令和2年度 第1回 区民アンケート「地域の居場所について」の結果を公表します
2021年2月16日
ページ番号:510873
第1回 アンケート
実施状況
テーマ:地域の居場所について
調査期間:令和2年8月3日~令和2年8月28日
アンケート送付数:1,399名
回答数:447名
回答率:31.95%
(注)設問の回答を全て反映しているため、回答者数を上回っている事があります。アンケート項目
問1 年齢、性別についてお尋ねします。
問2 お住まいの住所についてお尋ねします。
問3 西区にお住まいの期間についてお尋ねします。
問4 あなたのお住まいをお尋ねします。また、そのお住まいはどちらの区分になりますか。
問5 お住まい以外で地域での主な居場所はどんなところですか。
問6 なぜ、その居場所を選びましたか。
問7 地域に居場所があるメリットはなんですか。(複数回答可)
問8 地域交流ができる居場所は必要ですか。
「いいえ」と答えた人にお尋ねします。
「いいえ」の理由はなんですか。(複数回答可)
問9 地域の居場所の一つとして自治会(町会)がありますが、あなたは地域の自治会(町会)またはマンション内の自治会に加入していますか。
「加入していない」と答えた人にお尋ねします。
「加入していない」の理由は何ですか。(複数回答可)
問10 居場所に求めるものは何だと思いますか。(複数回答可)
アンケート結果

問1 年齢、性別についてお尋ねします。

問2 お住まいの住所についてお尋ねします。

問3 西区にお住まいの期間についてお尋ねします。

問4 あなたのお住まいをお尋ねします。また、そのお住まいはどちらの区分になりますか。

問5 お住まい以外で地域での主な居場所はどんなところですか。
―集計結果について―
- 居場所はその規模も場所もさまざまです。図書館・学校などの公共施設だけでなく、地域のボランティア活動の場や地域のお祭りなどの行事、公園のベンチなど自然に集まりができた場所、育児・子育てサークル、喫茶店や居酒屋などの、いつの間にかその場所で雑談をすることが日常になっている憩いの場、健康管理のためのスポーツセンターやパソコン教室などのキャリアアップ教室、趣味のサークルなど、その人にとって大切な場所が居場所です。
- アンケートの結果では、公園、趣味のサークル、スポーツ施設、喫茶店・居酒屋、図書館など公共施設が主な居場所となっています。しかし半数以上の方は、特定の居場所は定まっていません。居場所は子育て世帯、高齢者世帯、一人世帯などの家族構成が影響し、また、ボランティアなど地域に貢献したいと考えていたり、家族や友人との関係を大事にしたいと考えているなどの思いによってさまざまで、年代や生活環境によっても変化します。
- その他の居場所として、主なものは仕事場(お店、商店経営など)で、次いで病院、デイサービスなどがありました。

問6 なぜ、その居場所を選びましたか。
―集計結果について―
- 居場所を選んだ理由の中で、「西区広報紙やホームページを見た」「前から地域活動に関心があった」「インターネットなどで探した」「居場所がほしかった」「健康づくりのため」など積極的に居場所を求めた人の割合は19%でした。大半の人は居場所を選ぶことに対して特に理由はなく、また友人・知人に誘われたところが居場所となっています。
- その他の理由として、子どもが行く・遊べる場所とする回答が多く、小さいころから地域と関りがあった、ペットと行けるところ、近くに公園があったなどの回答がありました。

問7 地域に居場所があるメリットはなんですか。(複数回答可)
―集計結果について―
- 地域に居場所があることによる効果はどのようなものがあるでしょうか。いろいろな人とふれあうことによって孤独感がなくなり、閉じこもりの防止に繋がる。仲間づくりの場となり、日常での支え合いの輪が広がる。自分の特技や趣味が活かされることで、いきがいや社会参加意欲が高まり自己実現につながる。地域のボランティアと関わることで情報交換の場となり、生活に役立つ情報が手に入る。地域交流、異世代交流の拠点となり、世代を超えてふれあうことができる。食事サービスやふれあい喫茶などのサロンを通して地域住民の声を聞くことができ、生活上の困りごとや心配ごとに早期に対応できるようになる。地域の福祉力を高めるなどがあります。
- アンケート結果から一番多かった理由は「特にない」ですが、以下「なんとなくほっとする・心が落ち着く」「地域交流や世代交流の場となる」「親睦が図れる」「困ったときに頼れる」「利害関係がなくつきあえる」など自宅近隣に居場所があることのメリットを感じている方が多数存在しています。
- その他の理由として、子どもと遊べるなどの回答がありました。

問8 地域交流ができる居場所は必要ですか。「いいえ」と答えた人にお尋ねします。「いいえ」の理由は何ですか。(複数回答可)
―集計結果について―
- 地域コミュニティの主な担い手であった町会やPTAなど地域の各種団体において、暮らしや社会経済の変化などによりその担い手が少なくなっています。一方で、スポーツクラブや趣味のサークルなど地域に限定されない小さな団体が多く形成されるようになっています。また最近は、デジタル技術の発達によりSNSなどオンライン上で居場所の居心地を事前に確認してから参加を決める傾向にもあります。しかし、アンケート結果から62.7%の多くの方々は地域交流ができる居場所は必要と考えています。
- 地域の居場所を必要としないと答えた人の理由は、「家族や友人がいれば十分」という意見が回答者138名中42名と多く、その次に多かった理由が「参加するきっかけがない」32名という意見でした。このことから地域交流への参加を促すためには、きっかけづくりが重要となります。地域行事やイベント案内をする際にはチラシ配布などの広報に加えて、声掛けや誘いに行くなど参加しやすい雰囲気づくりの工夫が必要です。
- その他の理由として、知り合いができたので十分などの回答がありました。

問9 地域の居場所の一つとして自治会(町会)がありますが、あなたは地域の自治会(町会)またはマンション内の自治会に加入していますか。「加入していない」と答えた人にお尋ねします。「加入していない」の理由は何ですか。(複数回答可)
「加入していない」と答えた人にお尋ねします。
「加入していない」の理由はなんですか。(複数回答可)
【加入していない理由】
1 参加するきっかけがない…103名
2 どんな行事・活動をしているのかわからない…57名
3 地域のしがらみがうっとうしい…21名
4 常連で盛り上がり、入り込めない…14名
5 仕事・子育て・介護で余裕がない…26名
6 敷居が高く入り込めない…7名
7 趣味・サークル、SNSなどでつながっているので不要…7名
8 誘われたら加入してもいい…16名
9 自治会は必要と思っているが、今は加入する気がない…25名
10 自分には関係ない…12名
11 災害時など非常時でも近隣だけで対応できる…0名
12 その他…35名
(回答者215名(回答数 323))
無回答…4名
―傾向と分析―
・アンケートの結果、自治会(町会)への加入状況は、加入50.6%、未加入49.4%となっています。
・自治会(町会)の加入状況を「居住期間別」で見ると、自治会(町会)への加入者は居住期間で大きな差があります。10年以上住んでいる方の加入状況は全体の79%を占めており、居住期間が長くなると増加傾向にあります。居住期間が10年未満では、加入していない方が加入している方を上回る傾向にあり、居住期間5年未満では、加入していない方が大半を占めている状況となっています。
・自治会(町会)加入には、地域に馴染むまである程度の時間が必要と考えられます。居住期間10年未満の場合は、生活・仕事・趣味などが優先され、子育てなど地域との関わりが必要な場合を除いて地域交流も少なく、長年、住み続けることで、地域に愛着ができ、自分たちが住む地域をよくしていきたい、ずっと住み続けたいという思いが地域交流につながると考えます。
- 自治会は任意団体であり、マンション管理組合のように所有者全員の加入や経費負担が義務づけられていないため、居住者に加入を強制できず、組織化することは難しくなっています。そのため、マンション自治会(町会)加入は一括加入ではなく有志による加入とならざるを得ない状況となっています。
- アンケート「『加入していない』の理由は何ですか」の結果で多かった回答は、「参加するきっかけがない」が回答者215名中103名、「どんな行事・活動をしているのかわからない」が57名でした。また、アンケートの「その他」で多かった回答が、「マンション内に自治会がない」「自治会があるかどうか知らない」「加入の方法が分からない」などの意見がありました。
- なかでも「参加するきっかけがない」が半数近くあることから、自治会(町会)加入は、きっかけづくりが重要となります。子育てなどいろんなサークル活動から地域と馴染み、そしてイベントや情報提供などの周知・広報の工夫だけでなく、誘い合わせて参加するなど、人と人とが直接交流を大切にして参加しやすい雰囲気づくりも重要と思われます。

問10 居場所に求めるものは何だと思いますか。(複数回答可)
―集計結果について―
- 区民の方が居場所に求めるものはさまざまです。特に多かった回答としては、「気軽に参加でき、立ち寄れて、いつでも帰ることができる場所」であり、次に多いのが「地域との関わり」などで、 人との触れ合い、地域との交流を求めていることが分かりました。
- 地域の至るところに居場所があることで、さまざまな人たちの出会いがあり、地域コミュニティの担い手である地域の団体と関わり合うきっかけとなります。 居場所を作ることは高齢者だけでなく、子どもたちや子育て中の人、若者世代、生活に困窮する人たち、障がいを持つ人たち、認知症の人たちなどあらゆる世代における課題を解決する手法の一つになっています。まずは人と人とがつながることが、その解決のきっかけになるからでしょう。
- 地域の至るところに居場所があることで、さまざまな人たちが「出会い」、「つながり」、「またね」の関係が生まれます。そして、この地域に住んでいてよかったという安心感が広がります。「ちょっと困っている」という声に耳を傾け、「それなら任せて」と助け合う関係が始まる。そこに居場所の大きな意義があります。
- 最近では人と人とのつながりは、SNSなどオンラインでつながることができます。しかしオンライン化が進めば進むほど、実はリアルな人とのつながりも重要になっていくのではないでしょうか。今般のコロナ禍において、「外出自粛」時には、「人に会えない」という問題が浮上したことで、人との出会いの必要性が再認識されました。人が密集する場所へ行くことに気を使い、またリモートワークなどが推奨されるとますます「ニア・イズ・ベター」、地域の身近な居場所の必要性が高まっていくのではないでしょうか。
- この度は貴重なご意見ありがとうございました。頂戴しましたご意見は、今後の区政運営の参考とし、区民の皆さまのニーズに沿った区政運営に努めて参ります。ご協力ありがとうございました。
令和2年度第1回区民アンケート報告書
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