「未来と世界にひらくまち・港区」~未来志向のまちづくり~
2024年12月24日
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港区長に着任してから半年が経ちました。目まぐるしくあっという間でしたが、前・筋原区長から引き継いだ課題を整理し、新たな要素を踏まえて「未来と世界にひらくまち・港区」の人口増に向けた施策に取り組んでいます。
基本的には、昨年度末に公表されています「港区エリア別活性化プラン」を踏まえて動いています。詳しくは、リンク先をご覧ください。
港区の特徴は、東部エリア(弁天町駅周辺)・中部エリア(朝潮橋駅周辺)・西部エリア(大阪港エリア)で、まちの様相が異なることです。高層マンションが増えている東部エリアは人口増については課題が無く見えますが、転入者が地域に関わる機会をどう作るか、一時的に増えるこどもに対し保育園や学校のキャパが耐えられるかの見通しが必要です。
また、弁天町駅のそばに建設している(仮称)区画整理記念・交流会館が令和6年度にはオープンし、市岡商業高校の跡地活用も進めることでキタ・ミナミと並ぶ「大阪のニシ」として発展が期待されています。JRやメトロの駅のリニューアルなど弁天町駅周辺の民間投資が進んでいるため、民間主導のエリアマネジメントと行政による開発をつなぐことで、大阪市の新たな拠点となるよう調整を進めているところです。
観光や飲食業、もともと港区の産業である物流・製造業などの産業が振興すれば「職住近接」を求める層の転入も進みます。
東部エリアの発展を中部・西部に広げるには「子育て世代や若い就業者の住みやすい住環境」の提供が必須です。中部エリアは市営住宅の建て替え後の用地にマンション開発が進む可能性があり、八幡屋公園があることで緑に親しめる環境で子育てができます。西部地域では戸建てのリノベーションを民間主導で推進しながら、みなと中央病院跡地にファミリー向けマンションを建ててもらえるよう要望をしているところです。
民間の投資を呼び込むには、一定の需要の見込みが必要です。
「港区に引っ越したいけれど物件が足りない」という状況を産み出すには、海外からの移住も含めた転入ニーズが必要です。若い世代に「港区っていいよね」というイメージを持ってもらうためのシティプロモーションを着任後から積極的に行っています。手ごろな住居がある、交通の便がよい、保育園・幼稚園に入りやすく子育てしやすい、魅力的なイベントやスポットがあるという情報発信を強化しますが、「みなとぐらし」を楽しむ区民のみなさんもSNS等で発信してくれると嬉しいです。
最後に、高齢化率の高いまちだからこそ「健康で100歳まで暮らせるまち」をめざすべきです。もともと港区で非常に意識の高い防災・地域福祉ネットワークを活かしながら、認知症対策や予防医療、健康づくりを推進します。
その際に有効に機能するのが、デジタルツールです。一人暮らしの見守り、防災情報の伝達、買い物や移動支援など生活の質の向上に役立つスマホを、withコロナの今こそ多くの高齢者の方に活用していただけると助かります。
シニアのスマホ活用率の向上をめざした「シニアスマートシティ・みなと」に取り組みつつ、今までのコミュニティによるつながりの強化も両輪で進めていきます。
万博に向けてインフラの整備がなされ、人の流れが変わり、インバウンド需要が返ってきます。三十間堀川や港湾局による築港南エリアの埋め立てなど、さらなる開発も検討されています。万博後に持続可能なまちにするための知恵と力の結集が必要であり、行政はそのつなぎ役としての役割を求められています。
世界の人と物が行き交うまち、最新技術と古き良き人情が交差するまち、多世代の笑顔があふれるまち。
「区民の安全・安心を守る」セーフティネットであることを大前提に、「未来と世界にひらくまち・港区」を愛し住み続けてくれる人が増えるよう動きはじめています。
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