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区内中学校 職場体験学習レポート

2025年3月1日

ページ番号:646360

副区長のお仕事について

~職場体験学習について~

 中学生の職場体験学習は、未来を担う子どもたちが、様々な職業について学ぶことを通じて、将来の夢や希望を持てるよう、キャリア教育(生きるために必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、自分らしい生き方を実現していくことを促す教育)の一環として取り組んでいます。
 西淀川区役所を体験先として2月に訪れた歌島中学校2年生のメンバー5名に、区民の方に「あまり知られていない(?)」副区長のお仕事について質問を考えて取材いただき、記事に仕立ててもらいました。


無料相談会場の設営
イベントの案内掲示
配架ラックの入れ替え作業

~インタビュー~

Q1:副区長ってどんな仕事をしているのですか?

 区長の補佐を行いながら、区役所すべての業務管理をして、課題が生じれば担当課と一緒に解決策を考えたり、区民の方や団体への説明や交渉をしたりしています。児童や高齢者、障がい者への福祉や、健康に関わる事務を担当する区保健福祉センター所長でもあり、関係する会議やイベントに出席する役割もあります。

Q2:市職員として採用後、一番大変で印象に残っていることは?

 児童数の減少で閉校した学校跡地に、「プレーパーク」という、こども中心のこどものための遊び場を作るという事業を、課長となり任された時です。当時の私は、初めての区役所勤務で、地域に馴染みがなく、整理しないといけないことが山積みでした。しかし、課題解決の方法を探り、住民の方との対話や現場での実践を重ねるうちに、理解や協力を得ることができ、事業を軌道に乗せることができました。「あきらめなければ何とかなる」という気持ちが役に立ちました。

副区長のお仕事について インタビュー

Q3:西淀川区の解決すべき課題の中で、特に早く解決したいことは?

 災害が起きた時に区民の皆さんの安全を確保していくこと、被災した場合でも安心して過ごせるよう準備していくことが一番の課題であり、早く解決したいことです。西淀川区は川や海に囲まれていてほとんどが海抜ゼロメートル地帯ですので、地震による津波、大雨による浸水などに弱い地形になっています。地域の方々や連携協定を結んだ民間企業などの力も借りながらいろいろと対策をしていって、愛着を持って住まわれている区民の皆さんが何か起きても安心だと思ってもらえるような、西淀川区に住み続けたいと思ってもらえるようなまちにしていくよう努めます。

にしよど・ジュニア防災リーダークラブ発足式の様子

Q4:将来、何をしたい、何になりたいなど、中学生の頃に持っていた目標は何ですか。また、その目標に対して、どのようなことをしてきましたか?

 小学生までは商店街の魚屋で魚を見るのが大好きで、祖父に魚釣りに連れて行ってもらったりして、魚屋になりたかったです。
 しかし、父の家が代々米穀商で自分もそれを継ぐのかな、でも友達のお父さんはネクタイ締めてスーツを着て仕事に行っており、そっちも恰好良いという思いもありました。
 中学生の頃は親戚が大阪市職員として活躍していたのを母から聞いており、おそらく母もそうなって欲しいと思っていたのか、「公務員はいいよ」と吹聴してきた影響で、おぼろげながら公務員がいいのかという程度で考えていました。
 というわけで、明確な目標というものはありませんでした。

Q5:中学生の頃にしていたことなどで、今の仕事に役に立っていることは何ですか?

 英語や社会の勉強が好きで、またたくさんの本を読みました。中学生の頃にはまっていたのはSF小説です。それらの勉強や趣味のおかげで、法律、経済、政治というものに関心を持ち得意になりましたし、読解力や文章力もつきました。

Q6:公務員になろうと決めたのは、いつ頃ですか。また、決めるきっかけになったことは何ですか?

 大学を卒業する時には民間企業に就職をして営業の仕事をしていました。自分から何かを買ってもらいたいということで売り込むのに、自分なら他の商品や別の会社の商品やが欲しいと思っても、自社が売りたいものの方がいいですよと言わないといけないです。公務員なら法令に書かれていることを執行する職業であり、公平・公正のために働く仕事だという考えに至り、会社を辞めて勉強し公務員試験を受験しました。何も後悔してませんが、今から思えば自分がまだ世間をよく知らず未熟であったため、そういう考えに至ったのかなと思います。

Q7:公務員として、日々、人と関わるときに心がけていることは何ですか?

 大阪市には「職員基本条例」というものがあり、「職員は、市民全体の奉仕者であり、市民の一部に対してのみの奉仕者ではないことを自覚して、公正に職務を執行し、その職務や地位を私的利益のために用いてはならず、また、市民の疑惑や不信を招くような行為をしてはならない。」と定められています。
 したがって、公平・公正に対応しながら一部でなく全体の利益につながることを心掛けています。
 そうした前提に立って、本当のニーズがどこにあるのかをよく耳を傾けるようにし、自分ならどうして欲しいか、自分の家族ならどうしてあげたいかという観点を持つようにしています。

副区長のお仕事について インタビュー記事を編集する様子

Q8:副区長は、どのように決められるのですか。また、任期は何年ですか?

 大阪市では24区すべての副区長は大阪市職員の人事異動で決められ、任期は特に決まっていません。私自身は、西淀川区役所で勤務するのは今年度からで初めてですが、穏やかなとても温かい良いまちと思いますので、現実的には無理でしょうが、ずっと60歳になるまで居たいくらいです。

Q9:副区長になってから、特に意識をしていること、大事にしていることは何ですか?

 これまで多くの職場で様々な種類の仕事を経験してきましたので、経験や築いてきた人のつながりを活かして、区長や部下職員の意見を良く聞き、業務が円滑に進められるよう力になることを意識しています。

Q10:この1年以内に、西淀川区で改善されたことは何ですか?

 物流会社や交通事業者、小売事業者等、多くの民間企業と包括連携協定を締結し、防災や子育て、地域活性化などの分野で相互に連携して協力しあうという関係を作りました。これまでもこうした包括連携協定は締結していましたが、この1年足らずで5社となりこれほど多くの協定を締結したことは無く、西淀川区を応援してくれる企業が一気に増えました。すでに区のPRのため、区のキャラクター「に~よん」のステッカーを貼ったタクシーが街中を走っていますが、今後も協力者を増やしていくとともに、協定を締結した事業者に協力してもらえるよう話を進めていきます。

に~よんタクシー

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