ネズミについて
2012年11月14日
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ネズミは、食害や感染症・食中毒菌を媒介する動物であり、建物の配線をかじられることによる火災被害の原因ともなりますので駆除する必要があります。
ネズミの被害を防ぐには、整理・整頓・清掃が基本です。ネズミが寄り付かないように食べ物を密閉容器に入れて保管するなど整理整頓を行い、次にネズミの侵入口がある場合は塞ぐ必要があります。ネズミを駆除するための器具や殺鼠剤はいろいろありますので、安全で効果的な駆除を行うためにもお気軽にご相談ください。淀川区保健福祉センターではネズミ駆除に関する相談や現場指導、捕獲器の貸出しを年間を通して行っています。
ネズミの種類

ネズミには山野に生息する野ネズミと人家に出没するイエネズミといわれるものがあります。
このうちイエネズミには、ビルや一般家屋の天井裏などに営巣しているクマネズミ、家屋周辺の土中や下水管に営巣しているドブネズミ、倉庫や物置に営巣しているハツカネズミの3種類があります。
クマネズミ
体長18~20センチメートル(成獣)、ドブネズミよりやや小型で、尾の長さは体長より長く、目や耳も大きい。毛色は背面が褐色、腹面はやや黄褐色ががった白色をしている。
都市のビル等には多く見られ、室内では比較的高い場所で活動します。食性は主に植物質のものを好みます。ドブネズミと比べるとかなり臆病です。
繁殖力が旺盛で、条件が良いと年間5回から6回、1回当たり約6匹の仔を生みます。
ドブネズミ
行動は平面的で、泳ぎや潜水もでき、土中に穴を掘ることもある。餌に貪欲で、厨房や地下道に多く、どう猛です。
ネズミの習性
- 運動力
クマネズミで垂直に約1メートル、水平なら2メートル以上跳躍します。壁面の穴は頭が通れば通り抜けることができます。 - 巣を作り、集団で縄張りを持つ
ネズミは集団を形成し、餌確保のため縄張りを持ちます。一定の通路を持ち、いつも通る場所は黒く汚れている。(ラットサイン) - 門歯が一生伸び続けるので、いつも硬いものをかじる
柱、コンクリート、配線等あらゆるものをかじります。 - 環境に適応する能力が高く、繁殖力がある
ドブネズミは、生後3ヶ月から約2年間に約10回の分娩を繰り返し、1回平均約9匹の子を産みます。 - 人の食べるものなら何でも食べる
雑食性であり、餌の摂取量は、1日に体重の約1/4である。また、妊娠時の雌は体重の約半分を摂取します。 - 警戒心が強い
- 夜間に活動する
ネズミの防除方法
1.ネズミの住みにくい環境にする
ネズミの餌となるものは放置しない
通路をふさぐ
排水口、通気口などは、ネズミが入り込めない構造とし、配管のすき間、壁などにできたネズミ穴はふさぎましょう。
巣を作らせない
住宅におけるネズミ防除のポイントは、ネズミの侵入を防ぎ、ネズミにとって居心地を悪くすることです。
ネズミを寄せ付けない、住みつかせない住宅作りの工夫をしてみましょう。
2.ネズミを捕獲する
捕そかご等による方法
淀川区保健福祉センターではネズミの捕獲器具の貸し出しを行っています。(1ヶ月程度の貸し出し)
基本的に器具の貸し出しは、相談者の皆様に来庁して頂き、設置方法等をご説明した上で貸し出しております。
粘着シートなどによる方法
ネズミの通路などに、捕そかごと同様、連続して3日以上しかけます。
3.忌避剤を使用する
4.毒餌により駆除する
主な殺そ剤
- クマリン系殺そ剤
血液凝固阻止作用を持つ薬剤で、4から8日間連続して食べさせると致死効果があります。 - 急性殺そ剤
一度に致死量を食べさせると効果があります。なお、駆除の際は、次の点に注意しましょう。
- 毒餌は子どもやペットが誤って食べないように、保管に注意しましょう。
- 駆除した後は、死体の発見に努めましょう。夏期は死んだネズミが腐り、ノミやダニ等の発生源になりやすいので、避けた方が良いでしょう。
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