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よどじん(平成29年2月)

2017年2月1日

ページ番号:389350

よどじんコーナーでは、静かに流れる人々の暮らし、何気ない風景、そして人の心に光をあて、みなさまの元にお届けします。
よどじんロゴ

みんな笑顔になれる場所

食堂で笑顔の深沢さん

 寒さが一段と厳しくなった1月の第1土曜日。テナントビル1階のオープンスペースに設けられたキッチンから、スタッフの活気があふれる。午後4時「こども0円食堂」の開店です。今月のよどじんは、こども0円食堂 深沢 周代(ふかざわ ちかよ)さん

ホッと一息つける場所

ソファ席での紙芝居

 受付を済ませると、子ども達はキッズスペースにまっしぐら。ソファ席では紙芝居も始まり、お母さん達は椅子に座って温かい飲み物でホッと一息。しばらくすると、キッチンから白い湯気とともにおいしい香りが漂ってきた。

子育てって、なんでこんなにしんどいんだろう!?

こども0円食堂を切り盛りする深沢さん

 ここ「こども0円食堂」では、子育て中の親御さんの息抜きや、様々な生活環境下にある子ども達をサポートするために、寄付で集まった食材等を用いて安価・無償で温かい食事を提供している。月1回の食堂を切り盛りするのは、深沢周代さん。食堂を始めたきっかけは、自身の子育てでの疑問からだった。長男が生まれ、最初の育児がスタートするが、子育ての悩みを相談する人や場所がなく、時に家から一歩も出られなくなる自分がいた。
 「子育てって、何でこんなにしんどいの…」。

農家の知りあいとかいないし、道具も無いけど…

子どもを見て微笑むお母さん

 そんなある日、先駆的にスタートした子ども食堂の取組みを知る。「私もこんな場所に行きたい…。近くに無いなら何とかして出来ないか…」。芽生えた気持ちを胸に、3人の仲間と「とにかくやろう」と立ちがった。だが、農家の知り合いなどいない、道具もない、場所はあるが調理できるキッチンがない。あるのは4人の「やってみよう」の気持ちだけだった。
 しかし、いざ始めてみると、SNSを通じてご近所から県外まで、たくさんの方々が食材や調味料、広報の協力、また当日のスタッフを申し出てくれた。

場所ってとても大切もっと広まってほしいな

ご主人と笑顔の深沢さん

 おにぎりと豚汁があれば何とかなる。平成27年12月にスタートした食堂には、回を重ねるにつれ、多くの食材が温かい声援とともに寄せられるようになり、運営する仲間もどんどん増えた。
 「おかげさまで1年続けることが出来ました。核家族化や共働き主流の今の社会で子育てするのって、本当に大変だと思うんです。だからゆっくり一息つく時間や、落ち着いて温かいご飯を食べる時間はとても大事。子ども食堂はそのための場所なんです。これからまちのあちこちでこんな場所ができたらいいなと思います。そして、子育てが少し楽になって、どんどん子どもが増えて、しかもみんなが笑顔でいられるまちになればいいなって願っています」。

こども0円食堂開店中!

こども0円食堂情報

お腹は待ってくれない!とにかく食べてほっこりしよう!
こども0円食堂
【開催日】(毎月第1土曜日)
 2月4日(土)16:00~20:00
 3月4日(土)16:00~20:00
 4月1日(土)16:00~20:00
【料金】1食 こども0円/大人500円(またはお手伝い支払)
【会場】淀川区十三東1-17-13水交ビル1階(JUSO Coworking)
【問合せ】090-8376-0982

PDF版よどマガ!(よどじんコーナー)

広報誌よどマガ!のよどじんコーナー(PDF形式)はこちらからご覧いただけます。

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