福島小学校・上福島小学校の通学区域変更の検討過程(平成27年9月までの経過)
2019年7月3日
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福島小学校と上福島小学校の通学区域については、令和2年4月1日から変更することで決定しました(平成27年9月24日に決定)。
本ページは、通学区域の変更に至るまでの検討過程を示したものです。
福島小学校及び上福島小学校の現状及び課題
福島小学校は、平成27年5月1日現在、児童数281人、学級数11学級、保有普通教室12教室、運動場面積は2,190平方メートルです。現在の0~5歳児及び在校児童の数をもとに計算すると、今後児童数が急速に増え、平成30年度には最大で児童数476人、学級数15学級となる見込みであり、教室不足が見込まれます(※1)(なお、令和元年度以降も学級数は増加することが見込まれます)。しかしながら、福島小学校の校舎を増築すると、運動場が1人あたり約3.9平方メートルと狭くなります(※2)。また、福島小学校の校舎は築年数が浅いため(昭和59年築)、現時点では校舎の改築を行うことは困難です。
一方で、上福島小学校は、平成27年5月1日現在、児童数140人、学級数6学級で、適正化対象校に位置付けられています(※3)。 いずれの小学校についても、早急に対策を講じる必要があります。
(※1)1学級あたりの児童数の定員は、1・2年生は35人、3~6年生は40人です。
(※2)文部科学省基準によると、1人あたり約10平方メートル以上が望ましいとされています。
(※3)小規模の小学校については6年間クラス替えができないなどの課題があるため、11学級以下の小学校を対象として適正配置(統合)を進めることとされています。
課題の解消に向けた考え方
通学区域変更案
両校の課題を解消するために、福島小学校の通学区域の一部を上福島小学校の通学区域へと変更し、上福島小学校に校舎を増改築することを検討しています。
福島小学校が教室不足とならないようにするためには、福島1・2・3・5丁目及び6丁目1番1~27号、54~62号(以下「変更対象区域」といいます)を上福島小学校の通学区域へと変更する必要があります。
通学区域変更の時期は、上福島小学校の新校舎が完成する、令和2年度当初と考えています。
このように通学区域を変更することにより、福島小学校の教室不足は解消され、児童の教育環境が確保されると見込んでいます。
小学校 | 現行の通学区域 | 通学区域 変更後(案) |
---|---|---|
福島小学校 | 福島1~5丁目 | 福島4丁目 |
上福島小学校 | 福島6丁目1番28~53号、 2~25番 福島7・8丁目 | 福島1~3丁目 福島5~8丁目 |
平成30年度・令和元年度は、上福島小学校は校舎の工事中となるため、また、福島小学校は教室が不足(一部の特別教室を転用してもなお1~3教室が不足すると見込まれます)するため、それぞれの小学校に仮設校舎を建設し対応します。
変更対象区域の児童の経過措置等
令和2年度からの通学区域変更を実施する場合、変更対象区域にお住まいの児童は、上福島小学校に入学することになりますが、経過措置として次の特例があります。
在校生の取扱い
既に福島小学校に就学し、変更対象区域にお住まいの児童は、希望すれば、令和2年度以降も福島小学校に通うことができます。
きょうだい関係
上記『在学生の取扱い』により福島小学校に就学する兄姉がいる令和2年度以降に入学する児童は、希望すれば福島小学校に就学できます。
スケジュール(案)
年度 | 福島小学校 | 上福島小学校 |
---|---|---|
平成29年度 | 校舎増改築工事開始 | |
平成30 ~令和元年度 | 教室不足となるため 不足分を仮設校舎で運用 | 仮設校舎で運用 |
令和2年度 |
通学区域変更 | 新校舎完成 通学区域変更 |
学校 | 現在の学年・年齢 | 受ける影響 |
---|---|---|
福島小 | 3年生~2歳児(H24.4.2~H25.4.1生まれ)の方 | 一部仮設校舎での運用になります。(平成30年度・令和元年度) |
変更対象区域の 1年生~2歳児(H24.4.2~ H25.4.1生まれ)の方 | 令和2年度に通学区域変更となりますが、経過措置により、希望すれば福島小学校にそのまま在学することも、上福島小学校に就学することのいずれも可能です。 | |
変更対象区域の1歳児(H25.4.2以降生まれ)以下の方 | 上福島小学校が通学区域となりますが、兄姉が上記により福島小学校に就学している児童は、希望すれば福島小学校に就学できます。 | |
上福島小 | 4年生~2歳児(H24.4.2~H25.4.1生まれ)の方 | 校舎増改築工事に伴い、平成29~令和元年度まで運動場・体育館が使えず、平成30年度・令和元年度は仮設校舎での運用になります。 |
これまでの検討経過
現在検討している案は、「令和2年度に、福島1・2・3・5丁目及び6丁目1番1~27号、54~62号を上福島小学校区域に変更する。上福島小学校に校舎を増改築する」というものですが、この案以外にも、次の案を検討してきました。
福島小学校に校舎を増築する案
福島小学校と上福島小学校を統合し、いずれか片方の小学校を分校にする案
変更対象区域から福島3丁目を除く案
通学区域変更を平成30年度から実施する案
その他
福島小学校区の児童数増加については、一時的なものである可能性もあるため、将来的には、通学区域の変更を再度検討する可能性もあります。仮に一時的であるにせよ、大幅な児童数の増加が見込まれることから、教室不足を解消し児童の教育環境を確保しなければなりません。
また、小学校の通学区域を変更することにより、現在活動いただいている各種の地域活動(こども会など)の活動区域と一致しなくなる場合、地域団体の活動は地域の皆さまの自主的な活動であることから、当然に通学区域の変更に連動させるものではなく、その活動区域については地域団体の皆さまのご判断で決めていただくことと考えています。
さらに、通学路等につきましては、学校や地域の皆さまと相談しながら検討してまいります。
説明会開催について
次のとおり計3回説明会を開催いたしました。
・平成27年8月4日(火曜) 10時~ 福島コミュニティセンター3階
・平成27年8月6日(木曜) 19時~ 福島コミュニティセンター3階
・平成27年8月9日(日曜) 14時~ 福島区役所6階会議室
これまでにいただいた主なご意見にお答えします
なぜ、玉川小学校区との間で区域変更しないのですか?
玉川小学校も近年児童が増えており(平成27年5月現在、14教室14学級)、近い将来教室不足になることが見込まれる中、仮に福島小学校との間の通学区域変更を行うと、児童増加に伴い校舎を増築する必要が発生し、運動場が狭くなるなどの影響が考えられます。また、玉川小学校の通学区域と隣接している福島4丁目は、福島小学校が所在する区域です。
一方、上福島小学校は全学年単学級(6学級)の小規模校で統廃合の対象ですが、老朽化した校舎を改築し、通学区域変更による児童を受け入れることによって、適正規模(12~24学級)の学校になります。
この通学区域変更によって福島小学校の児童数急増による教室不足と上福島小学校の小規模校の課題を同時に解消することができます。
福島小の通学区域がこれだけ狭くなると、PTA活動などに支障が出ないでしょうか?
今回お示しした案では、福島小学校の通学区域は、福島4丁目だけとなりますが、同校の児童数は、推計では令和2年度に313人となることに加え、経過措置で、変更対象区域にお住まいで福島小学校に残ることを希望される児童も相当数いると予想できるため、実際の児童数はこれ以上になり、世帯数も、現在より上回ると考えられます。
保護者の方々には、PTA活動等へのご協力をお願いいたします。
令和3年度以降の児童数の推移はどうなりますか?
上福島小で校舎等の建替え工事が行われている間、体育の授業や運動会などはどうなりますか?
工事期間中は運動場のほとんどが工事関係エリアや仮設校舎の建設場所となり、使用できなくなります。
児童の教育環境への影響を少しでも小さくするため、他の学校や施設を活用するなど、教育委員会及び学校と検討してまいります。
学校選択制はどうなるのですか?
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