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令和8年度 天王寺区運営方針(案)

2026年2月19日

ページ番号:672506

令和8年度天王寺区運営方針(案)について

【目標(何をめざすのか)】

  • みんなの「思い」が区政に反映されているまち
  • 子どもが健やかに育ち、未来に向かって学べるまち
  • だれもが安全で安心していきいきと暮らし続けられるまち
  • 歴史的・文化的資産を活かして多くの人が集いにぎわうまち
  • つながり合い、支え合い、助け合うまち

【使命(どのような役割を担うのか)】

  • より区民に身近な立場から「ニア・イズ・ベター」を徹底し、地域の特性に応じた施策・事業を展開する。
  • 持続可能な財政運営を図るために、選択と集中を進め、子どもたちの健やかな成長と教育に必要なサポート、支援を要する人への福祉の強化を図るとともに、災害対策への予算の重点配分を行う。

【令和8年度 所属運営の基本的な考え方(区長の方針)】

  1. 区内人口の約半数が子ども・子育て世代であり、また区民の教育意識も高く、多くの学校園が集積していることから、これら地域特性を活かした子育て・教育施策に取り組み、安心して子育てができる環境づくりを進め、子どもが健やかに育ち、未来に向かって学べるまちをめざす。
  2. 区内65歳以上高齢者の4割が独居世帯であり、急病時や災害時の孤立化などが懸念されることから、これまでの地域の見守り活動とも連携を図りながら見守りを推進するとともに、交流機会の充実を図る。また、健康でいきいきと暮らせるまちをめざし、区民自らが自身の健康に関心を持ち、各種健診や運動に対する意識の向上が図られるよう、健康増進に向けた取組を展開する。
  3. 各地域において近年のマンション建設に伴う新旧住民の交流や若手世代への地域活動の広がりや、身近な地域のコミュニティづくりはまだ十分ではないことから、地域一体となった地域課題の解決、地域活性化に取り組む「地域活動協議会」運営支援に取り組む。また、上町断層帯地震等が発生すると大きな被害を受けると想定されることから、区民一人ひとりの「防災力」の強化による自助力の向上を図るとともに、数多いマンションに特化した防災対策の強化や、地域・協力企業などとの連携による共助力の強化に取り組み、地域の力を結集して「防災力」の向上に取り組む。また、街頭犯罪認知件数が依然として多いことから、防犯対策の強化にも取り組む。
  4. 地域の方々に魅力発信につながる取組を展開していただけるよう活動しやすい体制づくりに継続して取り組むとともに、天王寺の豊富な歴史的・文化的資産を活かし、地域の取組と連携することで、まちのにぎわいと活力の創出に取り組む。

重点的に取り組む経営課題

【経営課題1】子どもが健やかに育ち、未来に向かって学べる環境づくり

課題認識

  • 不安や悩みを抱えるこども・子育て世帯が増え続け、その内容も複雑多様であることが課題となっていることから、専門知識をもった職員による相談体制を維持する必要がある。
  • 不登校などの行動は、発達障がいなどのこどもの要因や家庭内の関係性の要因が複合的に重なり合って表れたこどもからのSOSである。それらの要因を改善・解消するため、こどもとその保護者自身に対して、より効果的な支援策に取り組む必要がある。
  • 子育て世代の転入者が増加していることから、引き続き待機児童の対策に取り組む必要がある。
  • また、学力面においては、学力の二極化が懸念され、学力に課題がある子ども、また精神面で不安を抱える子どもは多いことから、支援が必要な子どもに対する、学習面だけではなく精神面も含めた、よりきめ細かな支援が課題となっている。
  • 外国からの編入児童・生徒等が急増している中、日本語の習得が十分でなく、学校園等における対応が難しい場面が生じている。
  • 子ども達は通塾や習い事などで多忙となり、社会体験活動に参加する機会が減少している。そのため、次世代を担う子ども達に、自立した社会の一員として生きていくための能力等を育む機会を提供する必要がある。

主な戦略

  • 専門知識を持った職員による各種相談体制や子育て支援施設・サービスの情報提供
  • 潜在的な虐待の可能性の発見と予防の強化及び虐待事案へのより速やかな対応
  • 発達が気になる子どもと保護者対象の学習や交流の場の提供、発達障がいに対する理解促進
  • 不登校児童及びその保護者を対象とした家庭訪問による相談支援
  • 多様なライフスタイルで子育てできる保育サービス等の充実
  • 学力や精神面で課題を抱える子どもに対する支援と、基礎学力の向上、学習習慣の定着を図る取組
  • 小学生を対象とした海外の文化への理解をはじめとした学校の学習と社会とを関連付けた教育を深める取組
  • 学校園の要請に応じて、外国語サポーターを派遣
  • 天王寺区ジュニアクラブを通じて地域活動に取り組む区民などと協働した、子どものころから様々な経験を積む社会教育機会の提供
  • 天王寺みらいプロジェクトを通じてこれからの天王寺を担う若い世代を支援する機会の提供

評価指標

  • ペアレント・トレーニング、運動サポート事業、就学前の学習会の参加者が役立ったと感じた割合 70%以上(令和6年度84%)
  • 天王寺区ジュニアクラブ活動において活動の趣旨が理解できた参加者の割合 70%以上(令和6年度92%)

【経営課題2】気にかける・つながる・支えあう地域福祉

課題認識

  • 要援護者や独居高齢者等のうち名簿の地域への提供について、同意を得られた方の割合は、23.8%(令和6年度末)と全体の半分以下の水準となっており、当該事業への理解と周知・啓発の推進、同意を得られる方の増加を図る取組が課題となっている。
  • 複合的な課題を抱えた世帯の増加や地域コミュニティの希薄化が進む中、地域の高齢者、障がい者等の孤立化を防ぐ取組が必要である。
  • また、要介護認定者数は増加〔令和6年度4,038人(5年間で約9%増)〕している。
  • がん検診の受診率は減少傾向にあり、また、市平均(令和6年度)を下回る種別〔胃がん:2.1%(大阪市2.5%)、大腸がん:3.2%(大阪市 3.8%)、肺がん:2.7%(大阪市 3.3%)〕がある。
  • こうしたことから、継続した健康保持増進の取組の強化についても課題となっている。

主な戦略

  • 見守りが必要な独居高齢者等の生活や体調の異変を早急に察知して対応する見守り体制の構築
  • 避難行動要支援者名簿のうち、同意の得られた要援護者に対する地域における平時の見守りと災害時の避難支援への備えの強化
  • 「地域福祉コーディネーター」の配置により、福祉の情報提供や相談対応を行う場を地域に作ることで、高齢者、障がい者等の孤立を防ぐ取組の強化
  • 高齢者を中心とする地域の通いの場の拡大に向けた支援の実施
  • 健康保持増進の取組を行うきっかけ(地域の食事サービスなどで高齢者に対面で勧奨する取組みを含むがん検診の効果的周知等)の提供

評価指標

  • 要援護者や独居高齢者等のうち、名簿の地域への提供について同意を得られた方の割合→令和8年度までに50%【重点目標】(令和6年度:23.8%)
  • がん検診の受診率(令和6年度:胃がん2.1%、大腸がん3.2%、肺がん2.7%、子宮頸がん12.9%、乳がん8.7%)が前年度を上回る

【経営課題3】大きな公共を担う活力ある地域社会づくりと地域の力を結集した「防災力」向上の取組

課題認識

【地域社会づくり】

  • 地域でのつながりや地域活動に関しては、近年のマンション建設の増加に伴う新しい住民や若手世代への広がりが課題となっており、また地域活動協議会の自律運営に向けた事務処理や活動の担い手の育成・確保なども十分とはいえない状況。

【防災】

  • 「自助」の取組に関しては、一人でも多くの区民の皆さんに災害に関する知識を身につけ、必要な対策をとっていただけるよう「防災力」の向上に向けた啓発が課題。また、マンションなど災害に強い建築物に居住している区民に向けては、感染症防止対策の観点も踏まえ、在宅避難の働きかけとそのノウハウの周知も重要。
  • 「共助」の取組に関しては、過去の災害で多くの高齢者や障がい者が犠牲となったことから、災害時に支援が必要な方々の個別避難計画の作成を進めるとともに、地域における自主防災組織の育成支援を行うこと、企業等が保有する資源を地域で活用することなどにより、「防災力」の向上を図っていくことが課題。
  • また、「公助」の取組に関しては、地域防災リーダー(災害救助青年部)や地域の自主防災組織を担う方々と連携し、定期的に防災訓練を行い、住民相互の助け合いにつながる取組を継続的に行っていく必要がある。

【防犯】

  • 防犯については、子ども犯罪被害は毎年発生し、放置自転車台数も下げ止まりとなっており、引き続き子どもの安全安心の確保、だれもが安全で安心して通行できる道路の確保に向けた取組が必要となっている。

主な戦略

  • 広報紙を活用し、身近な地域における「声かけ」「見守り」「助け合い」「支え合い」の大切さを伝え人と人とのつながりづくりを促進
  • 近所に住む人同士が集まり福祉や防災といった身近な課題に気付き日常から顔見知りになりつながっていることの大切さを感じてもらえるよう防災訓練などの機会を捉えた啓発
  • まちづくりセンターと連携し、地活協のめざすべき姿に向けて地域の実情に即したきめ細かな支援を行い仕組みの定着を図ることでより多くの住民参加による自律的な地域運営を実現
  • 被災しても自宅または避難所で安心して生活できる環境および住民相互の支援体制の整備
  • マンション住民をはじめ区民に向けた減災のための取組強化
  • 区内における既存のスーパーマーケット等に「天王寺区災害時協力事業所制度」への登録を働きかけ
  • 防犯カメラや青色防犯パトロール車による巡回などの取組
  • 区民との協働および関係局との連携による区内の鉄道駅周辺の放置自転車台数削減

評価指標

  • 現役世代の地域活動への参加が増えたとする地域活動協議会の数が毎年増加(令和6年度6地域)
  • 地域が行う避難所開設運営訓練の実施 4地域以上

【経営課題4】歴史的・文化的資産を活かした積極的な魅力発信による地域の活性化

課題認識

  • 歴史的・文化的資産を活かしたこれまでの取り組みに加え、新たな視点からも天王寺区の魅力を掘り下げ、発信することで、にぎわいづくりや地域活性化を促進していく必要がある。
  • 万博や区制100周年といった節目のイベントで得られた経験やレガシーを活かした効果的なPRが重要。

主な戦略

  • てんのうじ観光ボランティアガイド協議会と連携した講演会やまち歩きなどによる歴史的・文化的資産の発信に加え、他団体との連携による新たな視点から区の魅力を発信する機会の創出
  • 区内に多くある学校園と連携してにぎわいづくりや地域活性化を促進
  • SNS等の活用に加え、イベント等での対面による情報提供を組み合わせた「伝わる広報」の強化
  • 天王寺みらいプロジェクトで誕生した「ももてんちゃん100周年バージョン」を活用したPRの継続

評価指標

  • てんのうじ観光ボランティアガイド協議会と連携した講演会やまち歩きなどに参加して満足と感じた人の割合 90%以上(令和6年度96%)
  • 今後も吹奏楽フェスティバルの開催を希望する参加者の割合 90%以上(令和6年度94%)

令和8年度 天王寺区運営方針(案)

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