よどじん(平成27年10月)
2017年2月1日
ページ番号:326822

「喫茶店で思いついたんです」

「新聞を使ったおもろい遊びを開発したやつが淀川区におるらしいで」そんな話がちらほらと聞こえ始めた夏真っ盛りの8月。
ウワサの主が甚平姿で現れた。
今月のよどじんは、
「まわしよみ新聞」仕掛人
陸奥 賢(むつ さとし)さん
めざせ、バイト100業種!

中学を卒業後、働きに働いた。パチンコ屋に、中華料理店、フリーライターなどなど、数えること実に60の職業を経験した。「働くことが大好きで色々な職業にチャレンジしたかった。目標の100職種には届かなかったですけどね」と笑顔で振り返る。
そして、数ある職業体験の中で、陸奥さんと、あるモノが運命的?に出会う。早朝の新聞配達業務で手にした、その紙のメディアは、まだほんのり温かく、うっすらとインクがにじんだ。手に沁みついた、その独特の“モノ”感が、後におもろい「遊び」を生み出した。
誕生の瞬間は喫茶店だった!?

ある日、イベント企画も手がけていた陸奥さんのもとに、寺社イベントでの企画依頼が届いた。何かみんなでワイワイ出来る催しは出来ないか―。
企画を探るさなか、息抜きに訪れた行きつけの喫茶店で、普段何気なく見ていた光景に、ふと目が留まった。お客さん同士がスポーツ新聞を順に回して、1つの記事のことで、あーでもない、こーでもないと議論している。新聞が動く。記事が動く。そして、みんながワイワイ盛り上がっている。
「これだ!」
まわしよみ新聞が生まれた。
ちっさな記事から生まれるドラマ

読み飛ばしてしまいそうな小さな記事。そこに、どんな魅力が存在し、どんな可能性を秘めているのか。まわし読むとたくさんのドラマが生まれる。「まわしよみ新聞は、情報と人、人と人をつなげるコミュニケーションツールです。そしてやたらと盛り上がります。自分の世界を広げるためにも、ぜひ若い世代に体験してもらいたいですね」。
柔軟な発想で現代社会に向き合う陸奥さん。今日もどこかで、新聞片手に皆をワイワイにぎやかす。
陸奥 賢さんプロフィール

陸奥 賢(むつ さとし)さん(37歳)
1978年大阪・住吉区生まれ。
15歳から30歳までに数多くの職業を体験。
イベント記者や観光ガイドの経験から、平成20年に「大阪あそ歩」のプロデューサーに抜擢され、日本最大級のまちあるきイベントに成長させた。
現在は淀川区を拠点としたまわしよみ新聞の普及や、地域・自治体と連携した活動を精力的に行なっている。
まわしよみ新聞の作り方

PDF版よどマガ!(よどじんコーナー)
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