「夢キタ万博2024」を開催しました
2025年1月14日
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「夢キタ万博」から「旅」がスタート!
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにした大阪・関西万博。地元大阪から万博を盛り上げようと、大阪市24区がそれぞれ24区万博を展開。北区でも2024年11月、梅田スカイビルを会場に、子どもたちの夢づくりイベント「夢キタ万博2024」を開催し、2日間で約1万5千人が来場しました。

自動運転バスが走る未来は

オープニングセレモニーで、横山英幸大阪市長は万博の輸送を担う自動運転EVバスの展示に触れ、「運転手が乗っていなくても、車線変更も充電もできる運用をめざしています。実現すれば、そんなバスが365日、町中を走る未来が来るかもしれません」などと挨拶しました。
2回目の開催となった夢キタ万博には、前回を上回る数の企業や団体、専門学校などが、子どもたちが様々な職業を体験できるパビリオンを出展しました。寺本譲北区長は「万博で世界中から大阪に多くの人が来られます。今年の夢キタ万博は国際色もプラスしながら進めたい」と話し、コロンビアの花を使ったフラワーアレンジメントや、「カンボジアってどんな国?」などのパビリオンを紹介しました。

コロンビアの花を贈呈

空中庭園展望台には、華道家の野村天圭衣氏が生けたコロンビアの花とミャクミャクのフォトコーナーが設置された
セレモニーには、駐日コロンビア共和国大使館のドゥラン臨時代理大使も出席し、同国特産の花を横山市長と寺本区長、大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクにプレゼントしました。南米で唯一、万博にパビリオンを自ら建設するコロンビア共和国。ドゥラン氏は「この夢キタ万博から万博に向けた旅が始まります。皆さんの夢がコロンビアの花のように咲き誇り、友情の絆が花開く未来を一緒につくっていければ」と話し、「コロンビア館でお待ちしています」と結びました。

続いてステージに上がったのは高等専修学校生のアイドルグループ「SO.ON project(ソーオンプロジェクト)」のメンバーです。大阪・関西万博のオフィシャルテーマソング「この地球(ほし)の続きを」のダンスを披露した後、来場者に振り付けを指導し、ダンスの輪を広げました。

「大阪ウィーク」には区民も参加

万博会期中には春・夏・秋の3期にわたり、「祭」をキーワードに万博会場内各所で多彩な催事を展開する「大阪ウィーク」が設けられ、大阪の魅力を世界に向けて発信し、国内外からやってくる人々に堪能してもらいます。北区からも中学校の吹奏楽部など様々な方にご出演いただく予定です。また、万博会場だけでなく北区内でも、北区の魅力を発信できるイベントを「大阪ウィーク」に合わせて企画しています。見るだけでなく、北区民も関わり、参加する万博へ。夢が膨らみます。

手仕事、IT、鑑識・・・幅広い職業を体験

すまいの設計体験
教育、福祉、防災など幅広い分野で北区が進めてきた官民連携を、子どもたちの夢づくりに活かそうと企画された夢キタ万博。小学校高学年から高校生を対象にした職業体験「KITAKU WORK WORK EXPO2024」には、北区と連携する企業や団体、専門学校などが50を超えるパビリオンを出展しました。VTuberやドローンなどの先端技術、木彫、花火玉作りといった職人の技、商品を引き立てるPOP作りやアパレル店で服を畳む身近な仕事、刑事ドラマで見た鑑識場面の再現など、幅広い体験が用意されました。
大淀中学校1年の山田愛奈さんは美容の仕事に興味があり、ハンドマッサージを体験しました。2人ペアでマッサージをしたり、してもらったり。「力加減がすごく難しかったけど、マッサージしてもらった方の手は、肌の色が明るくなりました。オイルの香りによって、すっきりするとか、リラックスするとか効果が違うというのも面白く、もっと知りたいと思いました」
スマホ教室での講師補助を体験した北稜中学校1年の寺澤安緒さんは、「学校でも友だちに勉強を教えたりするのが好きなので、この体験を選びました」と話し、事前研修を受けて本番に備えました。「高齢の方に伝える時には、“タップ”という言葉は使わず、“ここを押して”と言った方が分かりやすいなど、研修で学んだことが役に立ちました。QRコード(注)「の読み取り方を説明したら、できるようになって喜ばれました」
また、企業が体験参加者から助言や提案を受ける「リバースメンター」のコーナーも設けられました。自社が開発した商品を試食してもらってアンケートを取ったり、万博を想定したユニフォーム案に意見を求めたり。事前の申込みに応募した参加者たちの関心は高く、鋭い意見が飛び交いました。
(注)QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です

Nintendo Switch専用開発機を使ったゲーム制作体験

ゲーミングリハビリ体験

はんだ付け体験

能楽体験

スタンプで「心地よい空間」づくり体験

POPデザインに挑戦

ライフサイクルゲーム

水害を再現するジオラマ模型

フラワーアレンジメント体験

電動工具で木材工作体験

リバースメンター

実物大の「はやぶさ2」が登場

会場には、小惑星リュウグウから試料を持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ2」の実物大模型も登場。ロケットなどに使われるカーボン複合材を持ち上げる体験や、繊細さゆえに手作業で行う宇宙関連部品のはんだ付け体験もありました。
星槎国際高校3年の片山暁登さんは、カーボン複合材の大きな板が「めっちゃ軽かった」とびっくり。宇宙に特別な興味はありませんでしたが、「実際に働いている人の話を聞いてみないとわからないことが多い。もっとこういう機会があれば、いろんな仕事を知れて、自分に合った仕事を見つけられると思う」と話しました。

自動運転バス登場、空飛ぶクルマ体験も

空飛ぶクルマをバーチャル体験
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開かれる大阪・関西万博。夢キタ万博2024でも一足先に、未来社会を想像させる展示がありました。その一つ、万博の輸送を担う自動運転EVバスは、衛星からの信号でバスの位置を特定し、センサーやカメラで周囲の状況を判断しながら走行する仕組み。昨年11月から運転手が添乗しての運行が始まっており、将来の無人運行をめざしています。
さらに、万博でデモ飛行が予定されている空飛ぶクルマをバーチャル体験するコーナーや、自分のアバターを作って未来の都市生活を体験できる大阪ヘルスケアパビリオンのPRブースも登場。ステージでは万博入場券争奪の「万博○☓クイズ」が催され、家族連れなどでにぎわいました。

防災体験や、くらしを支える車も登場

自衛隊による炊き出し

起震車による地震体験
未来を考えるうえで避けて通れない防災。起震車による地震体験をはじめ、がれきの中をのぞくことができるファイバースコープ体験、担架によるけが人の搬送、炊き出しなど、被災を想定した具体的な体験が用意されました。また、災害現場でも走れる高性能救助車、電気の工事・点検のための高所作業車、白バイ、青バイなど、くらしを支える車も多数展示されました。

「国・地域」をテーマにデザイン


40階の空中庭園展望台では、中学生によるファッションショー「SDGs Global Styling Fashion Show」が華やかに開催され、北稜・天満・大淀・中之島の各中学校から45名が参加しました。
多くの観客が見守る中、ライトアップされたランウェイをさっそうと歩く中学生が身にまとうのは、自らデザインし、リメイク・スタイリングした衣装です。6つのチームに分かれ、テーマである世界の様々な「国・地域」の要素を取り入れながら製作しました。
衣装製作の前に生徒たちは、大阪・関西万博が達成への貢献をめざす「持続可能な開発目標(SDGs)」を考える機会として、大量生産・大量消費、大量廃棄により環境負荷が非常に大きいと指摘されるファッション産業の現状と、今後めざしていくサステナブルなファッションへの取組などを学びました。その後、古着リサイクル工場を見学し、隣接する古着販売店の商品の中から、製作したい衣装の素材となる古着をいただいてリメイクしました。生徒たちによるファッションショーステージの飾り付けにも、古着が使われています。
衣装製作からショー出演まで、様々な経験を通して大きく成長した中学生の姿が見られたファッションショーでした。

その他にも様々な体験が

夢や願いごとをイラストにした絵馬。「皆とずっと楽しくすごせますように」「スクールカウンセラーになりたい」…

トークセッション「ハイパー縁側@夢キタ万博」では、3人の中高生が将来の夢について語りました

「歴史と文化をアートでつなぐワークショップ」では、のし袋で作った鯛でみおつくしの鐘を制作。駅からはじまるアートイベント「キテミテ中之島2025」で展示予定です

絹谷幸二天空美術館を見学し、アフレスコ画を体験。生乾きのしっくいに描く人類最古の技法に夢中で取り組みました

「うめきた公園」やJR大阪駅「うめきたエリア」を歩きながら、防災に役立つ工夫や駅の最新設備を学びました

1階広場では秋晴れの中、北区の中学生による吹奏楽や合唱も披露されました
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