笠縫邑跡(かさぬいむらあと)
[2009年3月16日]

「大阪はなれて早や玉造、笠を買うなら深江が名所」と伊勢音頭の一節にあるように、深江は菅笠の産地として有名です。 本居宣長の「玉勝間」の中に「笠縫島は今摂津国東生郡(現東成区)の深江村といえる所なるべし」とも書かれています。昔はこの附近一帯は“笠縫島”と呼ばれ、笠を縫うことを職業とした笠縫氏の一族が、大和の笠縫邑から良質の菅(すげ)の生い繁った深江の地に集団移住したと伝えられ、その歴史は2000年程になります。
古くは全戸が笠造りに従事し、明治初年には外国へも輸出され、歴代天皇の御即位式や、伊勢神宮の20年一度の式年遷宮に用いられる儀式用の大きな菅笠は、代々この地から調達されました。江戸時代中期頃から、伊勢参りが盛んとなり、一般道中用の菅笠が世に知られ、現在深江稲荷神社内が「笠縫邑跡」として大阪府史跡に指定されています。
場所 : 東成区深江南3丁目16-17
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