市政改革プラン(素案)に関する決議
2024年12月3日
ページ番号:170383
平成24年5月25日可決
橋下市長は5月11日に、「市政改革プラン(素案)」を発表された。これは、大阪にふさわしい自治の仕組みづくりを見据え、従来の考え方や手法にとらわれることなく、住民により身近な区において施策・事業を決定していく、新しい住民自治と区政運営の実現をめざすものとされている。
素案では、所管局や区長とのオープン議論等を踏まえて、4月に発表された「施策・事業の見直し(試案)」から修正が加えられているものの、この3年間で488億円に及ぶ市民サービスの大幅な削減・廃止が多岐にわたり盛り込まれており、市民は議会審議に注目している。
現在、議会審議と並行して、素案に対するパブリックコメントが実施されているが、市民から幅広く賛否の意見を募るためには実施期間が5月29日までの19日間では短い。また、素案の事業名の表題が分かりにくいことや、点字表記、音声読み上げへの対応が完了したのは5月21日であるなど、十分に市民意見を集めることができるのか甚だ疑問である。
市会においても、市政のムダは省き、真に必要な市民サービスは据え置くべきであると、これまで委員会等で再三にわたり議論を重ねてきているが、今後も、最終的な成案となるまで大いに議論していく所存である。
よって本市会は、市政改革プラン(素案)については、市民の意見を十分にふまえ、議会での徹底した論戦を通じて、市長に対して、見直すべきものは見直しを要求していくことを表明する。
以上、決議する。
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