よどじん(平成28年7月)
2017年2月1日
ページ番号:367117

新高の町に恩返しがしたい

防災服に、ヘルメット。腕に光る腕章には、「防災リーダー 隊長」の文字。
隊長自ら、先頭に立ち、今日も得意のしゃべりとその背中で地域へ防災の大切さを伝える―
今月のよどじんは、
新高地域防災リーダー
隊長 久保 定雄(くぼ さだお)さん
地域の防災リーダー

阪神淡路大震災の翌年から、新高地域の防災リーダーを務めるようになった久保さん。平成24年には、隊長に選任された。
現在、新高地域には21人の防災リーダーがおり、毎年防災訓練や避難所開設・運営訓練をはじめ、様々な防災・減災活動に取り組んでいる。
自分たちのまちは自分たちで守る

他都市の災害の被害状況等を見ていると、備蓄品の十分な確保や、地域の隅々まで防災意識を広げる必要性を感じる。
「地域防災の基本はやっぱり自助・共助。公助はあてにできんこともあるからな(笑) 災害を他人事と思わずに、備えてほしい」。
淀川区代表として
今年の1月に淀川区の代表として、大阪市消防出初式に出席した久保さん。
消防署の職員の訓練の様子を見たり、消防署長と話をしたことが今までの活動の中で特に印象深かったと話す。
「これは隊長じゃないとできへん体験やね。もっと地域に貢献したいと身が引き締まった」。
いつでも防災意識を

隊長になって、久保さん自身の防災意識も大きく変化した。
まちを歩いていても、堤防の高さや、路上の障害物などが気になる。ふとした瞬間に、防災のことを考える時間が増えたという。
「意識が変われば、見え方も変わる。地域のことで僕が気づいたことは隊員や地域の方へ共有していきたい」。
リフレッシュも大事やね

隊長の任務の他にも、仕事やボランティア活動など、久保さんは忙しい日々を送っている。
そんな中、時間を作ってゴルフに出かけるのが久保さんの楽しみ。家族や友達とのゴルフがいいリフレッシュになっている。腕前はシングル級だとか。「でも最近はあんまり行けてないからもうあかんで (笑)」
つながりのあるまちづくりを

久保さんが防災活動に携わるようになって早20年。地域のつながりを深めることが一番大切と話す。自然に「あの人顔見いひんけど、大丈夫かな」という声がご近所同士で出てくるようなまちづくりがしたい。
隊長といえど、特別な資格や技術を持っているわけではない。だから気持ちと行動で皆さんを引っ張ることしかできないが、「新高の町に恩返しがしたい」という気持ちを原動力に、これからも走り続けると久保さんは語ってくれた。
PDF版よどマガ!(よどじんコーナー)
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