平成30年度 第1回 区民アンケート「西区の地域活動・区政運営などについて」の結果を公表します

テーマ：西区の地域活動・区政運営などについて

調査期間：平成31年1月31日～平成31年2月20日

アンケート送付数：1,500名

回答数：460名

回答率：30.7％

問1　年齢、性別についてお尋ねします。

問2　あなたが現在の住所にお住まいになってからの年数をお答えください。

問3　あなたのお住まいの居住形態を教えてください。

問4　あなたは、ご近所付き合いなど住民どうしのコミュニティが必要だと感じますか？

問5　あなたのお住まいの地域では、日頃からご近所どうしで「声掛け」、「見守り」、「助け合い」、「支え合い」が行われていると感じますか。

問6　あなたのお住まいの地域の、自治会・町内会や子ども会等の範囲で行っている活動に参加していますか。

　　　※活動の例：防災訓練や歳末警戒、高齢者や子ども向けのイベント、見守り、清掃活動、地域のまつり　など

問7　水や食料等の備蓄、家具の固定など、ご家庭で防災対策を講じていますか。

問8　自転車を停める時は、短時間でも鍵をかけたり、道路へ放置せず決められた場所へ駐輪するなどの自転車盗難対策を講じていますか。

以下は、問3で、「1：マンション等集合住宅」とお答えになられた方におたずねします。

問9　マンション等集合住宅でご近所づきあいはありますか。（複数回答可）

問10 マンション等集合住宅でコミュニティを育むために取り組んでいる活動はありますか。（複数回答可）

問11 マンション等集合住宅のイベントや行事等のコミュニティ活動に参加していますか。

問12 マンション等集合住宅の住民どうしのつながりは必要とおもいますか。

―傾向と分析―

　・問4において、全体では、「感じる」が　24.6%、「ある程度感じる」が　52.8%、「あまり感じない」が　17.4%、「感じない」が　5.2%であった。

　・「感じる」「ある程度感じる」と答えた方は全体の　77.4%で4人に3人の方は必要と感じていると思われる。

　・年齢別の「感じる」「ある程度感じる」をみると、「70歳台」が最も高く、87.7％、次いで「50歳台」が83.0％、「80歳以上」が80.8％、「60歳台」が79.2％、「40歳台」が77.3％、「30歳台」69.2％、「20歳台」60.7％となり、年齢が若くなるほど必要と感じている割合が低くなっている。

　・問5をみると、「感じる」が　10.9%、「ある程度感じる」が　37.1%、「あまり感じない」が　31.9%、「感じない」が　20.1%となり、問4で77.4％の方が、コミュニティが必要と感じているものの、声掛けや見守りなどが行われていると感じている方は48.0％となっている。

　・年齢別の「感じる」「ある程度感じる」を見ると、「80歳以上」が73.1％で最も高く、次いで「70歳台」57.8％「40歳台」51.8％と半数を超え、「50歳台」43.7％「60歳台」41.7％「30歳台」40.5％「20歳台」39.3％となった。

　　問4・5により、コミュニティが必要と感じている割合と、実際に声掛けや見守り等を行っていると感じている割合に差があるように思われる。

―傾向と分析―

・問6の結果を見ると、「はい（参加している）」が　24.2%、「いいえ（参加したことはあるが、今は参加していない」が　24.0%、そして、「いいえ（これまで一度も参加したことがない」が　51.7%となった。

・「いいえ」と答えた75.7％の人が、現在は地域活動に参加していない結果となった。

・年齢別で見ると、「20歳台」が85.7％、次いで「50歳台」が81.5％の方が参加しておらず、2年代で80％を超え、「30歳台」「40歳台」「60歳台」「70歳台」が、70％以上の方が参加しておらず、「80歳以上」の方が65.4%であった。

・一方、「はい」と答えた方を居住年数でみると、「10年以上」が27.5％で最も参加し、「1年以上10年未満」が21.9％、「1年未満」が8.3％と西区に長くお住まいの方の参加率が高くなった。

―傾向と分析―

　・問7の結果を見ると、最近各地でいろいろな災害が発生し、昨年は、大阪市内でも台風による災害が起こっている中、防災対策を「している」が　61.8%、「していない」が　38.2%となった。5人に3人が何らかの対策を講じているという結果である。

　・年齢別で見ると、「30歳台」が最も高く73.4％で、「50歳台」61.5％「60歳台」61.1％「40歳台」60.0％で、「70歳台」57.1％「20歳台」53.6％「80歳以上」が44.0％であった。

　・居住年数別で「している」と答えた方では、「1年以上10年未満」が66.5％、「10年以上」が60.4％であったが、「1年未満」の方で33.3％となった。

―傾向と分析―

　・問8の結果を見ると、「している」が　92.5%で、9割以上の方が、鍵の施錠や駐輪に対して、何らかの対策を講じていることがわかる。

　・年齢別、居住年数別では、年齢別の「40歳台」「80歳以上」を除き、90％以上の方が、何らかの対策を講じているとなった。

ここからは、問3で、「マンション等集合住宅にお住まいの方」と答えた方にお聞きします。

―傾向と分析―

　・「顔がわかる」21.5％、「あいさつをする」44.4％、「立ち話をする」15.2％、「お土産を渡したり、おすそ分けをする」7.8％、「一緒に出かけたりする」2.9％となった。一方で「コミュニケーションはない」と答えた方は、8.1％となっているが、複数回答であるため、362人中55人の方が「コミュニケーションはない」と答えており、15.2％を占めている。

　・362人中307人で、84.8％の方は何らかのコミュニケーションがおこなわれていると答えている。

―傾向と分析―

　・問10では、「マンション等集合住宅内でのコミュニティ」について、「回覧・掲示板などの情報の共有」25.8％、「防災・防犯に関する活動」13.8％、「イベントの開催」8.1％、「花壇管理・清掃などの活動」4.9％、「文化・スポーツなどサークル活動」2.5％となり、「特にない」が　44.9%となった。問10においても複数回答可であり、362人中212人の方が、「特にない」とし、150人の方が答える結果となった。

　・212人の方が「特になし」との回答であったが、年齢別では、「30歳台」が69.1％、「20歳台」57.1％と、若年層で「特になし」の回答が多く、「70歳台」で32.3％、「80歳以上」で19.2％と何らかの活動に取り組んでいるようである。

―傾向と分析―

　・問11では、「参加している」が　6.6%、「時々参加している」が　21.7%、「参加していない」が　71.7%となり、7割以上の方が参加していないとなった。

　・年齢別では、「参加している」「時々参加している」を見ると、「70歳台」が最も多く41.0％、次いで「80歳以上」38.5％「40歳台」31.7％「60歳台」31.4％で、「50歳台」25.5％「20歳台」24.0％「30歳台」18.8％となった。

―傾向と分析―

　・「思う（マンション等集合住宅の近隣を含む）」45.4％、「思う（マンション等集合住宅内のみ）」23.4％、「あまり思わない」が　27.9%、「思わない」が　3.3%となった。「思う＝つながりが必要」と答えた方は、68.8％と7割程度となった。

　・「思う」と答えた68.8％の方を年齢別で見ると、「80歳以上」76.9％「50歳台」が75.9％で、「60歳台」74.0％「40歳台」71.9％、そして、「70歳台」「30歳台」「20歳台」が60％台となった。

　・問11では、約7割の方が「コミュニティ活動には参加していない」と答えていたが、問12では、「つながりが必要」と答えた方が、約7割となっており、これを見ると、いざという時（災害発生時等）は、つながりがあった方が良いと思っている傾向にあるということがわかった。

　・「70歳台」は問11では、一番参加している年代であったが、問12では20～30歳台と同じく「つながりが必要か」という問いに60％台と低い結果となっている。