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ゴキブリについて

2024年1月10日

ページ番号:191891

ゴキブリの主な種類

 日本には、約40種類のゴキブリが生息していますが、ほとんどが屋外に生息しています。屋内性のゴキブリで、人に対して衛生上の害を与えるのは次の種類です。

クロゴキブリの写真

クロゴキブリ
成虫の体長は30~38ミリメートルに達する大型種で、アメリカ南部、中国などに分布し、日本へは中国南部から移住した種と考えられています。一般住宅に多く、 黒光りした大型種でゴキブリの代表的な種類です。
休眠はせず、冬はいろいろなステージで物陰に潜んで越冬します。寒さに比較的強く、最近では南は奄美大島から北は北海道の人家にまで住み着いています。 1世代に2~3年間かかり、成虫は夏に羽化し初冬のころまで生存します。


写真提供:名古屋市衛生研究所

チャバネゴキブリの写真

チャバネゴキブリ
成虫の体長10~15ミリメートルの屋内性です。寒さに弱く、20℃以下では活動できませんが、暖房設備のいい、ビル、飲食店、病院、船舶、航空機、列車などに多く、新幹線や航空機の中で見られるゴキブリはたいてい本種です。暖かい場所では1年中、卵・幼虫・成虫が見られます。卵の期間は20日位です。
全体は黄褐色、胸部に1対の黒い斑紋があります。卵鞘は薄く中には40~50個くらいの卵が入っています。生育期間は夏ならば2~3か月で、幼虫は5~6回脱皮して成虫になり、成虫の寿命は3~5か月に及びます。
本種は翅がありますが飛ぶことができず、行動範囲も狭いのですが、増殖効率の良さと小型の電気器具の中にも好んで潜み、それを媒体として広がり、世界的にもっとも数の多い種類となっています。
写真提供:名古屋市衛生研究所

その他に、日本特産で農家や市場に多いヤマトゴキブリで、九州南部から小笠原諸島にかけて分布するワモンゴキブリ、飲食店や地下街などで生息するトビイロゴキブリなどがあります。

ゴキブリの習性

  1. 暖かいところ、暗いところ、エサに近いところ、湿気のあるところ、せまい隙間、ガス台や冷蔵庫の裏側、食器棚や引出しの奥、植木鉢の下などに群がってひそんでいます。
  2. 食器棚のすみや壁のヘリに沿って走ります。
  3. 昼間は物かげなどに隠れ、夜間に主に活動します。
  4. 生命力が強く、人間の食品、台所の食物の屑等なんでも食べます。

ゴキブリの防除

ゴキブリの防除の基本は住みにくい環境にすることです。ゴキブリの習性を理解し、いろいろな防除方法を組み合わせて効果的に行いましょう。また、むやみに薬剤を使用するのは控えましょう。

1.ゴキブリのすみにくい環境にする

  • 食品やゴミはフタのできる容器に入れます。
  • 戸棚や引出しはいつも清潔にします。
  • 小さな隙間をふさぎます。

2.薬剤を使って駆除する

  • 残留噴霧による方法
    ゴキブリの通路や隠れ場所にスプレーや噴霧器を使って殺虫剤を噴霧します。
  • 毒餌(ホウ酸ダンゴ)よる方法 
    他の食べ物を出しておかないようにし、ホウ酸などの入った毒餌を、ゴキブリの通路や隠れ場所に設置し、食べさせます。
  • くん煙による方法
    殺虫剤の煙でゴキブリを駆除する方法です。ゴキブリのひそみ場所まで煙が届くようにして、部屋を閉め切りくん煙します。ペットや植物などは外に出しておきましょう。また、ゴキブリだけでなく畳やカーペットに潜んでいる、見つけにくいノミやダニなどを一度に駆除できます。

3.ゴキブリを捕獲する

ゴキブリ用粘着シートなどを使って捕獲します。ゴキブリの生息状況を確認することができます。

薬剤を使うときの注意

  1. 使用上の注意をよく読んで用法・用量を守って使用してください。
  2. 皮膚、食品、食器、おもちゃ、ペットのえさなどにかからないようにします。誤ってかかったときは洗剤で洗うか、洗えないものは捨ててください。
  3. 薬剤を吸い込まないように注意します。また、使用後は十分換気してください。
  4. スプレー式殺虫剤を使うときは、火気に注意してください。
  5. 薬剤は子どもの手の届かない場所に保管してください。毒餌は誤食防止のため、飲み物の容器に入れて保管しないでください。

当ページの資料(画像・説明文)の一部は「身の回りの「むし」たち(名古屋市衛生研究所)」別ウィンドウで開くより引用させていただきました。

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