令和6年度港区運営方針(案)
2024年2月15日
ページ番号:618980
「目標」「使命」及び「区運営の基本的な考え方」
【目標(何をめざすのか)】
暮らして楽しい・遊んで楽しい・働いて楽しい
「未来と世界にひらくまち・港区」の実現
【使命(どのような役割を担うのか)】
2025年大阪・関西万博の開催を契機として湾岸部への注目度が高まるなか、地域資源を活用して港区の魅力を国内外に発信し、にぎわいの創出や地域の活性化を図るとともに、人口増をめざす。
港区は、湾岸部と都心部をつなぐ交通結節点として、新たな価値や面白さを創造し再発見するまちづくりや、水辺の特性や公園などのポテンシャルを活かした快適で災害にも強い居住環境を創造するまちづくり、また、多世代交流や多文化共生のまちづくりにより、ひとりも取りこぼさない「港(みんなと)マインド」で、「未来と世界にひらく」持続可能なまちづくりをめざす。
【令和6年度 区運営の基本的な考え方(区長の方針)】
2025年の大阪・関西万博開催及び港区制100周年を見据え、湾岸部と都心部をつなぐ交通結節点として、区内の地域資源を最大限に活用し魅力発信するとともに、次の施策を5本の柱として重点的に取り組む。
1.区民主体のまちづくり
2.安全・安心・快適なまちづくり
3.だれもが健やかにいきいきと暮らせるまちづくり
4.「まちぐるみで子育て」と「多様な学び」を応援するまちづくり
5.訪れたい魅力と活気あふれるまちづくり
重点的に取り組む主な経営課題
【経営課題1】区民主体のまちづくり
【課題認識】
・少人数世帯・高齢単身世帯の増加などの社会環境の変化、ICT進展などによる個人の生活様式や価値観の多様化などにより、人と人とのつながりが希薄となる中、地域福祉や防災等の地域課題も多様化していることから、身近な地域の中で生活課題などの解決に住民どうしが協力して取り組むことができる豊かなコミュニティづくりが必要である。
・各地域の全住民を対象として様々な地域団体により構成された地域活動協議会による活動は地域課題の解決や地域の活性化につながることから、地域活動協議会による自律的、持続的な地域運営及び多様な活動主体間の連携について地域実情に応じて支援をする必要がある。
・生活課題の解決に加え、緊急時や有事の際の災害支援活動等に対応できる地域コミュニティの維持、推進が重要となる一方で、その基盤とも言える町会等における加入率低下や担い手の不足などの課題が生じている。
【主な戦略】
・人と人が出会いつながる機会と場の提供
・地域活動協議会の自律的運営の支援
・地域課題解決に向けた取組の支援
・地域活動協議会の認知度向上のための支援
【経営課題2】安全・安心・快適なまちづくり
【課題認識】
・自助・共助・公助の役割分担のもと、大規模災害時に迅速かつ的確な対応が行えるよう区の特性を踏まえ、大阪・関西万博開催を見据えた防災対策を強化するとともに、区民の防災意識をさらに高め、地域防災力を強化する必要がある。
・警察や地域、関係機関等と連携し、区民の犯罪被害を防止するための普及・啓発活動や犯罪の発生状況に応じた防犯対策を実施する必要がある。
・誰もが安全、快適に移動できるよう、バリアフリーの取組など生活環境の向上と改善を図る必要がある。
【主な戦略】
・地域防災力の強化
・防犯対策の強化
・バリアフリー、回遊性向上の推進
【経営課題3】だれもが健やかにいきいきと暮らせるまちづくり
【課題認識】
・さまざまな生活課題を抱えた高齢者など、支援を必要とする人も地域で安心して暮らせるよう、地域に関わる多様な活動主体が協働して、地域社会全体で支えていく取組を促進する必要がある。
・児童虐待を未然に防止するためには、妊娠期から出産、学齢期まで切れ目なく虐待ハイリスク家庭を早期に発見し支援につなげる必要がある。
・生活習慣病の予防や疾病の早期発見のためには、区民の主体的な健康づくりや受診率の向上を促進する必要がある。
・近年、いわゆるヘイトスピーチが各地で行われ社会問題化しており、多様な価値観を認め合う多文化共生の地域づくりを進める必要がある。
【主な戦略】
・地域福祉の推進
・セーフティネットの充実
・健康づくりに向けた意識啓発と担い手づくり
・多様性を尊重しあう共生社会づくりの推進
【経営課題4】「まちぐるみで子育て」と「多様な学び」を応援するまちづくり
【課題認識】
・少子化とともに子育て世代の減少や核家族化が進む中で、育児の不安や悩みを相談できずに孤立することがないように、子どもや子育て家庭を地域で見守り応援し、安心して子どもを産み育てることができる環境を充実させる必要がある。
・子どもたちが自ら学び、考え、表現し、課題を解決できる力を育むため、学校と連携して児童・生徒の学力・体力の向上と、子どもたちの豊かな社会性と将来への夢や希望を育むことが必要である。また、そのための教育環境の向上を図る必要がある。
【主な戦略】
「まちぐるみで子育て」の応援
・低年齢児の保育所入所枠の確保
・地域・企業等の多様な連携による子育て支援の充実
・気軽に子育ての相談ができる環境の整備
「多様な学び」の応援
・子どもの教育環境の向上
・子どもの学力・体力の向上と「将来の夢や希望」の育成
・分権型教育行政の推進
【経営課題5】 訪れたい魅力と活気あふれるまちづくり
【課題認識】
・大阪・関西万博による人の流れを、港区の恒常的なにぎわいにつなげるため、魅力ある地域資源の情報発信と多様な人々との連携協働により、個性と魅力のあるまちづくりや次世代を担う産業創出を推進する必要がある。
【主な戦略】
・「港区エリア別活性化プラン」に基づく、区内3エリア(東部・中部・西部)の特性に応じた中長期的なまちづくりの推進
・地域資源を活かしたまちの活性化、魅力の発信
令和6年度港区運営方針(案)
- 令和6年度港区運営方針(案)(PDF形式, 312.00KB)
- 令和6年度港区運営方針(案)(XLSX形式, 27.88KB)
- (別紙)令和6年度港区運営方針(案)主な戦略における具体的取組(PDF形式, 260.85KB)
- (別紙)令和6年度港区運営方針(案)主な戦略における具体的取組(DOCX形式, 20.12KB)
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