結核は過去の病気ではありません
2025年9月1日
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結核の現状
結核は過去の病気だと思っていませんか?大阪市では年間約500人の方が結核にかかっています(令和5年時点)。また、大阪市は全国平均と比べて、結核の罹患率が2倍以上となっており、特に気を付けなければいけない感染症です。最近では特に高齢者や外国人の結核患者が増えており、北区でも感染者の3人に2人は70歳以上の高齢者です。(大阪市の結核(結核登録者情報調査年報集計結果)より)

結核ってどんな感染症?
結核菌がからだの中に入り、主に肺で炎症が起きる病気です。
結核は空気感染で、患者の咳やくしゃみなどの「しぶき」に含まれている結核菌が飛び散った空気を吸い込むことで感染します。

結核に感染したらどうなるの?
感染しても必ずしも発病するわけではなく、健康であれば多くは免疫力の働きによって結核菌の活動を抑えています。
加齢や病気などで免疫力が落ちると抑えられていた結核菌が活動をはじめ、発病することがあります。(発病しているかどうかは、胸のレントゲン検査や痰の検査でわかります)

どんな症状が出るの?
2週間以上続く咳やたん(高齢者は呼吸器症状が現れにくい場合があります)、微熱、からだのだるさなどがあります。
その他にも、食欲がでない、体重が減ってきたなどの症状にも注意が必要です。

結核は治るの?
複数の薬を約6~9か月の間、毎日飲めば治ります。しかし症状が消えたからといって内服をやめてしまうと薬が効かなくなってしまう可能性があるため、毎日飲み続けることが大切です。

結核の予防のためにできること

免疫力を上げましょう!
日頃より、「適度な運動」「十分な睡眠」「バランスのよい食事」を意識し、免疫力を高めて結核菌に負けないからだを作りましょう。

早期発見・早期治療に努めましょう!
日常での体調の変化に気づくことが大切です。上記の症状がある場合は、早めに病院へ受診しましょう。
また定期的に胸部レントゲン検査を受けましょう。北区保健福祉センターでも、健診の機会がない方を対象に、予約なく無料で胸のレントゲン検査を実施しておりますので、ぜひご活用ください。詳細はこちらのページをご参照ください。
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大阪市北区役所 健康課健康相談担当
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