浸水被害発生時の消毒方法について
2024年1月10日
ページ番号:271847
大阪市では下水道整備が進んでいますが、台風や都市型集中豪雨などにより想定を超えるような雨が降った場合には、道路が冠水してしまい浸水被害が発生してしまうことがあります。マンホールから下水が逆流した場合には汚水が混入している可能性もありますので、必要に応じて感染症発生予防のための消毒を実施しましょう。
感染症予防のために手洗いは大変有効ですので、作業後には必ず石けんによる手洗いをして適切に手指の消毒をしましょう。
浸水被害発生時の対処について
家屋等が浸水被害に遭われた場合には、以下のとおり衛生対策を実施してください。
床下浸水の場合
水道水で汚れをよく洗い流してください。
床下は新聞紙などで水分を取り除き、扇風機などを使って換気し、迅速に乾燥させるようにしてください。必要であれば、消毒を実施してください。
床上浸水の場合
濡れた畳や敷物などは片付けてください。
消毒する場合、床や家具は水拭きなどして汚れを取り除いた後に行ってください。
食器類などはよく洗浄し、消毒してください。
消毒薬使用の際の注意
消毒薬は、使用上の注意をよく読んだ上で使用してください。
消毒薬は、希釈したあと保存はできませんので、使用する直前に希釈をしてください。
希釈後の消毒薬をペットボトル等で保管した場合、誤って飲んでしまう事故につながることがあります。
浸水被害発生時の消毒薬配布・手動噴霧器の貸出し
消毒薬の配布
淀川区役所保健福祉課(健康づくり)では、浸水被害対策の応急措置としてクレゾール石けん液などを準備しています。
浸水被害が発生して消毒が必要な場合には、区役所2階22番窓口へ直接取りに来られるか、町会を介して速やかに連絡してください。
噴霧器の貸出し
淀川区役所保健福祉課(健康づくり)では、薬剤散布用に肩掛け手動噴霧器を貸し出します。
必要な方はあらかじめお問い合わせのうえ、淀川区役所2階の22番窓口までお越しください。
区民のみなさまへ!!~浸水時の対応について~
- Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)
- PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。
各種消毒薬
クレゾール石けん液
泥などの汚れが残っている場合でも殺菌効果が弱くなりにくいため、屋外の消毒に適しています。
3リットルの水にクレゾール石けん液100mLを溶かすと、約3.2%の希釈液になります。この希釈液をじょうろや噴霧器で散布してください。臭気が強いため、注意が必要です。
皮膚への刺激性が強いため、ゴム手袋を装着して使用してください。
衣類、ゴム、プラスチックに使用すると着色する恐れがあり、簡単には落ちませんので注意してください。
塩素系の消毒薬と混ざると有毒ガスを発生することがあるため、決して他の液体と混ぜないでください。
逆性石けん(塩化ベンザルコニウム)
皮膚への刺激性やにおいがほとんどなく、床上(屋内)の消毒に適しています。
ペットボトルのキャップ2杯分(10mL)を水1Lで希釈した100倍希釈液を使用します。汚れを取り除いたあと、噴霧器で噴霧するか、消毒液を含ませた布などで拭いてください。
(注)泥などの汚れにより消毒効果が著しく低下するため、洗い流すか水拭きにより汚れを取り除いてから使用してください。汚れを取り除くことが困難な屋外や床下の消毒には適しません。
手指への使用方法
ペットボトルのキャップ2杯分(10mL)を水1Lで希釈した100倍希釈液を使用します。
皮膚への刺激性やにおいがほとんどないため、手指の消毒にも使えます。
はじめに手指を石けん等でよく洗い、調整した消毒液を張った洗面器の中に手を入れて30秒以上もみ洗いしてください。消毒後はそのままタオルで手を拭いてください。
(注)消毒時に手洗いの石けんが残っていると、消毒の効果が著しく失われます。
(注)洗面器に張った消毒液を繰り返し使用すると、消毒力が失われます。
消毒用アルコール(70%エタノール)
手指の消毒に適しています。
この消毒液は濃度が70%を下回ると急激に効果がなくなりますので、希釈せずに原液のまま使用します。1分間位かけて蒸発するまで手にすり込んでください。
(注)消毒時に手洗いの水分が手に残っていると、期待した効果が得られなくなります。手の水分を拭き取ってから消毒をしてください。
薬局で入手できます。
泥などの汚れにより消毒効果が著しく低下するため、汚れを洗い流すか水拭きにより取り除いてから使用してください。
汚れを取り除くことが困難な屋外や床下の消毒には適しません。
アルコール過敏症の方は手荒れの原因になることがあります。
次亜塩素酸ナトリウム
家庭用台所漂白剤の成分であり、食器などの消毒に適しています。
一般的な家庭用台所漂白剤(塩素濃度5%)の場合、ペットボトルの蓋1杯弱分(4mL)を水1Lで希釈した250倍希釈液を使用します。食器を洗剤等で洗ったあと、作った消毒液に5分間以上漬け、そのあと水で洗い流してください。
台所用品を販売している店舗で入手できます。
泥などの汚れにより消毒効果が著しく低下するため、汚れを洗い流してから使用してください。
皮膚への刺激性があるため、ゴム手袋を装着して使用してください。
酸性の液体と混ざると有毒ガスを発生することがあるため、決して他の液体と混ぜないでください。
金属やゴムを腐食させるため、使用する場所には注意してください。
熱湯
沸騰している状態を保ったまま、食器等を1分間以上浸してください。
(注)やけどに注意してください。
(注)耐熱性のもの以外は変形してしまうことがあります。
参考資料
- Adobe Acrobat Reader DCのダウンロード(無償)
- PDFファイルを閲覧できない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Acrobat Reader DC をダウンロード(無償)してください。
探している情報が見つからない
このページの作成者・問合せ先
淀川区役所 保健福祉課 健康づくり担当
電話: 06-6308-9973 ファックス: 06-6303-6745
住所: 〒532-8501 大阪市淀川区十三東2丁目3番3号(淀川区役所2階)