緊急時にできることを増やす!都島区医師会・都島警察署・都島消防署3者共催の保安対策訓練に参加しました
2024年2月9日
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令和6年1月、大阪市立総合医療センターで第2回となる「医療機関の保安対策訓練」が行われました。この訓練は、令和3年の北新地ビル放火殺人事件を契機として、都島区医師会・都島警察署・都島消防署による3者共催で始められた取り組みです。参加された医療従事者の皆さんに、不審者対応等の「いざというとき」を体験してもらうことを目的としています。
都島区医師会の活動について
区長も挑戦 保安対策訓練
通報・防犯ボール投げ
窓口に不審者が現れた際の対応や、カラーボールの使い方などを教わります。
セルフディフェンス
さすまたを使用した、不審者を制圧する方法を実践します。
搬送法
都島消防署の方から傷病者を安全に搬送する方法を教わります。
AED体験
人形を用いて胸骨圧迫を行い、機器の操作手順を一通り体験します。
都島区医師会 泉岡会長・久保理事との対談
泉岡会長:不審者対策と火災対応の両方を組み合わせる訓練は、他ではなかなか行われていません。そういった訓練の経験がある久保理事のご協力と、総合医療センターさんからの場所のご提供があって、医師会の活動として実施させてもらうことができました。
久保理事:私も教えていただきましたが、警察や消防が到着するまで何が何でも生き延びることが一番大事なんですね。防犯・火災対応は普段から職員間で徹底していますが、緊急時に患者さんの命を守るために何ができるか、医療従事者は常に考えておく必要があります。
泉岡会長:また、これからの医療を考えていく上では多職種連携(注)が非常に重要です。患者さんの周りには医者だけでなく、看護師・保健師や理学療法士、区役所職員やご近所の方など、いろいろな立場の方がおられますね。皆さんの連携をより緊密にするために、昨年度から情報通信技術を使った取り組みを行っています。ただ、システムを構築するにはまず人間の信頼関係ができていなければなりません。まだまだ改善点はありますが、今後に向けて発展させていきたいと思っています。
(注)多職種連携:医師や看護師だけでなく、患者に関わる様々な専門職種が互いの強みを生かして一つのチームとなり働きかけること
区長:よりよい体制のためにはお互いの「つながる意識」が不可欠ですね。情報通信技術による連携の強化にも、これからますます期待が高まります。
いよいよ来年は万博です。都島区と医師会の皆さんとで協力し、万博開催の機運を盛り上げていきます!
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