西成区PR大使六代 桂文枝さんと臣永区長が西成の魅力について対談しました
2021年5月1日
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西成区の魅力(チカラ)を未来につなぐ
西成区PR大使である六代 桂文枝さんと臣永西成区長に、「西成観光マップ」を見ながら、西成区の魅力について語っていただきました。
西成の底力をアピール
【文枝さん】
今から50年くらい前に玉出にある師匠のお宅で、内弟子修行をさせていただいていました。気さくな下町の雰囲気が残っていて大阪らしいなと思った記憶があります。
西成は、大フィル会館など文化的なところもありますし、食べ物屋さんも多くて、もっと人が集まる、すごくいいところに出来ると思うんです。
【臣永区長】
西成の持っている底力というか、多様な魅力を前に打ち出していけることを考えていきたいと思います。
【文枝さん】
市民のみなさまが集まれるいい場所があれば、よしもと玉出劇場とか西成花月もいいと思います。大衆演劇の舞台が区内に3か所もあるというのはなかなか珍しいですからね。
【臣永区長】
おっかけの方が区内にお泊まりになると、にぎわいづくりの助けになりますね。西成のいいところを積極的にアピールしたいと思います。
友好の架け橋となる場所
【臣永区長】
天下茶屋の駅前に、日露戦争の俘虜収容所跡の碑があるのですが、徳島も板東に第一次世界大戦時のドイツ兵収容所がありました。
【文枝さん】
板東の俘虜は職業軍人が少なくて、パン職人にバームクーヘンを教えてもらったり、ハムとかチーズとかソーセージを教えてもらったりして友好の架け橋になったそうですね。
【臣永区長】
よくご存じですね。音楽家の兵隊が第九を演奏してアジアで最初の「第九の招宴の地」と言われています。西成も第九に熱心で、第九繋がりがあります。
【文枝さん】
西成区は顕彰碑だけですけど、友好の記念館のような場所が西成区にあってもいいと思います。
若い子育て世代が住めるような地域づくり
【文枝さん】
人は増えているんですか。
【臣永区長】
ずいぶん減っています。小学校もいくつか統合して閉校しています。
【文枝さん】
マンションも増えていると思うんですけど。
【臣永区長】
ちょうど子育て世代になった頃に教育環境のことを考えて引っ越してしまう人が少なくありません。若い子育て世代が住めるような地域づくりができればと思っています。
明るい話題、明るい笑い、明るい発信
【文枝さん】
花園や玉出や岸里は、一軒家やマンションがあちこちにできて、大きなスーパーが誘致されて、本当にきれいになってきましたから良くなると思いますね。
【臣永区長】
玉出駅の周辺はコロナの前に計画した外国人旅行者向けのホテルやマンションもあります。師匠が以前笑い話でおっしゃっていた「倒れ荘」とか「壊れ荘」はもうなくなりました。
【文枝さん】
西成は天下茶屋があって由緒あるいいところですからね。区長のお名前にも豊臣の「臣」がついていますけど、天下茶屋あたりも賑やかになっていけばいいですね。天下茶屋商店街は非常に下町のいい感じで、この辺に集客拠点があればもっと賑わうような感じがします。
【臣永区長】
大阪で一番大阪らしい街として、核になるようなものを考えて、ぜひそこから明るい話題、明るい笑い、明るい発信をして西成を盛り上げていきたいと思います。
【文枝さん】
玉出のあたりは非常に愛着のあるところですので、みんなが楽しく居れる場所で寄席ができればと思います。
【臣永区長】
これまでも師匠には西成のPRのためにご尽力いただいて、今日は対談もお引き受けいただきまして、本当にありがとうございました。
六代 桂文枝さんからひとこと
西成は、気さくな下町の雰囲気が残っていて大阪らしいところです。
西成から大阪の魅力を発信していくことができればいいと思います。
なんせ大阪は西成と東成と二つから出来た訳ですからね。