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第12回 株式会社FunMakeの市位社長に聞く動画制作の楽しさ|コラム最終回!

2024年5月15日

ページ番号:621879

この記事は都島区と包括連携協定を締結している株式会社FunMakeとの広報アンバサダープロジェクト第12回です。

市位社長

都島区の魅力発信を担当している政策企画担当です。

動画制作コラムも今回で最終回となりました。

そんな記念すべき最終回にインタビューさせていただくのはこの方!

株式会社Funmakeの市位謙太社長です!

起業に至るまでの経過や動画制作の楽しさを教えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください!

1.市位社長が起業したきっかけ

(区役所)まず、市位社長が株式会社FunMake(以下「FunMake」という。)を起業された頃のお話をお伺いできますか。

(市位社長)私が起業したのは、アメリカに行った時に、ニューヨークのYouTuberと出会ったことがきっかけです。名前はケイシー(Casey Neistat、登録者数1,260万人)といいます。

彼の黎明期からチャンネルを見ていまして、毎日投稿されるVLOG(日常のできごとについて撮影した動画)に魅了され、同じ世界観を味わいたくなりました。

ケイシーさんのオフィス風景

(Casey Neistatのオフィススタジオ、真ん中、ニューヨークにて)

(市位社長)例えば、毎日って、何気なく過ごしていませんか?

(区役所)確かに。日々を漫然と過ごしているかもしれません。

(市位社長)その何気なく過ごしている「日常」を、音楽やストーリーを加えたYouTube動画にすることによって、とても魅力的なものになることに衝撃を受けました。

そして、ケイシーの、特別なカメラや機材は使用せずスタッフも必要としない、一人で撮影や編集をしている気軽さにも好感をもちました。

それからというもの、彼のチャンネルを毎日見ることが日課となり、気がついたら、薦められてもいないのに同じカメラや商品を購入したり、同じ世界観を味わいたくなって同じ場所を訪れたりと、インフルエンサーの凄さを実感しました。まさにインフルエンサー・マーケティングを体感したわけです。)

こうしたYouTuberの影響力を活用して、地域経済のにぎわいづくりができないかと着想を得て、前職を辞めて地方創生系のYouTuber事務所を立ち上げることにしました。

(区役所)地方創生系のYouTuberのマネジメント事務所って珍しいですよね?

(市位社長)そうですね。地域の映像を撮影する映像制作会社とかはあるかもしれませんが、YouTubeの事務所では珍しいと思います。YouTubeの事務所は基本的に、エンターテーメント系が多いのですが、弊社の場合は、グルメや旅行、車、キャンプなどの地域経済を盛り上げるのに親和性のあるクリエイターが多いのが特徴です。

(区役所)起業に踏み切ったきっかけを教えてください。

(市位社長)初めて「YouTubeを地域経済を盛り上げるのに活用しようと思う」と公で話したのが、2016年アメリカ大使館で基調講演をしたときなのですが、講演後に、詳しい話を聴きたいと名刺交換の長蛇の列ができたので、これはイケるのではないかと思い、起業に踏み切りました。

基調講演を行っている市位社長

(アメリカ大使館、東京赤坂にて)

2.市位社長もYouTuberだった!?

(区役所)市位社長は動画制作には以前から興味があったのですか?

(市位社長)私は昔からYouTubeが好きで、ホームビデオのような日常生活を撮影した動画を投稿していました。それを続けていくうちに、どんどんコミュニティが出来てきて、登録者数が1,000人くらいを超えると街中で「YouTube見てます」と良く声を掛けられるようになり、面白いなぁと感じていました。

(区役所)え!登録者数1,000人でも声を掛けられるのですね。

(市位社長)そうなんです。当時、5,000人を突破する頃には大阪でも東京でも声をかけられるようになりました。一番印象的だったのが、飛行機で隣の席に座っていた50代のビジネスマンから「いつも観ています」と声をかけられた時です。こんな立派な格好している人でも私のYouTubeを観てくれるのかと驚きました。

そして当時は、Googleが主催している、登録者数が1,000人以上の人が招待されるイベントがあったのですが、そこにも参加するようになり、より一層YouTuberのつながりができました。

(区役所)同じような考えを持つ人が集まるイベントだと、たくさんつながりが出来て楽しそうですね。 

(市位社長)今ではとても有名になっているYouTuberもそのイベントに来ていましたよ。それこそ、以前インタビューしていただいたTakeTV100さんは、その当時からとても楽しそうに活動していました。

(区役所)そうなんですね。市位社長は当時どのような動画を作られていたのですか?

(市位社長)これは、冒頭に出てきたケイシー(Casey Neistat)の影響が大きいです。僕も同じようにVLOGをやってみようと思ったのがきっかけではじめました。

例えば、日常の様子を動画にしていました。

毎日、何かしらのチャレンジやストーリー、綺麗な景色と出会うもので、それをいかに動画にするかを考えるようになりました。

旅行に行くのが好きなので、同じように動画投稿をしている友達と一緒に、「どこの国が面白いだろう」と考えて海外にも撮影に行きました。 

アメリカで撮影する市位社長

(マンハッタン5番街、アメリカニューヨークにて)

(市位社長)良く撮影していた2019年頃は、海外の人のYouTubeへの関心が高く、撮影していると現地の少年から声を掛けられることも多々ありました。現地のクリエイターともすぐ友達になりましたね。

特にアメリカでは、自撮りしてカメラに向かって話していると、空港でも公園でも至る所で声をかけられて友達になったり、チャンネルに突発的に出演したりして、旅行用に作った名刺はいつも全部なくなっていました。

(区役所)ご自身の動画投稿の経験から得られたものが、起業につながったのですね。

YouTubeを通してどんどん人とのつながりが広がっていくのが面白いですね!

(市位社長)そうですね。2011年ごろからプライベートはずっとYouTubeと密接した生活を送っていました。

3.YouTubeの動画は国によって雰囲気が異なる

(区役所)海外でお知り合いになったYouTuberもおられるとのことですが、やはり国や地域によって動画の雰囲気も異なるのですか?

(市位社長)異なりますね。日本と比べて、アメリカなどの海外の動画では、世界観が重視されていて、サムネイルもシンプルでシネマティックなものが多いです。

これは、文化の差であると思います。日本はどちらかというと、エンタメ性の高いこども向けのコンテンツから世間に浸透していきましたが、海外では黎明期から有名アーティストがYouTubeを活用していたりしますので、その差は大きいと思いますね。

(区役所)たにぐちまことさんにインタビューさせていただいた回でも、サムネイルのお話はお伺いしましたが、よく見かけるような文字を目立たせて入れるなどは日本の文化なのですね。

(市位社長)そうですね。同じ動画でも、どのターゲットに発信するかを決めて、それぞれの文化に合わせた作り方をすると良いかもしれません。

YouTubeの都島区役所公式チャンネルのサムネイル一覧

都島区役所公式チャンネルのサムネイル一覧

(市位社長)また、情報発信力を高めるには、目的にもよりますが、広く浅い層の1万人よりも、深い層で100人の熱烈なファンを作るように意識すると良いと思います。

 (区役所)なるほど。とてもためになる情報をありがとうございます。

企業を対象に講演を行う市位社長

(FunMakeのYouTuberを育成するアクセラレーションプログラム、大阪にて)

4.動画制作を始める人へのメッセージ

(区役所)これから動画制作を始める人に向けて、市位社長からアドバイスをお願いします。

(市位社長)動画制作をしてみたいと思う人は多くいると思いますが、そこから一歩を踏み出して投稿するのは起業と同じように難しいんですよね。

なので、マインドセット(「自分でも出来るんだ!」という心の持ちよう)が大切になります。

このコラムを連載させていただいたのも、芸能人や特別な人ではない普通の人が、自分なりにコミュニティを作りながら楽しく活動しているところを紹介したかったという思いがあります。

全員がメガインフルエンサー(フォロワー数が概ね100万人以上いる、知名度が高いインフルエンサー)をめざす必要はないと思うんです。自分のライフスタイルに合った分野で、TouTubeを楽しめれば良いと思います。

市位社長を含めた十数名のYouTuberの集合風景

(YouTuberの集まり、横浜にて)

(市位社長)また、これまでいろいろと語りましたが一番難しいのは投稿を「続けること」です。

 (区役所)参考となる動画も完成度が高いものも多いですし、続ける難しさはありますよね。

 (市位社長)参考とする動画のクオリティが高くて億劫になる気持ちはよくわかります。ただ、一歩踏み出して、好きなことを情報発信していると、それが自分のものになるんです。

 インタビューしていただいたイルコ・アレクサンダロフさんは、カメラや編集技術の情報を伝えているYouTuberですが、今までのカメラ業界では、技術的な情報は「秘伝のたれ」のような感じで、秘密にしておきたい人が多く、当時は広く伝える人が少なかったんですね。ですが、彼はそれを惜しげもなく動画で伝えたため、多くの人が彼の動画を見るようになり、イルコさんはカメラ界では誰もが知っているクリエイターとして認識されるようになりました。

 (区役所)なるほど。続けることで自分のイメージづくりにもつながるのですね。

今はネットなどに情報がたくさんありますし、自分が持っている情報はどんどん開示していく方が良いのかもしれませんね。

 (市位社長)最後に、動画はやってみると世界が変わりますし、可能性がひらけます。

私自身も感じていますが、さまざまな機会に恵まれました。

動画制作を始めることに年齢は関係ありませんので、ぜひみなさまに一歩を踏み出していただきたいと思います。

 (区役所)市位社長ありがとうございました!

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電話: 06‐6882‐9989 ファックス: 06‐6882‐9787