力を合わせて地域の防災力を高めよう
2026年8月1日
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菅北小学校の土曜授業で防災体験学習
6月中旬の土曜日、菅北小学校で防災体験学習が実施されました。低学年は教室でレインコートや紙スリッパ作りなどに挑戦。高学年は水消火器やAEDを使った救命救急を体験しました。
バケツリレーで「共助」を学ぶ
校庭でバケツリレーに取り組んだのは5年生。まずは円形に並び、隣の人にバケツを渡す練習から。持ち手に掛ける手の位置を決めておくことで、リズムよく渡せます。続いて、水の入ったバケツをバトン形式で渡していくバケツリレー。最後は的をめがけてバケツで水をかける消火訓練です。水を遠くに飛ばすにはコツが必要で、バケツごと投げてしまったり、足元が濡れてしまったりする児童も。「めっちゃ難しかった」「もっとやりたかった」など感想が聞かれました。
「防災学習としてバケツリレーを取り入れたのは3年ほど前。ゲーム性も高く楽しく防災を学べることから、区内の小中学校で行うようになりました」と地域課の職員。「本来、バケツリレーは初期消火の手段ですが、周囲と協力することで、助け合う=共助の精神を学んでもらいたいと思っています。災害時に起こり得る物資や要救助者の搬送などにも活かせれば」と語ります。

「なるべくこぼさんように!」「重い~!」などの声が飛ぶ
地域の大人と子どもたちが一緒に
バケツリレーを指導・サポートしたのは、菅北の地域防災リーダーの皆さんです。その一人、井上芳憲さんは「災害が起きた時、地域の先頭に立って初期消火や救出・救護活動などを行うのが私たちの役割です。学校の防災訓練に携わることは私たち自身の訓練になりますし、日頃から子どもたちと顔見知りになっておくことも大切だと考えています」と話します。
菅北の地域防災リーダーは40代中心と若手が多く、子どもたちにとっては親世代。彼らが最前線で訓練に取り組む姿は、子どもたちが防災を身近に捉えるきっかけとなっています。現役世代とこれからの地域防災を担っていく次世代とのつながりを強くするという点でも菅北地域の強みといえます。

低学年はレインコート・防寒着作りなどを体験。上手にできました
「自助」と「共助」で地域防災力の向上を
災害発生直後は「自助」により自らの命を守り、次の段階では、共に助け合う「共助」により被害を最小限に抑えることができます。今回の防災体験学習では、低学年は身近なものでの防災体験、高学年は消火活動や救命救急などを通して、それぞれ「自助」「共助」を学びました。
災害に強いまちをつくるためには、住民をはじめ、企業や事業所、各種団体が一体となって「共助」の輪を広げていくことが不可欠です。是非この機会に、各家庭や職場でも日頃の備え(自助)やご近所とのつながり(共助)について話し合い、みんなで「地域防災力」を高めていきましょう。

