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3者対談を行いました!

2024年9月17日

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 令和5年7月5日に、平野区役所にて青少年指導員連絡協議会 和田会長と青少年福祉委員連絡協議会 小森会長と武市平野区長の3者対談を行いました。

 青少年指導員、青少年福祉委員についてはこちらをご覧ください。

3者対談の様子

 青少年指導員、青少年福祉委員について、普段ご活躍いただいているお二人に、活動するきっかけややりがいなどをお聞きしました。こども達のために日々活動していく中で思ったことや、実際にあった出来事をたくさんお話いただきましたので、ぜひご覧ください!

対談内容

(武市区長)

今日は、青少年指導員連絡協議会の和田会長と、青少年福祉委員連絡協議会の小森会長においでいただきまして、いろんなお話を聞かせていただきたいと思います。

 

青少年指導員の普段の活動内容は?

 

(和田会長)

平野区青少年指導員は日頃から毎月夜間巡視(指導ルームと名付けている)をしている。年間通して、中学生の交流のキックベースボールの試合、ソフトボールの試合をしている。2月頃には中学生の吹奏楽部、合奏部などが(参加する)音楽のイベントをしている。それに向けて企画、運営のために毎月会議をさせていただいている。

 

(武市区長)

2月のJOYJOYコンサートですね。私も見せていただいて、大変レベルの高い演奏でしたり、司会も創意工夫されて楽しいコンサートであった。

毎月会議されているということだが、しんどさはあるのか?

 

(和田会長)

みなさん仕事後のボランティア活動なので、会議も8時からで遅い。しんどくないと言えば嘘になるが、こども達のために何かしたい、順送りに自分がしてもらったことを渡していきたいという思いがあってみなさん活動してくださっているので、しんどいけれどもやりがいがある、という様子でしてくださっている。

 

(武市区長)

青少年福祉委員というのは、青少年指導員のサポートと聞いているが、普段はどのような活動されていますか?

 

(小森会長)

普段の活動は青少年指導員のサポートとして地域の指導ルームを手伝っている。地域の行事に青指やPTAさんと共に協力している。この前あった「七夕フェスティバル」は平野区青少年福祉委員連絡協議会主催の事業として第9回を行ったところです。

 

(武市区長)

第9回ということで、長く続いておられる七夕フェスティバルだと思いますが、今年の七夕フェスティバルはいかがでしたか?

 

(小森会長)

新型コロナウイルス(の影響)で3年間できなかったこともあり、出場団体が半分、今まで12団体出ていただいていたのが今回は6団体になり、期間が開いた分(出場団体が)少なくなったことは残念であった。しかし、発表するこども達を見ていると出来て良かったと思う。最後の団体で写真を撮っているところを見ていると楽しそうで、すごく良かったと思う。

 

(武市区長)

来年は少し参加団体が増えると良いですね。

 

今の役割(青少年指導員、福祉委員)を最初にスタートさせたきっかけは?

 

(和田会長)

地域の方で、最初にPTAをさせていただいて、そこから地域の活動に参加させていただくようになり、そこでボランティアしている先輩方がいらっしゃり、みなさんと一緒に活動していくうちに、「青少年指導員どうか」とお声かけいただき参加した。

 

(武市区長)

地域の役員をやっている方からお声かけがあったと。

 

(和田会長)

そうです。現役で青少年指導員をやっている方からも「一緒にどう?」と言っていただいて、参加し今に至る。

 

(武市区長)

やってみてそのように声をかけてもらえると、「やろうか」という思いをみなさん持つのですか?

 

(和田会長)

私の場合は、PTAだけさせてもらっており、こどもも小学生で何も分からなかったが、させていただくうちに学ぶことがあり、友人、知人が増え、得るものがたくさんあると思う。一緒に青少年指導員をしている仲間と話をしてもそう言う。情報も入ってくる。子育てに対しても、地域のお話が聞けると、自分の家庭にも反映させられるし、みなさんのお手伝いもできるので、良いところはたくさんあると思っている。

 

(武市区長)

小森さんは?

 

(小森会長)

きっかけは、同級生のお父さんから、町会の班長に僕がなったときに、班長会議で「君もそろそろ青少年指導員になったらどうだ?」と言われた。町会のひとつの役割(防犯や衛生部など)と思っていたので、「良いですよ」と引き受けた。たまたま青少年指導員ではなく青少年福祉委員で名前があがってたからか、半年ぐらいなんの連絡もなく、どうなっているのか別に気にしておらず、連絡が来た頃にはいろいろな行事をやっている中に入っていた。その時はあまりよく分からずしていたが、そこにいた先輩たちのほとんどが今日終わった行事に対して、真剣に反省会をしていた。こどもの話がほとんどで、ふざけた話が一切なかったことにびっくりして、地域のこども達に真剣に取り組んでいるところから入った。

 

(武市区長)

そういうお付き合いが広がっていくことが、地域で生活していく上では生活を豊かにする部分ですよね。地域の役員さんからの「どうだ」と、そういうきっかけから、ある意味適材適所を見極めながら、「そろそろやったらどうだ」というのがきいているかもしれない。

 

 

(武市区長)

非行は減っているという気もするが、最近でも非行している子に会うか?

 

(小森会長)

指導ルームだけだと、昔と比べて人と会わなくなってきている。うちの地域は歩いて回るが、どんな方でも「こんばんは」と声をかけるが、声をかける人がほとんどいなくなっている。昔に比べれば。今の時期になると、こどもも結構いたが、今は本当に少なくなっていて、塾帰りの子を「早く帰りや」と声かけることはあるが。親御さんがいて、これからの時期であれば花火をやっているのを見かけるが、こどもだけというのはゼロではないが、少なくなっている。

 

(武市区長)

それは夜間の巡視を長年やっておられた成果かと思うが、いかがか。

 

(小森会長)

僕はそう感じていなくて、見えない部分に変わっている部分もあると思う。指導ルームに関しては、地域によるが何日の何時頃と決めて回っている。大阪市内統一指導ルームとして、25日の夜9時から大阪市内ほとんどが指導ルームをしているので、その時間帯を避けているという可能性もあるので、抑止にはなっていると思うが、非行防止に必ずしも繋がっているかというのは難しい。

 

(武市区長)

新たになってくださる方が減っている状況もあるが、どんな人と一緒にやっていきたいか?

 

(和田会長)

こども達のために、何か活動したいと思ってくださる方。青少年指導員はお子さんがいる、いない関係なく希望で申し込めるが、まず大事なのがこども達のために何かしたいという気持ちをもってくださっている方だと思います。

 

(武市区長)

小森会長は?

 

(小森会長)

こども達に関心のある方が当然だが、地域によってはPTAと密接な関係があり、PTAをやりながら青少年指導員をやっている方もかなりいる。地域によっては繋がりがなく、PTAをやったら青少年指導員をやるという実績があれば声かけをしやすいが、声かけしてもなかなか繋がらない。昔はこどもさんも多かったので、僕たちの先輩の時代は両方をやっている方が多かったが最近減ってきた。(PTAさんも)こどもに関心があるので、そこを繋げて増えないかといつも考える。

 

(武市区長)

自分のこどもの育っていく環境を地域に関わることで良くしていこうと思える方であれば、ぜひ参加していただきたいところですね。

 

最後に、ご自分がやってきた行事等で、やりがいを感じたエピソードは?

 

(和田会長)

こども達のいきいきした様子が見られる。何に対しても大人より喜びもつらいことも表に出る、生きているな、という様子を見られること。また、学生時代に舞台発表のある部活をやっており、先ほど出たJOYJOYコンサートをさせていただいたとき、こうやって参加させてもらってたということを、強く感じた。今は私たちが準備してこども達の発表の場を作っているが、順番に次のこども達にできることのすごさ、そこに参加させてもらっていることに、ぐっと胸に来るものがあった。

ほかの指導員から聞いた話ですと、世話をして関わったこどもから声をかけてもらえるのが嬉しい。大人とも顔見知りになれる。連携が取れてこども達の危険な行為の抑止力になっていると手ごたえを感じたのはと、やってた結果が出ていると感じたと聞いています。

特にこども達の健全育成の活動なので、それが常々見られる。そうしている大人の指導員がこどもと触れ合っている姿も、こどもに引きつられて顔が輝く。みんなで良い雰囲気になることがすごいことだと思う。家で引きこもってたり、自分の生活が大変でほかのことまで手が回らない時には感じられない出来事なのかなと思う。自分達の活動の中で一番大事なことは、簡単に言うと、こども達が楽しく暮らせるように、そのために何ができるかを日々考えていくことだと思う。ボランティアをしていてもしていなくても自分のこどもや近所のこどもにしてくことが、大人の責任なのではないかと思う。すべてが衝撃でした。

 

(武市区長)

ありがとうございます。小森会長は?

 

(小森会長)

七夕フェスティバルのときもそうだが、こども達が参加してわいわい楽しそうにしている姿をみているとこちらもハッピーになる。その中で中学生親善ソフトボール大会にやんちゃな子がいて、大会を進める中で監督が怒って蹴り上げた。大人も親もみんながいる前で。監督が怒って帰るとなったときに、先輩がこのまま帰ると試合ができなくなる、あやまってこいと言って謝って、結局平野区大会を優勝した。その子が高校生になったときにたまたま10人ぐらいでいたときに、指導ルームで声をかけたら下向いたまま何も言わなかったが、知っている子だったので名前を言ったら「なんで知ってるのか」と顔を上げ、はよ帰りやと言うと、わかりましたと言ってくれた。その時に青少年指導員の活動はこういうことなんかなと(思った。やっているときは大変で、いろんな地域の行事で苦労しているが、こちらが顔覚えてなくても、「おっちゃんら!」と言ってくれる子もいる。そういう部分がやっていて良かったなと思う。

仲間が、すごく頼りになる方が先輩にいて、みんな知り合いになり、自分たちの地域だけでなく平野区全体で毎月1回会議がある中で親睦を深め、輪が広がり、今は青少年福祉委員しているが、役員はみんな先輩ばかりである中でさせてもらっているのは、人とのつながりがすごく大きく、今は財産ですね。

 

(武市区長)

いろいろ話を聞いてきましたが、こども達のためにやっていけるような人材が次に繋がっていければ、ということや、自分達がしてもらってきたことを次の世代へ順送りにやっていくこと、こども達にやったことが手ごたえになってやりがいになったこと(を聞かせていただいた)。

私が見せていただいて本当に思うのは、仲間としてやっている、すごく楽しそう。地域の活動でこんなに楽しそうにやっておられる場面、やっている大人が楽しそうなことは、こども達にも伝わっていく、と最近私がとても感じているところです。ぜひ、新しい次の世代の方達が、どんどん仲間になっていただければ良いのではないかと思います。

 

今日は、お2人ともお忙しい中、ありがとうございました。

 

(和田会長、小森会長)ありがとうございました。

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