言葉でつなぐ「天王寺」への想いコンクール受賞作品

令和7年（2025年）4月1日に、天王寺区は区制100周年を迎えました。節目の年を盛り上げるため、区に関わる歴史、名所、個人の思い出や未来に関することをテーマに、川柳・短歌・詩などを募集しました。合計335点の応募があり、うち21点が各賞に決定しました。天王寺区の魅力を再認識でき、わがまち天王寺への誇りや愛着が未来に続くような作品を多くいただきました。ご応募いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

幸村も　聖徳太子も　見た景色　歴史がつながる　天王寺の町

　本藤　喜恵　さん

上本町の百貨店　亡き母のファンデの香りして　振り返りしも　いるはずもなく

　ねこ　さん

天王寺区100周年おめでとう
ぼくはもうすぐ10周年
ともにがんばろう、ももてんちゃん

　三島　拓海　さん

歴史ある四天王寺のかねの音　毎日聞いて育ったぼくら

　福井　蒼良　さん

豊作だ！天王寺かぶら　つけものへ　今日の給食楽しみだなぁ

　德光　紗羽　さん

茶臼山　桜の香り　風に乗り 遠い戦の　声が聞こえる

　谷垣　杏香　さん

いくたまさんが　わっしょいしょい
わたしもはやく
たいこたたきたいなぁ

　みゆ　さん

四天王寺の校門を抜け
鳥居をくぐると
夕日がまっすぐ私を照らす
うんきっと明日も頑張れる

　ねね　さん

除夜の鐘鳴らしてみたよ四天王寺　未来もずっとひびかせたいな

　櫻井　唯葉　さん

天王寺　上町台地で　せが高い

　八巻　佑樹　さん

ひっこしてきたときは、しらない町天王寺。今はわたしの町天王寺。

　八巻　桃加　さん

孫にせがまれ、どこ行こう？　どこへ行くのも便利な街天王寺

　松葉　宏子　さん

汗流し吾子を背負いて坂登る　今も変わらぬ逢う坂の道

　もえママ　さん

口縄の　坂を登れば　眼下には　百年照らす　朱き夕陽が

　匿名希望

立ち漕ぎで　通った清水谷高校　今や母　電動自転車　欠かせない　

　小野　ともえ　さん

戦国の　名残りを残す　空堀も　今は息子の　筋トレの坂

　荻野　裕一　さん

人気もの　レッサーパンダの　咲弥（さくや）ちゃん　りんご大好き　美味しいのかな

　高橋　千裕　さん

てんしばの　青き芝生に寝転んで　青空を眺めれば
流れゆく雲が　時の流れを教えてくれる
我が子が歩くことから始め　今はかけ回る優しき芝生

　小西　秀輝　さん

夕暮れに　上本町の改札抜けて　塾カバンが歩いてる
闘ってるのはぼくだけじゃない

　かも　さん

明治まで桃の畑のいと多くゆえに区の花桃と学べり

　石田　賢吾　さん

由緒ある地歴を持つよ天王寺今も昔もなにわのおへそ

　梅真白　さん