アライグマでお困りの方へ
2025年3月7日
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アライグマは、北アメリカ原産の野生動物です。もともと日本にはいない外来種でしたが、ペットとして外国から輸入され、飼いきれなくなって野外に放たれたアライグマが繁殖し、今では、多くの都道府県で野生のアライグマが確認されています。
近年、区内においても、エサを求めて民家へ移動したアライグマの目撃情報が寄せられています。

アライグマの特徴について
- 夜行性ですが、昼間も目撃されることがあります。
- 体長は40cmから60cm。目の周りに黒いマスク模様があり、尻尾はシマ模様。指が長く5本あります。
- 雑食性で、小動物や昆虫だけでなく、庭木の果実や生ごみなども荒らします。
- 木登りや泳ぎが得意で、家屋や屋根裏に侵入することもあります。
- 学習能力が高く、手先が器用な動物です。成獣になると力が強く、ワナにかかった直後は気が荒くなることがあり、注意が必要です。
※アライグマは「外来生物法」に基づき、特定外来生物に指定され、飼育・保管・運搬・販売・輸入などが原則禁止されています。

アライグマを目撃したら
アライグマは、追い詰めたり、脅かしたり刺激を与えなければ人間に危害を加えることはありません。静かにその場を離れてください。
※エサを与えたり、頭をなでようとして近づくと危険ですので、絶対にしないでください。
屋外で飼養されているペット(金魚や鯉など)は、捕食される恐れがあります。室内の水槽等に移動させるのが一番安全策ですが、移動が困難な場合は、目の細かい金網等で水槽等を覆ってください。覆いは外されないよう、しっかりと固定しましょう。

家屋被害に遭わないための予防措置
アライグマは人家の屋根裏等に侵入し、棲みつくことがあります。侵入され、被害が生じる前の予防措置が重要です。

エサとなるものを放置しない・与えない
絶対にエサを与えないでください。エサを与える行為は、アライグマが人馴れし、人の与えるエサに依存して自立できなくなるなどの影響を及ぼします。近くに巣を作ることも多く、その場所が住宅地街であると、被害を引き起こす原因の一つとなります。
その他にも・・・
- ごみ集積場では、ごみを出す時間を厳守し、生ごみを屋外に放置しない。屋外で保管する場合は、頑丈な蓋つきのごみ箱などに保管する。
- ペットの残りエサ、庭先の樹木などの落果実は、そのまま放置せず、速やかに片付ける。

家屋等への侵入防止
アライグマが侵入できそうな隙間はありませんか?侵入口は1か所とは限りません。侵入できそうな隙間があれば、未然に塞いでおきましょう。
- 室内に通じる隙間(縁の下や通気口、屋根付近の継ぎ目などにある隙間など)を金網等でしっかり塞ぐ。(成獣は力が強いため、障害物を置いただけでは、手で移動されることがあります。)
- 庭木の枝をつたって、屋内に侵入されないよう、枝が屋根にかかる前に、定期的に剪定する。
- 日頃から忌避剤(害虫など有害動物が、匂いや味などを嫌って作用し、近寄らないようにするために用いる薬剤)を使う。
※アライグマは嗅覚に優れており、木酢液などの臭いの強いものを嫌うとされています。

アライグマが家屋に侵入したら
アライグマは、「鳥獣の保護及び管理並びに狩獣の適正化に関する法律」により、許可なく捕獲することが禁止されています。まずは、追い出す方法を試してください。
屋根裏にいる場合は、侵入口から遠い屋根裏の一角で、ダニ・ゴキブリ用のくん煙剤を焚いてください。
追い出した後は、侵入口をしっかり塞いでください。
アライグマは、アライグマ回虫症などをはじめ、様々な病気をもっている可能性があります。フン等の清掃時には、手袋やマスク等を必ず装着してください。

アライグマを家屋から追い出せないとき
そんなときは、東成区役所保健福祉課(生活環境)にご相談ください。
電話番号:06-6977-9973

注意事項
東成区役所では、原則、野生動物の捕獲・駆除は行っておりませんので、ご理解ください。
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