
ネット上では簡単に他人になりすますことができます。同年代だから、同性だから安心と相手とメールのやりとりをするうちに、犯罪に巻きこまれることもあります。知らない人とむやみに連絡を取らないようにしましょう。

限定公開に設定し、友人などの限られたコミュニティで情報発信しているつもりでも、インターネットにアップロードした情報は、世界中から見ることができます。家族で旅行に行っていることをアップして、その間にドロボウに入られてしまうなどの被害も出ています。また、スマートフォンで撮影(さつえい)した写真には、ジオタグ(位置情報)が記録されている場合があり、撮影場所を特定されるおそれもあります。自分や家族、友人などを守るためにも、不用意に個人情報をアップしてはいけません。

インターネットにアップした内容を完全に削除することはまずできません。元の情報を削除しても、世界のどこかのコンピュータにコピーが記録されている可能性があります。
スマートフォンの普及(ふきゅう)により、だれもがいつでも手軽に情報を発信・受信できるようになりました。後で削除できると思い、気軽に自分や他人の個人情報をアップするケースが見受けられますが、それは自分たちの身を危険にさらすことといえます。また、他人の情報を勝手にアップすることは、プライバシー権の侵害(しんがい)にもなりますので、してはいけません。
