にしよど健康No.1プロジェクトについて

西淀川区では、企業・団体等の健康経営をはじめ様々な取組を連携させるため、「ウェルビーイング（注）（well-being）西淀川」を考えるワークショップを開催しています。その中で「にしよど健康No.1プロジェクト」として「区民のがんリテラシーの向上」と「区内企業の健康経営の推進」を目指した取り組みを始めています。

西淀川区が健康ナンバーワンのまちとなることをめざし、企業・団体等で働き、事業をされている方だけでなく、広く区民の健康寿命延伸のための取り組みを効果的に進めてまいります。

（注）ウェルビーイングとは世界保健機関（WHO）憲章における「健康」の定義で登場する表現です。

問1　「にしよど健康№1プロジェクト」ってなに？

答1　「みんながいきいきと健康に、生きがいや働きがいをもって生活できる環境を作ろう！」ということを目指したプロジェクトですね。なにをするにも「健康」は大切ですよね。

問2　このプロジェクトをしようと思ったきっかけは？

答2　社会人になって「健康って大事だな」と思いました。「健康」について考えるときに、「がんへの理解」は必須と思ったんです。中島区長さんとそんな話をしていたら、千船病院さんなどとつながって、柱の一つである「がんリテラシー」について深く考えるようになりました。

問3　なるほど。もう一つの柱「健康経営」とは？

答3　企業と健康って少し距離が遠いように思われるかもしれませんが、実はとても重要です。企業にとって従業員が病気やケガで倒れると大変ですし、やはり元気よく働いてほしいと思います。従業員がいきいきと働き続けられる環境って大事だなと思って「健康経営」もテーマになりました。

問4　最後に、区民のみなさんへメッセージをお願いします。

答4　病気になると自分も家族もつらいですよね。周りの人もつらい…。そんな思いをしないよう、この機会に自分の健康について考えてください！会社でも少し体操をしてみたり。周りも巻き込めるといいですよね！経営者の方には職員の健康について考えてほしいです。それが企業の発展につながると思います。

　がん検診が広まっている西淀川区で、40～50代でも進行がんが見つかる方がおられることを我々は悔しく感じています。早期発見・早期治療に向け、西淀川区民の皆様にがんについての正しい知識＝「がんリテラシー」を高めていただきたいと願っています。

　仕事や日常生活への影響が少ない早期の段階でがんを見つけるためにも、がん診療の現状を西淀川区民の皆様に知っていただけるよう、西淀川区や企業と協働し活動を始めました。

　みなさんご一緒に、「自分」さらには「身近な大切な方のため」に「がんリテラシー」を高め、がんに向き合い行動を起こしていける地域にしていきませんか。

「がんリテラシーの向上」についてのお問合せは西淀川区役所健康推進グループ　（2階25番窓口）　電話　06-6478-9882

健康経営とは「健康資産」を活用して、自社の経営課題の解決、経営理念の実現を行う経営手法です。健康経営は社員を健康にするだけではありません。社員がお互いに信頼し、やりがいをもって仕事ができる職場をつくることも健康経営が実現することです。健康経営を導入し、企業も社員も健康になっていく社会を目指していきたいと思います。

7月7日に健康経営セミナーを実施しました。

こうのとり株式会社　河野  一人さんに実践事例の紹介をしてもらいました。また、参加者同士の情報交換等もあり、盛りだくさんの内容でした。

参加者からは「実践できそうな簡単な事例もありさっそくやってみようと思いました」「たくさんの方と知りあえて、勉強になりました。次も参加したいです」という声があがりました。

一般社団法人　社会的健康戦略研究所、千船病院は西淀川区役所と包括連携協定を締結しています。