東日本大震災一周年追悼式における政府の台湾への対応に関する決議
2024年12月3日
ページ番号:162368
平成24年3月28日可決
東日本大震災から一年を経て、国外からも多大な支援を受け、国民全体が復興に向けて努力しているところである。このような中、本年3月11日に政府主催で開催された東日本大震災一周年追悼式に、ご遺族を初め多くの方々が参列され、無念にも亡くなられた方々に対して哀悼の意が表された。
この式典において野田首相は、震災発生直後と同様に、被災地以外の方々の支えが欠かせないこと、また、海外からの温かい支援に恩返しするためにも、国際社会への積極的な貢献に努める旨を述べられている。
しかし政府は、国や国際機関の代表に来賓席を用意したにもかかわらず、台湾代表に対しては、非礼な対応をした。
これまで台湾とは、官民を問わず長きに渡り国際的な交流が行われ、友好関係を築いている。また、東日本大震災が発生した直後から、台湾の官民から我が国に対し、人的・物的支援にとどまらず、世界最大規模の約200億円もの義援金が寄贈された。このように積極的な支援を受けているにもかかわらず、このたびの政府の台湾代表への対応は、日本国民を代表する政府の対応としては国際社会の中で非常に問題と言わざるを得ない。
よって本市会は、二度とこのようなことがないよう関係閣僚の反省を強く求めるものである。
以上、決議する。
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