よどじん(平成28年10月)
2017年2月1日
ページ番号:377155

淀川区発 コーヒーがつなぐ地域貢献のカタチ

焙煎(ばいせん)器にお気に入りのコーヒー豆をセット。パチパチと弾ける音と共に広がる香ばしい香り。粉に挽(ひ)いて、焦らずゆっくりとお湯を注げば、香り高いいりたてコーヒーの出来上がり。今月のよどじんは、焙りたてや本部 一宮物産株式会社 一宮 隆史(いちのみや たかし)さん
寄付カフェって?

1杯のコーヒーを飲むことで淀川区へ寄付金が入る「寄付カフェ」。これは全国でも例のない取り組みである。「地域に貢献したいと思っても、実際に行動するのは難しい。無理なく始められる地域貢献の入り口を作りたかった」と話すのは発起人の隆史さん。
寄付カフェ協力店が提供する寄付金付きコーヒーをお客さんが飲むことで、大阪市淀川区役所や社会福祉協議会へ寄付金が入る仕組み。預かった寄付金は安全・安心なまちづくりや地域活動の推進などに役立てられている。
コーヒーで地域貢献

隆史さんがコーヒーに携わるようになったのは今から5年前。コーヒー豆の販売を行う父親の会社を手伝い始めたのがきっかけだった。それまで勤めていた会社と違い、少人数で営業から雑務まで全てを担う。
当初は環境の変化に戸惑ったが、お客さんや地域で活動する方々と直接触れ合い、少しずつ心境に変化が表れた。「人を喜ばせたい。コーヒーで地域の役に立てないか」。模索する中、たどり着いたのが「寄付カフェ」だった。
いい名前でしょ

活動を通じて、地域とのつながりを強く感じるようになったと話す隆史さん。「迷っていたネーミングも地域の方に決めてもらったんです。『シンプルに寄付カフェでどう?』って。おかげでぐっと親しみやすくなりました」。
コーヒーは鮮度が大事!

おいしいコーヒーの淹(い)れ方を尋ねると「いりたてが一番!」と瞳を輝かせる隆史さん。「コーヒーは生鮮食品。焙煎(ばいせん)したら7日、粉に挽(ひ)いたら3日、淹(い)れたら30分以内に飲むと香りと味が全然違うんです」。実際に焙煎器で豆をいると、パチパチと豆が弾ける音とともに、部屋いっぱいに香ばしいコーヒーの香りが広がる。「誌面ではこの香りを届けられないのが本当に残念です。ぜひ焙煎したてのコーヒーを味わってほしい」と目を細める。
淀川区から全国へ

昨年9月から飲食店4店舗の協力で活動を開始し、現在は区内16店舗にまで広がった寄付カフェ。「まだまだ認知度は低いと感じています。発信を続けて、淀川区発祥のカルチャーにしたい。そしていずれは全国へ展開できたら」。淀川区で生まれた寄付カフェを全国へ。夢は広がる。
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