり、支えあえるまち『ひらの』をめざす。
- 誰もが愛着を持ち、安心して住み続けることができるまち『ひらの』をめざす。
- こどもたちが家庭・学校・地域で育まれ健やかに成長し、次の世代を担っていくことができるまち『ひらの』をめざす。

区の使命(どのような役割を担うのか)
- 防災、防犯などの地域課題の解決に向けて、様々な主体が協働し、積極的に関わることができるよう支援する。
- 互いの人権を尊重し、地域ぐるみで支えあい、健やかにいきいきと、平野に愛着を持って暮らせるまちの実現をめざす取組を進める。

令和5年度 区運営の基本的な考え方(区長の方針)
- 地域の自助・共助の大切さを呼びかけながら、大規模災害や感染症などに備えた防災力の強化を図る取組を進めていく。
- すべての人が地域で孤立することのないよう、「発見」「見守り」「支える」ための取組を一層充実させていく。
- こどもたちの健やかな育みを支えるため、こどもたちが「生きる力」を身につけ、自分らしくいきいきと成長していけるよう、切れ目のない施策を進めていく。
- 孤立した家庭環境や保護者が抱える不安の中で、児童虐待が深刻化しており、虐待を未然に防ぎ、深刻化させないための対策をより一層強化していく。
⇒将来ビジョンや地域福祉計画においても大切さがうたわれているように、これまで以上に「人とのつながり」は重要性を増してきている。
区における様々な課題に対し、異なる分野の取組を連携・協働することでその解決を図りながら、各取組を通じ、地域内、地域と区役所など、あらゆるつながりを主体的に醸成し大切にするとともに、これまで培ってきた様々な取組を積極的に発信し、「次世代につなげる(継承する)」ことで、平野区を笑顔で暮らしやすいまちにすることをめざす。

重点的に取り組む主な経営課題

≪経営課題1≫ 安全・安心のまちづくり
【主な戦略(課題解決の方策)】
- 自助、共助を基本として災害に備える体制を確立させるため、地域住民などで構成される自主防災組織の主体的な防災活動実施の支援
- 地域全体で犯罪を発生させないような環境づくりの推進
- 区民ニーズの把握結果をもとに、地域活動協議会がより地域課題に応じた事業に取り組めるよう、まちづくりセンターを活用した支援
- 区民ニーズなどを踏まえた未利用地の有効活用
- 自主防災組織主体の地域防災活動(防災訓練・防災イベントなど)の実施地域数(全23地域の内、令和5年度:17地域、令和6年度:20地域、令和7年度:23地域)
- 地域と関係機関の協働による特殊詐欺被害防止の啓発活動の実施回数(令和7年度末まで毎年度5回以上)
- 地域活動協議会の構成団体が、地域特性に即した地域課題の解決に向けた取組が自律的に進められている状態にあると思う割合(令和7年度末までに構成団体へのアンケートで90%以上)
【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】
- 21地域:A
- 19回:A
- 90.6%:A
<前年度実績>
- -
- -
- 86.3%



≪経営課題2≫ みんなで支えあう福祉のまちづくり
【主な戦略(課題解決の方策)】
- 地域での福祉活動を中心的に担う「地域福祉活動コ―ディネーター」が地域の福祉活動の担い手とともに、各地域において専門支援機関などとの連携を図りながら見守りや相談ができる体制を機能させることによる地域福祉力の向上
- 健康寿命の延伸を図るため、寝たきりにならないようにするための運動習慣や、認知症の発症を予防(遅延)する取組の支援
地域福祉活動コーディネーターが関係機関と連絡調整した活動件数(令和5年度以降継続的に1地域あたり月平均25件以上)
【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】
29.6件:A<前年度実績>
-



≪経営課題3≫ こどもが元気で育つまちづくり
【主な戦略(課題解決の方策)】
- 児童虐待防止・早期発見への取組や子育てに悩む親への支援
- 複合的な課題を抱える子育て世帯に対する総合的な支援と高校生活の定着支援
- こどもが生きる力を身につけることができるよう、読書運動や清掃活動など、様々な活動に対する表彰や学力サポート事業などの実施
- こどもサポートネット支援対象者件数:令和5年度以降継続的に300件以上
- 学校に行くのは楽しいと感じる生徒の割合:全国学力・学習状況調査で令和7年度末までに76%以上
【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】
- 357件:A
- 76.6%:A
<前年度実績>
- 323件
- 76.4%





自己評価(運営方針全体の定性評価)
【安全安心のまちづくり】
- 自助・共助の重要性を理解してもらうため、各種防災情報の発信や大和川氾濫時の浸水深表示の取組などの啓発活動を実施した。また、防災リーダーの連絡会議や講習を開催し、防災知識・技術の向上を図るとともに、消防と連携して地域防災訓練の実施支援を行った。
- 地域や警察等と連携して防犯パトロールや防犯キャンペーン活動を実施した。とりわけ、近年増加している特殊詐欺被害防止に向けて、啓発活動を積極的に行い、特殊詐欺被害防止機器の無償貸与等に取り組んだ。
- 各地域の活動を区広報紙や平野区ホームページ等で紹介したほか、地域活動協議会が自ら発行する広報紙の作成支援などを行った。
- 長原駅前用地開発事業者との契約締結など、区内未利用地の有効活用を推進した。
【みんなで支えあう福祉のまちづくり】
- コロナ禍での活動制限も徐々に緩和され、地域福祉活動コーディネーターによる個別訪問や声かけなどを活発に実施した。また、それに伴い相談件数も増加するなか、地域の福祉活動の担い手や関係機関と連携を図り、見守りや相談ができる体制の充実に取り組んだ。
- 健康寿命の延伸については、いきいき百歳体操などの取組をコロナ禍の終息に伴い各地域で再開できるよう支援を行った。
【こどもが元気で育つまちづくり】
- 児童虐待防止・早期発見への取組や子育てに悩む親への支援として、関係機関と協力し、要保護児童等のアセスメント(分析・評価)を行い、支援が必要なケースのフォローを実施できた。また、子育て中の親の孤立化を防ぐための情報発信や、支援者や団体とのつながりを深める場づくりに取り組んだ。
- こどもサポートネット事業により複合的な課題を抱える世帯の支援や、ひらの青春生活応援事業により高校生生活の定着支援を行った。
- 読書運動の一環として、学校等に配布した読書ノートの活用については、表彰者数・表彰率ともに昨年度より向上しており、学習意欲・基礎学力の向上につながる取組みを広げることができた。

今後の方針
【安全安心のまちづくり】
- 地域住民が「自らの命は自らが守る」との意識を持ち、災害時に適切な避難行動ができるよう情報発信や防災訓練の実施支援などの取組を継続し、地域防災力の向上に取り組む。
- 犯罪発生を抑止するために地域や警察と連携した啓発活動や地域の実情に応じた防犯カメラの設置、特殊詐欺被害防止等の取組を継続し地域防犯力の向上に取り組む。
- 自律的な地域運営、地域活動の活性化を促す地域の実情に即した支援に取り組む。
- 未利用地の有効活用を行い、魅力あるまちづくりを推進していく。
【みんなで支えあう福祉のまちづくり】
- 「地域福祉活動コーディネーター」が地域での福祉活動を中心的に担うため、認知度の向上や関係機関との連携を推進すると共に、地域活動にも関わりながら地域での担い手の発掘・育成にも力を入れることで地域福祉力の向上に取り組む。
- 健康寿命延伸のための運動習慣や認知症の発症を予防(遅延)する取組の支援を継続していく。
【こどもが元気で育つまちづくり】
- 児童虐待を未然に防止するために、引き続き、ハイリスク妊婦や乳幼児健診未受診者の把握をはじめ、要保護児童等とその世帯へのタイムリーな支援に取り組む。
- 子育てしやすい環境をめざし、情報発信をはじめ、複合的な課題を抱える世帯に寄り添う支援を継続する。
- がんばる小学生・中学生区長表彰など、こどもたちが様々な活動を通じて学校生活を楽しいと感じられるよう、学校と連携し取組みを継続していく。
令和5年度 平野区運営方針(令和6年6月10日更新)
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策定経過

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