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092 鷹合神社の台額(だいがく)

2024年11月6日

ページ番号:611537

 大阪では生根神社の台額(だいがく)が有名ですが、かつては、鷹合神社にも大きな台額がありました。

 下記の写真は、昭和3年御大典記念時、昭和33年再建時のものです。

 現在では、提灯のみを鷹合神社で保管してあるとのことです。

 折口信夫の「だいがくの研究」には次のような記述があります。


 「だいがくの出来初めは、知れて居ない。唯老人たちは、台の上に額を載せて舁ぎ廻つたのが、原始的のもので、名称も其に基いて居るといふ。
 けれども今も豊能郡熊野田村の祭礼に舁ぐがく(額)と言ふ立て物と比べて見ると、或は大額の義かと思はれぬでもない。
 其後進歩して、台の上に経棒を竪て、一人持提灯一つ、ひげこ額などを備へた形になつて来たのだと言ふが、恐らく、経棒は最初からあつた物で、額だけがぽつつり乗つて居たのではなからう。
 別図の様な態を備へる事になつたのは、今から六十年程の前の事で、其以前は天幕の代りにひげこが使はれて居たのである。
 ひげこは、必、二重ときまつて居たさうである。
 明治三十年頃までは、西成郡勝間村・東成郡田辺村(注)などには、ひげこのだいがくを舁いで居るのを見かけたものである。」

(注)東成郡田辺村→現在の鷹合神社氏子

台額
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