ハチにご注意‼
2024年6月12日
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アシナガバチは、庭木などにつくイモムシや毛虫を狩ってくれる益虫であり、攻撃性も弱いことから特に危険な場所(誤って手で触れてしまいそうな場所)に営巣していないかぎり巣はそのままにしておいても問題ありません。洗濯物等に紛れ込んでいるアシナガバチに気づかず刺されたり庭の手入れ中に誤って巣を触ってしまい刺されるケース等ありますが直接蜂に触れたり、巣を強く刺激しないかぎり人を刺すことはまずありません。
生態を正しく理解すれば十分に共存が可能です。
※危ないというイメージが強いハチですが、草木の害虫である蝶や蛾の幼虫などの昆虫を捕食したり、植物の受粉の手助けをするなど、自然界のバランスを保つうえで重要な働きをしている昆虫です。

セグロアシナガバチ(市街地にも多く生息)

ハチの駆除方法
大阪市では、原則としてハチの駆除は行っていません。
駆除が必要な場合は、下記の方法により駆除してください。ただし、危険を感じた場合はすぐに駆除を止め、専門の業者に(有料)に依頼しましょう。
- 駆除を行う場合は、長袖、長ズボン、軍手、帽子を着用し、なるべく体の露出をなくしてください。
- 日が沈むと巣に戻り活動が鈍くなるため、夜に市販の殺虫剤(ハチ用ではなく、ゴキブリ用やハエ・蚊用でも可能)を巣にめがけて風上から一気に噴射します。
- すべてのハチが落ちて死んだことを確認した後、巣を棒で落とします。
- 巣は素手で触れずに、ビニール袋に集めてごみとして捨ててください。

ハチの巣ができやすい場所
雨、風をしのげる場所に巣を作ります。(軒下、植え込みの枝等)
日常生活に支障のある場所に巣が作られたときは、小さなうちに取り除きましょう。

ハチの生態
- 4月:越冬した女王バチが単独で木や草の繊維を使って巣作りをはじめます。一部屋できるとそこへ一つ卵を産みつけます。そしてまた部屋を作り卵を産み、働きバチが誕生するまで単独で生活します。
- 3週間ほどで働きバチ(メスしか生まれない)が誕生しはじめます。巣作りと狩りは働きバチがおこない女王バチは産卵に専念します。
- 6月~8月:巣はどんどん大きくなります。大きいもので育房数(部屋数)が200を越える巣もあります。
- 8月下旬:新しい女王バチとオスバチが誕生し巣作りを終えます。
- 9月~10月:アシナガバチの最盛期
- 10月下旬~11月中旬:新しい女王バチを残して他のハチは死に絶えます。新しい女王バチは朽木や石の陰でひそみ越冬します。
- アシナガバチの巣は1年でその役目を終え再度使われることはありません。


最盛期(9月)のアシナガバチの巣

ハチに刺されたら
もし運悪くハチに刺されたら患部をよく洗って消毒し、抗ヒスタミン剤などを塗ります(アンモニアは効果ありません)。ただし、アレルギー体質もしくはハチアレルギーのある方はすぐに皮膚科に行って診察を受けてください。
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