第4回 動画の撮影(素材選び編)|光の魔術師・イルコさんにインタビュー
2023年8月1日
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この記事は都島区と連携協定を締結している株式会社FunMakeとの広報アンバサダープロジェクト第4回です。
都島区の魅力発信を担当している政策企画担当です。
みなさんは「光の魔術師」と呼ばれ、全国のカメラマンから絶大な人気を誇るフォトグラファーを聞いたことがありますか。
その名は、Ilko Allexandroff(イルコ・アレクサンダロフ)さんです。
なんと、今回のコラムでは、人気フォトグラファーでありYouTuberとしても活動されているイルコさんを独占インタビューしています!
全国のカメラ好きを魅了するイルコさんは、全国で活動し様々な実績があります。
- 神戸を拠点にファッション、ポートレート、ウェディングを撮影
- YouTubeの登録者数は15万人超え
- 全国でのセミナーを多数開催
特に、YouTubeにおいては、クリエイティブなライティングを駆使した写真や、独自のポートレート撮影テクニックの紹介動画を数多く投稿されています。
そんなイルコさんに、他では聞けない話をお伺いさせていただきました!
1.シンプルにスタートしてみることが大切
(区役所)まず、動画を始めたばかりの人は何を撮れば良いか迷うことがあるのですが、イルコさんの動画の素材の選び方について教えてください。
(イルコさん)例えば、何気ない日常を撮った動画は誰も興味がないだろうと思ってしまいますよね。でも、準備を重ねてカメラの専門的な内容を投稿しても、再生回数が少ない時があるんです。専門的すぎると興味を持っている人も少なくなるからかもしれませんね。
(区役所)確かに、専門的な内容だと見る人が少ないイメージはありますね。
(イルコさん)逆に、自分からすればどうでもいいテーマ(例えば、「iPhoneで簡単に撮れる方法」など)でも再生回数が多くなるものもあります。それは、ターゲットにしている人の数が多い内容だと、検索される頻度も多く、多くの方に見てもらえるからだと思います。
特に、初めて動画を作るときには、自分の日常生活を撮影するなどのシンプルなもので良いと思います。とはいえ、何かに振り切った生活をしている人の動画は親近感が湧かないものですが。(笑)
(区役所)普段の日常や風景など、シンプルな動画で良いなら誰でも始められそうですね。
(イルコさん)特に、他の人にも共通するような日常であれば、視聴者に「私もこれやってみたい!」と思ってもらえるかもしれません。
考えすぎてなかなか投稿できない人も多いと思いますが、最初は面白くなくても良い、間違えてても良いから、まずはスタートしてみることが大切だと思います。
(区役所)あれこれ考える前に、スタートしてみることが大事ということですか。
(イルコさん)そうです。最初から上手くいくことはありません。再生回数が思ったように伸びず、心が折れてですぐ辞めてしまう人もいますが、もう少し続けていれば伸びていたなんてこともあるかもしれませんね。
私もフォロワーや再生回数が急に増えたというわけではなくて、続けていくうちに徐々に増えて行きました。
(区役所)イルコさんも、最初は再生回数が少なかったんですね。
(イルコさん)始めたばかりの頃は、短い映像に音楽を付けただけの動画を投稿していて、再生回数も気にしていませんでした。ですが、当時は数百人にしか閲覧されていなかった動画も、今では10万回を超える再生回数になっています。
(区役所)イルコさんは、動画を始めた頃から今のような撮り方や話し方だったのですか?
(イルコさん)誰でもカメラの前で話すのは緊張すると思いますが、私も昔は苦手でした。今はもう慣れましたが、昔は撮影で45分間ずっと喋っても、細かくカット(不要なシーンを切り取る編集作業)をして7分しか動画に採用しないこともありました。撮影から投稿までに1週間以上かかっていましたね。
(区役所)イルコさんもお話が苦手な頃があったとは驚きました。今はどれくらいの時間で撮影されているのですか?
(イルコさん)今はほぼノーカットで15分くらいで撮れます。カットを多く入れることも悪くはないですが、私はその作業が大変だと思っていたので、効率的に撮影が出来る方法を少しずつ探してきました。
(区役所)最初は動画づくりに時間がかかったとしても、効率的な方法を自分なりに考えながら作業することが大事なのですね。
(イルコさん)そうです。編集作業は手間がかかるというイメージがありますが、撮影方法を工夫していけば、編集が楽になりますよ。
動画の制作を始めて間もないころは難しいものですが、動画撮影の段階から、編集時間を減らすことを考えるといいかも知れませんね。
ちなみに、私の撮影スペースはかなり凝っていて、作業効率を考え、すぐに撮影や編集ができるように機材をセッティングしています。
(区役所)どんなものか見てみたいです!
イルコさんの撮影スペース
2.自分が伝えたいことを熱意を持って伝える
(区役所)イルコさんはセミナーなど多くの場で講演をされていますが、動画を通して誰かにメッセージを伝える際に気を付けた方が良いことやアドバイスはありますか?
(イルコさん)セミナーでは、500人以上の前で話さなければならないこともありますが、話す内容について準備せずに、セミナーで登壇したその場で話す内容を考えているときもあります。もちろん、話題のネタはいくつも用意していますが。
今では、その方法でも参加者は喜んでくださりますが、初期の頃は今でも見返したくないほど酷いものでした。(笑)
やはり、何かを伝えようとするときは、相手が興味を持っていることを話すことは大事ですが、それより、自分が熱意を持って伝えたいことを話すという視点が大事だと気付きました。
(区役所)なるほど。それはすごく大事な視点ですね。
(イルコさん)話さないといけないから話すという義務感があると、気持ちの熱量が伝わらなくなると思っています。
また、人前でどんどん話せるようになってくると、自分の自信にも繋がると思いますしね。
3.魅力的な場所をさらに面白く魅せる
(区役所)もし都島区で動画を撮るなら、イルコさんはどのようなものを取り上げるのが良いと思いますか?
(イルコさん)例えば、都島区は川がたくさんありますが、家族で何気なく川辺に座ってご飯を食べているシーンなども良いかも知れませんね。たまにお父さんがカメラを持って、自撮り風に自分たちを写して「いえーい!」と楽しんだり。
ただ、カメラを意識しすぎて無理やり撮っている感じが出ると、写っている人も疲れてしまうと思います。自然に楽しんでいる姿が写っていると良いなと思います。
(区役所)自然体な雰囲気が良いということですね。そういえば、自分の趣味を動画にしている人もいますよね。
(イルコさん)私も、おばあちゃんがゲーム実況していたり、食事を撮っていたりする動画を観たことがあります。自分の好きなことや趣味に関することを取り上げるのも良いですね。
撮影はスマートフォンだけでも出来ますが、三脚やライトなどもあれば撮影の幅がより広がりますよ!
4.次回予告
いかがでしたでしょうか。今回お伝えしきれなかったインタビューの続きは、第5回と第6回のコラムで掲載します。次回もお楽しみに!
ちなみに、このカメラはイルコさんご自身で装飾をされたそうです。格好良いですね!
Ilko AllexandroffさんのYouTubeチャンネル
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広報誌の特集、区の魅力的な風景のご紹介や、イベントの告知等を行っています。
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