中央区将来ビジョン2023-2027策定にあたって

　中央区は長い歴史と文化に彩られた魅力あふれるまちです。近年は人口が増えるとともに国内外から多くの観光客が訪れ、まちは活況を呈してきました。

　一方、都心回帰による急速な人口増とライフスタイルの変化は、まちに新たな価値観をもたらし、人々のつながりのあり方も多様化しています。また、新型コロナウィルス感染症の拡大により、まちのにぎわいは大きなダメージを受けており、回復はもとより、さらにその先に向けた取組が求められています。

　この「中央区将来ビジョン2023―2027」では、こうした社会情勢の変化に対応し、区政を着実に推進していくため、新たにめざすべき将来像を「繰り返し訪れたくなる“にぎわい”のまち、ずっと暮らし続けたい“ふれあいのまち”」とし、その実現のための戦略の方向性を定めました。

　2025年には、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに「大阪・関西万博」が開催されます。多様な魅力あふれる中央区に誇りと愛着を持って暮らせるよう、

　区民のみなさまとともに未来に続くまちづくりを推進してまいります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中央区長

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　稲嶺　一夫