大阪・関西万博「大阪ウィーク~秋の陣~」ざこばの朝市の出展を振り返る
2025年10月21日
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大阪福島発!ざこばの朝市~一匹のマグロから食を見つめる~


令和7年9月6日(土)に、大阪ヘルスケアパビリオン リボーンステージで「ざこばの朝市」を出展しました!
観客席が満席になり、大屋根リングから観覧する人がいるほど大盛況で、大阪市中央卸売市場本場で鮮魚に関わる「ざこばの朝市」のメンバーが、マグロの解体を通じて、生き物の命をいただくこと、いただきますに込められた精神など、生活の中で営まれる「食」についての思いを世界に発信することができました。

プログラム

福島区長あいさつ
大阪市福島区役所、工藤区長よりあいさつがありました。



「ざこばの朝市」とは
ざこばの朝市プロジェクト実行委員会の三上委員長より「ざこばの朝市」について講話
「ざこばの朝市」は、大阪市中央卸売市場の若手有志と大阪市が、食育の推進と福島区の地場産業の発展を目的に始めたイベントです。会場は市場に隣接する公園で、私たちお魚屋さんが屋台を並べ、厳選した海産物グルメを販売しています。毎回およそ8,000名ものお客様にご来場いただき、活気に満ちた「お祭り」のような雰囲気が広がります。
屋台グルメのほか、食育イベントや、地元のダンスチーム・音楽バンドによるパフォーマンスもあり、幅広い世代に楽しんでいただけます。特に人気なのが、ご来場の皆さまが参加できる本格的なセリ体験と、マグロの解体ショーです。スーパーの切り身しか知らないお子さまたちにも、魚本来の姿や魅力を知ってほしいとの思いから、毎回欠かさず実施しています。



動画:「ざこばの朝市」とは

「いただきます」の話
ざこばの朝市プロジェクト実行委員会の三上委員長より「いただきます」について講話
「いただきます」は、食事の前に食材への感謝を表す日本の伝統的な挨拶です。この言葉には、自然や命に対する敬意、料理を作った人々への感謝が込められています。日本人は、食事を通じて「命をいただく」という意識を持ち、食材の背景や生産者の努力を理解しようとする文化があります。



動画:「いただきます」の話

「魚の目利きについて」
ざこばの朝市プロジェクト実行委員会の上田副委員長より「魚の目利き」について講話
魚の目利きとは、「魚の鮮度や品質、相場を見極める」ことですが、私は、人、業種、地域の多種多様なニーズを把握して、私たちが販売するお客さんのその先のお客さんが「おいしい」と喜んでもらえるその顔を思い浮かべてその日その日のベストなものを選んでいくことまでが目利きだと考えています。



「マグロはどこからやってきた?」
ざこばの朝市プロジェクト実行委員会の富樫さんより「マグロ養殖から仕入れ」について説明
今回ご紹介する本マグロは、大分県にある直径27メートルの生簀で養殖されたものです。捕獲の際は、電気を流すワイヤーの先に餌をつけ、マグロが食いついたタイミングで電気を流し、背骨を折って動きを止めます。すぐに血抜きを施し、神経を絶つことで鮮度を保ちます。この工程を省くと、マグロの体温が上昇して身やけを起こし、美味しさが損なわれてしまいます。鮮度を確保するため、捕獲後すぐにエラと内臓を取り除き、海水と氷を入れた容器で運搬しています。特にこの時期は、身質や脂ののりがとても良く、美味しい本マグロとなっています。


動画:マグロはどこからやってきた?

マグロ解体実演
- 進行:中村さん
- マグロ解体:水野さん
- 解説:松田さん
- 英語フリップ:矢野さん



動画:マグロの解体実演

全員で「いただきます」
試食をいただく前に、会場の皆さんと一緒に「いただきます」を合唱しました。


お寿司の試食
最後に、解体実演で使用したものと同じ養殖場から仕入れたマグロを使った寿司の試食を実施しました。



大阪・関西万博の出展を振り返って

ざこばの朝市プロジェクト実行委員会 三上委員長
運営メンバーの努力と福島区のご支援により、無事に万博出展を果たせました。各自の長所を生かし素晴らしい作品に携われ、生涯の思い出となりました。貴重な機会とご協力に心より感謝します。

ざこばの朝市プロジェクト委員会 上田副委員長
主催者と観客が一体となって一つの時間を過ごせたと実感しています。企画や映像、マグロ解体も工夫し、全員の力で輝く瞬間を創れました。貴重な体験に感謝します。
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