港区プレイスメイキング事業について
2026年3月31日
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港区プレイスメイキング事業について
港区では、公園や水辺、広場などの公共空間を活用し、人が自然と集まり交流が生まれる場づくりを進めるため、令和5年度から令和7年度にかけて「港区プレイスメイキング事業」を実施しました。
本事業では、区民・地域団体・学生・行政が協働しながら、公共空間の新しい使い方を考え、実際の活動につなげていくことを目的として取組を進めてきました。
少子高齢化や担い手不足が進む中、公共空間を活用した新しい活動を生み出すことは、地域の魅力向上や多世代交流の促進につながる重要な取組です。本事業は、その可能性を探る実践的な取組として実施しました。

プレイスメイキングとは
プレイスメイキングとは、人々が集い、滞在し、交流することができる魅力的な空間を、地域住民や利用者が主体となって創り上げていく取組です。 従来の公共空間整備が行政主導で進められることが多かったのに対し、プレイスメイキングは「使い手の視点」を重視し、実際の利用者が主体的に関与する点に特徴があります。そのため、小規模な試行的活動から始め、実践を重ねながら改善していくプロセスが重視されます。
令和5年度の取組
区内の公共空間における活動の実践に役立つよう、また2025年に開催する大阪・関西万博の機運醸成やSDGsの意識向上につなげるため、国産木材を使用したテーブル・いすの製作やものづくりワークショップの開催、港区の特性を活かしたプレイスメイキングを進めるための講座の開催などを業務委託により実施しました。
国産木材を使用したテーブル・いすの製作
港区が、江戸時代、天下の台所として物流の中心であった安治川河口に位置し、菱垣廻船や北前船が行き交う交通の要衝地であったという歴史を踏まえ、北前船の寄港地の一つである、京都府宮津産の木材を使用して、組み立て可能なテーブル・いすを製作しました。
このテーブルといすは、プレイスメイキングとして公共空間を活用したイベント等を実施する際に貸出可能ですので、プレイスメイキングマニュアルに記載しているイベント等実施にかかるご相談の際にお申し出ください。

テーブルは10卓あります

いすは合わせて

約40脚あります


国産木材を使用したものづくり体験教室の実施
築港地域の小学生15名を対象として、国産木材を使用したものづくり体験として、和船をモチーフとした木工ワークショップを開催しました。

プレイスメイキングに関する講座の開催
国や先進自治体の事例を学ぶとともに、赤レンガ倉庫横広場を含む中央突堤臨港緑地や天保山岸壁などのオープンスペースを活用した取組アイデアなどについて参加者によるディスカッションを行いました。


令和6年度から令和7年度の取組
地域活動の中間支援組織である、港区まちづくりセンターが主体となり、さらに専門的知見を有する3つの大学(滋賀県立大学、大阪公立大学、大阪芸術大学)の研究室と連携して、取組を実施しました。
「プレみなと」の実施
本事業の根幹となる取組として、プレイスメイキングワークショップ「プレみなと」を全6回実施しました。
本ワークショップは、港区におけるプレイスメイキングの普及啓発を図るとともに、実際に公共空間を活用した活動を行う人材(プレイスメイカー)の発掘及び育成、さらには区内における公共空間活用の需要把握を目的として企画・実施したものです。
また、参加しやすい雰囲気づくりを重視し、専門的な印象を避けるため、ワークショップの名称を「プレみなと」と命名しました。
第1回では、港区全体の地図を用いて「やってみたいこと」や「活用できそうな場所」について意見を出し合い、33名の参加者から多くのアイデアが集まりました。

第1回プレみなと:参加者がアイデアを出し合う様子
第2回では、港区民まつりにおいてブースを出展し、200名を超える来場者から公共空間の活用に関する意見を収集しました。

第2回プレみなと:港区民まつりでブース出展している様子
第3回では、築港地域を対象に大学研究室と連携したフィールドワークを実施し、専門的な視点や若い世代の発想を取り入れながら、地域資源の新たな活用可能性を検討しました。

第3回プレみなと:大学研究室と連携し、地域資源の活用を検討
第4回では、八幡屋公園においてプレーパーク(子どもたちが創造や工夫により自ら遊びをつくることができる冒険遊び場)の取組と連携し、港区における初めての本格的なプレイスメイキング実践を行いました。これは、検討段階から実践段階へと移行する重要な転換点となりました。

第4回プレみなと:八幡屋公園で実施した港区初のプレイスメイキング実践
第5回では、築港地域で進められていた「屋台の学校」プロジェクトと連携し、屋台の制作と実践を通じて、公共空間を活用した活動の可能性を検証しました。また、この回ではプレイスメイキングのマニュアルづくりのためのアンケート調査を実施し、実践に基づいた改善を行いました。

第5回プレみなと:制作した屋台を用いて人々と交流する様子
第6回では、これまでの活動を通じて生まれたプレイスメイカーを集め、それぞれの活動を共有するとともに、今後の連携や展開について検討を行いました。

第6回プレみなと:プレイスメイカー間で今後の展開について意見交換する様子
これらの取組により、公共空間を「使う側」として考える意識が少しずつではありますが区内に広がるとともに、具体的な活動の目が生まれる結果となりました。
プレイスメイカーの発掘
本事業では、プレイスメイキングの普及啓発に加え、実際に公共空間を活用した活動を担う主体、「プレイスメイカー」の発掘及び支援を重要な柱として取り組みました。
その結果、いくつかのプレイスメイカーが誕生・発掘されました。
例えば、公的機関やNPO法人などが参画し、子どもを中心とした居場所づくりの活動を進める団体や、建築系の大学生を中心に、築港地域を拠点にしつつ屋台を活用した交流活動や子どもの学びの場づくりを展開する団体など、多様な主体が現れてきています。
これらのプレイスメイカーによる活動は、地域の中に新たな交流の場を生み出し、多世代が関わる地域づくりにつながっており、今後も、継続的な活動が展開できるよう支援を行ってまいります。
プレイスメイキングマニュアル「みなとのまち つかいかた BOOK」の制作
本事業では、公共空間を活用した活動を進める際の手続きや流れをわかりやすく整理したプレイスメイキングマニュアル「みなとのまち つかいかた BOOK」の制作にも取り組みました。
実際の活動の中で得られた知見や参加者の意見を反映しながら、初めて公共空間を活用する方でも理解しやすい内容となるよう、第5回プレみなとで実施したアンケート結果をもとに、イラストを追加するなど、実用的でありつつ難解でない見やすいものとなるよう作成いたしました。
プレイスメイキングの活動に興味がある方は、ぜひご覧ください。
プレイスメイキングマニュアル
CC(クリエイティブコモンズ)ライセンスにおけるCC-BY4.0
で提供いたします。
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今後の展望
本事業を通じて生まれたプレイスメイカーの活動は、今後も継続していくことが期待されています。
プレイスメイカー同士の交流については、既存の機会を活用しながら、関係性の維持・発展を図っていく予定です。
今後も、各団体の活動を継続的に支えながら、新たな活動の創出につなげてまいります。

プレみなとでの意見を集約し、港区内の公共空間の可能性を可視化した「港区プレイスメイキングマップ」
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このページの作成者・問合せ先
大阪市港区役所 協働まちづくり推進課市民活動推進グループ
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