LGBTなどの性的少数者についての理解を深めるための~「淀川区役所職員の職員による職員のためだけじゃない」LGBT啓発動画~が完成しました。
「淀川区将来ビジョン2022」のテーマである - みんなの笑顔がつながるまち - のもと、多様な性を尊重するまちづくりとしてLGBT支援事業に取り組んでおり、昨今、スマートフォンやタブレットによるSNSやインターネットでの動画視聴が普及していることから、LGBT啓発ツールとして、誰もが、気軽に、いつでも、どこでも、見られる、理解することを目的に情報発信の強化をはかるものです。
職員による来庁者への接遇をモチーフとした5つのパターンの1話完結のショートムービーですが、民間企業等における窓口での接遇に置き換えて活用をしていただくことができます。
また、日常生活において、LGBTなどの性的少数者が身近に存在するかもしれないことや、人を見た目で判断したり、性別を限定するような会話をしないことへの意識向上のための活用、安心して参加できるコミュニティを探している人へのコミュニティスペースの紹介といった活用をしていただくことができます。
淀川区動画チャンネル
(以下の各画像がリンク)から視聴できますので、ぜひご覧ください。
※この動画は、LGBTなどの性的少数者についての理解を深めることを目的とした研修や講演、啓発イベント、学校での授業等であればご活用いただいても構いません。

第1話 「視線痛い!痛い!」(1分18秒)
申請書類の性別と見た目の性別が一致しない人もいます。見た目だけで判断せず、受付や窓口で本人確認が必要な場合は、プライバシーに配慮することが大切です。他の人にも聞こえるような大きな声でフルネームを呼ばずに、指差し確認や、誕生日などを言ってもらうなど、工夫してみましょう。

第2話 「勝手に決めんといて‼」(1分25秒)
性や家族のあり方は多様です。普段から性別や関係性を決めつけない言葉遣いを意識してください。例えば、「ご主人様」「奥様」の代わりに、「ご家族の方」や「ご同居の方」などと言うことができます。特に、学校や職場の相談窓口を担当している方や、医療・福祉の現場の方は気をつけてください。その一言のために、相談や医療・福祉のサービスを使いづらく感じてしまう方がいるかもしれないのです。

第3話 「えー、ウソやん・・・」(1分45秒)
6色のレインボーは性の多様性を表すシンボルカラーです。7色ではなく1色少ないことがポイントです。淀川区役所が平成26年度から令和元年度まで開催したLGBTコミュニティスペースには、のべ2,000人を超える参加がありました。
LGBTなどの性的少数者は「いない」のではなく、周囲に言いにくいために、存在が「見えにくい」のです。カミングアウトの壁もあり、性に関する相談はハードルが高くなりがちです。学校や職場の相談窓口の方は、相談に来る人の中に、必ずある程度の割合で性的少数者がいることを意識してください。

第4話 「男の子かな?女の子かな?」(1分19秒)
「男らしく」「女らしく」など、日常会話にも性別に関する話はたくさんあります。好きな色や服装は、大人も子どもも、人それぞれ。見た目だけでその人の「らしさ」を決めつけないことが大切です。挨拶や褒め言葉、ちょっとした会話など、日常の何気ない一言に性別を限定するような言い方がないか、見直してみましょう。

最終話 「わたし友達がほしいねん!」(1分29秒)
性的指向・性自認に対する無理解や偏見によって、学校や職場、住んでいるまちや家族の中に居場所がないと感じている人たちがいます。安心して参加することができるコミュニティスペースが必要とされています。LGBTなどの性的少数者を取り巻く社会的課題はたくさんあります。多様な性があって、誰もが自分らしく生きられる社会づくりのために、一人ひとりができることは何かを考えましょう!