令和6年度 都島区運営方針
2025年6月10日
ページ番号:624416
運営方針の進捗管理を実施しました。その結果について、「アウトカム指標の達成状況(定量評価)」、「自己評価(運営方針全体の定性評価)」及び「今後の方針」に反映しています。(令和7年6月10日)
運営方針は「施策の選択と集中」の全体像を示す方針として毎年度策定しているものであり、区将来ビジョンの単年度のアクションプランにもなっています。

区の目標(何をめざすのか)
「安心のまち、人がつながるまち、明日に誇れるまち」の実現

区の使命(どのような役割を担うのか)
- 区民の安全・安心を守る防災・防犯などを礎に、活力ある地域社会の実現
- 地域の見守りなど、誰もが安心して暮らすための健康・福祉の充実
- 水と緑の豊かな都島区の魅力を発信し、わがまち意識の醸成

令和6年度 区運営の基本的な考え方(区長の方針)
- 「幸せになれるまち、都島区」の実現をめざします。
区民の参画・協働により、安全・安心で、暮らしやすく、魅力あるまちづくりを進めます。

重点的に取り組む経営課題

【経営課題1】安全・安心のまちづくり
日頃からの災害への備えが出来ている区民の割合が減少している、主に高齢者が対象となりやすい特殊詐欺の被害が拡大している、多くの来街者が行き交う京橋地域では路上喫煙マナーが改善しないなど、啓発が行き届いていないため、対象に応じた啓発が必要である。

【主な戦略(課題解決の方策)】
災害対策について幅広い年齢層に向けた啓発活動や、個別避難計画の策定に取り組むとともに、特殊詐欺対策については警察と連携した啓発等に取り組む。放置自転車対策、交通マナーアップ啓発、路上喫煙対策、京橋地域の客引き対策について、市民協働による啓発等の取組を推進する。

【アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)】
区民アンケートにおいて、災害への備えができていると回答した区民の割合:7年度までに75%以上

【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】

<令和6年度実績と達成状況>
66%:B

<前年度実績>
60%

【経営課題2】人と人がつながり、助け合うまちづくり
子育てをしている保護者の孤立を防ぎ、子育ての不安感・負担感を軽減するため、地域の子育て情報、ならびに虐待相談を含む相談窓口を周知する必要がある。

【主な戦略(課題解決の方策)】
子育てに不安を持つ保護者等が気軽に相談できるよう、対面での相談に加え、専用メールを活用した子育て支援を推進する。

【アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)】
区民アンケートにおいて、子育てに不安を感じたときに相談するところがあると回答した区民の割合:7年度まで80%以上を維持

【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】

<令和6年度実績と達成状況>
92%:A

<前年度実績>
94%

【経営課題3】明日に誇れるまちづくり
区民が区の魅力を感じるような新たな魅力創出が必要である。
また、恵まれた地域資源を生かし、区内外から興味をもってもらえるような情報発信が必要である。

【主な戦略(課題解決の方策)】
区民の参画・協働により、新たな魅力が創出され、それらが区内外に広く発信されるよう、新たな手法で取組を推進する。

【アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)】
区民アンケートにおいて、居住地域で魅力を感じると回答した区民の割合:7年度まで90%以上を維持

【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】

<令和6年度実績と達成状況>
96%:A

<前年度実績>
95%

【経営課題4】区役所力の強化
行政や地域活動の情報を、読み手視点でわかりやすく、かつ対象に応じた提供が必要である。

【主な戦略(課題解決の方策)】
すべての区民に行政サービスや地域活動の様子をわかりやすく提供するとともに、読み手視点に立った情報をタイムリーに発信する。

【アウトカム指標(経営課題の進捗度合を示した指標)】
区民アンケートにおいて、区役所が発信している区政情報が手元に届いていると感じると回答した区民の割合:7年度までに70%以上

【アウトカム指標の達成状況(定量評価)】

<令和6年度実績と達成状況>
65%:A

<前年度実績>
未測定

自己評価(運営方針全体の定性評価)
区運営方針に掲げる各経営課題の戦略ごとの具体的取組については、着実に推進できており、目標は概ね達成し、一定の成果を得ることができたと認識している。
(安全・安心のまちづくり)
防災のまちづくりについては、区民をはじめ、地域・企業・学校園など様々な対象に応じた、きめ細やかな啓発活動及び出前講座を積極的に実施し、災害への備えの重要性の周知に努めた。引き続き、自助・共助による災害への備えの重要性を広めるため、広報誌による情報発信のほか、出前講座やイベント等においても、幅広い年齢層を対象としたわかりやすい啓発活動を強化していく。
防犯のまちづくりについては、青色防犯パトロール、防犯カメラの設置、警察と連携した防犯意識の向上を図った啓発活動、学校園での交通安全教室及び街頭での交通安全キャンペーンを積極的に行い、区民の防犯意識向上や交通事故防止に努めた。引き続き、犯罪に巻き込まれないための防犯意識の向上や交通事故の防止に向けて、様々な年齢層へ効果的にアプローチできるよう情報発信の方法を検討するとともに、警察と連携した出前講座等を実施する。
安全で美しいまちづくりについて、地域主体の清掃活動、喫煙マナー向上、違法な客引き防止に向けた市民協働型啓発活動や中学生による絵画展等、学校園を含めた区民の環境美化意識の向上に努めた。区民や来街者の環境美化意識の向上に向けて、引き続き路上喫煙の禁止や客引き行為の適正化に向けた啓発活動や情報発信に積極的に取り組み、市民協働型清掃活動を通して区民の環境美化意識の醸成を行う。
(人と人がつながり、助け合うまちづくり)
コミュニティ豊かなまちづくりについては、若い世代との共創の観点から区民まつりのプレイベントとしてストリートダンスコンテストを実施し、区民まつりへの若年層参加のきっかけにつなげるとともに、都島区の地域資源(人・モノ・コト)をより多くの方々に知っていただくために、新たに『MIYAKOJIMA ひと×まち FILE』を作成し、地域の魅力や素晴らしさを積極的に情報発信することにより地域活動への理解促進に努めた。また、地域活動での課題となっている担い手不足の問題に対し、地域活動団体等が参加する交流会を実施するなど、地域の自律的な取組が着実に進められるよう支援を行った。引き続き、コミュニティ豊かなまちづくりをめざし、地域活動を通した人と人とのつながりの機会提供にかかるあり方の検討、町会加入促進及び担い手の拡大に向けた取組を進めていく。
いきいきと健康に暮らせる福祉のまちづくりについては、アウトカム指標にしている区民アンケートの設問では、「地域の見守り活動があることによって、安心して暮らし続けられると思う」と回答した区民の割合が86%となった。また地域福祉コーディネーターの相談・訪問等活動件数も目標を達成し、区民が安心して生活できる状態の維持に寄与した。
今後も複雑化・多様化・深刻化する課題に対応するため、引き続き関係機関等と連携し、必要な支援をコーディネートする体制を構築し大阪市地域福祉基本計画の基本目標である「気にかける・つながる・支えあう地域づくり」をめざす。
安心して子育てできるまちづくりについては、子育てに困難を感じ支援を求める保護者からの相談件数は目標値を上回っており、子育てに関して相談できる場所への需要は一定数あると言える。子育て世帯が孤立しないよう、引き続き地域の子育て情報や相談窓口の周知等を行い、保護者の不安に寄り添うことで不安感、負担感の軽減を図り、必要な支援を提案していく。
(明日に誇れるまちづくり)
魅力あるまちづくりについては、都島史跡マップを更新して作成し、区役所内配架コーナーに設置した。また、都島区マスコットキャラクターのとっきーを活用したカレンダーを作成して区HPでダウンロード可とし、都島区住みます芸人「ボロボロバイセコー」による淀川河川公園(毛馬地区)の魅力紹介動画を作成するなど、区の歴史・文化や魅力資源の発信に努めた。引き続き、魅力資源を活用して区民や企業等と協働した魅力創出・発信に取り組む。
未来の都島を担う人材育成については、将来の夢や目標を持っている子どもの割合はアウトカム指標の目標値には達していないものの増加傾向にあり、学力・体力向上にかかる授業への支援や、学習支援・悩み相談を行う居場所づくりに取り組んだ結果、学校や参加者アンケートにおいて高い評価がなされ、いずれの取組もプロセス指標の目標値を達成することができた。引き続き、子どもが明るく健やかに成長できるよう、環境整備の取組を進める。
(区役所力の強化)
区民の声が区政に反映される仕組みづくりについては、区政会議、区民アンケート及び区出前講座などを通じて、多様な区民の意見やニーズの把握を行った。なお、区政会議では試験的にグループディスカッションを行い、より活発な意見交換を図るなど新たな工夫も取り入れて実施した。また、広報誌の全戸配布及びSNSを活用し即時性を生かした情報発信等により引き続き読み手視点でわかりやすい区政情報の発信に取り組んでいく。
区民が満足・納得できる区役所運営については、外部講師による接遇研修の実施や、各課横断の職員で構成された「カイゼンチーム」による来庁者等に対するサービス向上に向けた様々な取組により、「来庁者等に対する窓口サービスの格付」は、☆2つを獲得することができた。引き続き、接遇スキルアップを図るとともに、窓口サービスの向上に向けた取組を進めていく。また、DX推進により更なる業務効率化を進めていく。

今後の方針
「新・市政改革プラン」の取組方針である「自律した自治体型の区政運営」に向け、人と人とのつながりの希薄化や、担い手不足など、解決すべき課題があると認識している。引き続き、地域に関わりの薄い住民参加の促進をはじめ、地域の実情に即した活動支援に取り組んでいく。
「安心のまち、人がつながるまち、明日に誇れるまち」の実現に向け、地域活動やイベント情報について、広報誌の掲載やSNSなどを活用し、あらゆる機会を通じてタイムリーに発信することで、地域コミュニティの活性化につなげていくとともに、区民の意見やニーズの的確な把握に努めるなど、より効果的な区政運営に取り組んでいく。
令和6年度都島区運営方針【都島区様式】(令和7年6月10日更新)
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令和6年度都島区運営方針【大阪市共通様式】(令和7年6月10日更新)
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策定経過

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大阪市都島区役所 総務課(政策企画)
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電話:06‐6882‐9683
ファックス:06‐6882‐9787