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平成30年度 阿倍野区新たな地域コミュニティ支援事業(期末評価)

2023年12月13日

ページ番号:471653

阿倍野区では、新しい地域自治の仕組みである地域活動協議会の運営支援を行うために、「阿倍野区まちづくりセンター」を開設し、地域のみなさまの活動の支援を行っています。

阿倍野区まちづくりセンターとは

所在地

(平成30年4月1日から平成31年3月31日まで)
〒545-8501
大阪市阿倍野区文の里1丁目1番40号(阿倍野区役所1階8番窓口)

連絡先

電話:06-6615-8490
ファックス:06-6615-8491
メールアドレス:abeno-machikyou@wonder.ocn.ne.jp

主な業務

  1. 若い世代など幅広い市民参画の促進、地域における担い手育成や人材育成への助言・指導
  2. 幅広い世代の住民の地域活動への参加・参画を促すため、事業の効果的な実施を支援
  3. 多様な地域活動との連携・協働に向けたネットワークづくりへの助言・指導
  4. 自主財源の獲得に向けた情報提供や申請等手続きの助言・指導
  5. 地域活動協議会が、行政の委託事業を受託するためや地域課題をビジネス手法で解決するための助言・指導及び、専門相談機関等への連絡・調整
  6. 地域活動協議会の事務局機能充実に向けた支援や、開かれた組織運営、会計等の透明性確保に向けた助言・指導
  7. NPO等法人化に向けた情報提供や申請手続きの助言・指導
  8. 区内の地域活動協議会等の情報交換や連携の促進

平成30年度 阿倍野区新たな地域コミュニティ支援事業にかかる受託事業者の評価結果を公表します!

PDCAの観点から、支援の評価及び検証を行い、その結果を今後の事業内容に反映させ、事業効果を高めるとともに、来年度以降の地域活動協議会の支援の在り方について検討するため、受託者による事業の実施状況について評価を行っています。
この評価にあたりましては、外部の有識者からも意見等を聴取するため、「評価委員」を選定し、「評価会議」(新たな地域コミュニティ支援事業業務委託者審査・評価会議)を開催しています。

平成30年度期末評価(評価期間:平成30年4月から平成31年3月末まで)

評価結果

1.支援の内容及び効果等(1)
【評価項目】
「自律的運営に向けた地域活動協議会の取組(イメージ)」
(1)「地域課題への取組」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
(2)「つながりの拡充」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
(3)「組織運営」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
(4)「区独自取組」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
【評価】
B

【理由】
(1)地域活動協議会の共通の課題である担い手不足についての支援として「地域活動フォーラム」を開催。地域間の情報共有につながり、課題解決のためのヒントを得ることができた地域も多くあったことは評価できる。
(2) LINE@を使った情報発信を行ったことで、紙媒体では届きにくかった世代へのアプローチにつながったことは評価できる。今後は、他地域への導入についても支援していくことで参加者の拡充につながると考える。また、広告収入についても検討し、自主財源の確保にもつながるよう支援してほしい。
(3) 地域活動協議会の運営や広報、会計に関する支援などそれぞれの地域活動協議会の抱える課題に応じ、個別に丁寧な支援を行っており評価できる。会計に関しては、地域ごとに会計説明会を実施するとともに、中間決算の時期から集中した支援を行い、スムーズな決算報告に結びつけることができた。

2.支援の内容及び効果等(2)
【評価項目】
(1)自由提案による地域支援の支援状況(実績)及び効果等
(2-1)スーパーバイザー、アドバイザー及び地域まちづくり支援員の体制にかかる支援状況(実績)及び効果等
(2-2)フォロー(バックアップ)体制等にかかる支援状況(実績)及び効果等
(3)区のマネジメントに対応した取組にかかる支援状況(実績)及び効果等
【評価】
B

【理由】
(1)地活協と区内企業、団体等との出会いの場として開催した「あべのほっとカフェ」では、お互いにアプローチの場を求めていることが判明したり、地域課題を解決するための方法について、企業からの提案等があったりと、今後の連携に向けた意見交換がされたことは評価できる。
(2-1)地域ごとに担当支援員を決めて各地域の支援を行ってきたことにより、それぞれの状況が把握しやすく、課題に対してきめ細やかで迅速な支援につながったことは評価できる。また、そのことにより、地域との信頼確立につながっていることも評価できる。
(2-2)受託者の他区においての実績、それぞれの区で積み重ねた支援ノウハウを共有することで、地域の課題やニーズに沿った適切な支援につながったと考える。
今後は、さらに、他区等で有力だった事例などについても取り入れていってほしい。

3.区の方針・戦略を踏まえた今年度の重点支援策(取組)の状況及び効果等(5つ以内)
【評価項目】
区の方針・戦略を踏まえた今年度の重点支援策(取組)にかかる支援の状況及び効果等
【評価】
A
【理由】

  • 「地域活動協議会紹介リーフレットの作成」は、携帯しやすい大きさで各地域活動協議会の紹介とともに防災に関する情報も分かりやすく掲載されているため、多くの方に手に取ってもらいやすいツールとなっており地域活動協議会の認知度向上に有効な支援策となった。
  • 地域カルテの策定については、地域と協働して住民からアンケートを取り、地域の特性が反映された内容となったことは評価できる。地域課題解決に向けてカルテを活用し、より具体的な支援に結びつけられるよう支援を継続してほしい。
  • 幅広い年齢層の地域活動への参加をめざしているが、ターゲットを明確にした支援策として昨年度開催して参加者から好評を得た「防災食deクッキング」、「地域活動フォーラム」など新たな担い手確保への支援策として効果があった。引き続き各地域の特色やニーズに合わせた積極的な支援を継続してほしい。
  • 地活協と区内企業、団体等との出会いの場として開催した「あべのほっとカフェ」では、「広報」、「子ども」、「福祉」とテーマに分かれて情報の共有ができ、企業等との連携に向けたヒントを見出すことができ、つながっていく支援となっている。

4.取組効果の評価(アウトカムに対する評価)
【評価項目】
(1) アンケート調査
(2) 自律的運営に向けた地域活動協議会の取組(イメージ)
(2-1)「地域課題への取組」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
(2-2)「つながりの拡充」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
(2-3)「組織運営」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
(2-4)「区独自取組」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
(3)その他の効果のあった内容
【評価】
A

【理由】

  • アンケート調査結果は、地域が自律的に運営されていると感じている割合は、70.4%、課題やニーズに応じて中間支援組織から支援を受け、満足していると感じている割合は、83.3%と目標はクリアしている。まちづくりセンターの支援が地域のニーズとマッチしているものと考えられる。
    全体として、概ね目標は達成できた。
  • 地域課題への取組みの達成状況は、区内地活協のすべてに対する支援である「全体支援」と地域ごとの個別課題やニーズにあわせた「個別支援」を両方を行うことで、他地域の活動の情報を得て活動を活発化させる効果があった。
    地域ごとに担当支援員を決めていることは、地域の細かなニーズを把握し、課題解決に向けた支援を行うことにつながったと考える。
  • 組織運営については、各地域の現状を把握したうえで、支援を行っており評価できる。補助金申請や決算についても、丁寧に支援し、役員の変更になった地域であってもスムーズに処理が進められた。今後はマニュアルを作成するなど、地域の担当者同士で引き継いでいきやすい環境を整える支援を進めてほしい。
5.総合評価【全体】
【評価】

B

【理由】

  • 受託者は、当区のまちづくりセンターを受託して4年目となり、10地域と積極的に関わりを持ち、それぞれの課題やニーズを十分把握して地域の運営支援を行っている。
  • 地域活動への参加者増をめざした取組については、「防災」と「パソコン講座」という誰もが関心が高く、また、どの地域においても重点的に取り組んでいるテーマに絞って講座を実施しており、新たな担い手を発掘するために効果的な取組みと考える。
  • 「地域活動フォーラム」については他地域の事例紹介にとどまらず、質問や、意見交換の時間を設け、それぞれの地域に合った取組みのヒントをきっかけに具体的な地域活動に結びつく開催となった。
  • LINE@を使った情報発信により、新たな担い手の確保にもつながり、地域のニーズにあった支援を行っている。
  • 企業との連携の場として開催した「あべのほっとカフェ」については、様々な意見交換ができたことは評価できる。今後は、意見交換された内容が具体的に地域活動に反映されるよう支援を行ってほしい。
(評価基準)
S:本市の求める水準を大幅に上回る効果が得られた
A:本市の求める水準以上の効果が得られた
B:おおむね本市の求める水準どおりの効果が得られた
C:本市の求める水準の効果が得られていない

評価会議における委員の評価及び意見

平成31年3月11日に「評価会議」を開催し、提出資料をもとに、受託事業者からヒアリングを行い、評価委員の意見等を聴取しました。評価会議における評価委員の評価及び意見は次のとおりです。

自律的運営に向けた地域活動協議会の取組み
(1)「地域課題への取組」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
評価点(配点5点)
A委員:3点
B委員:4点
C委員:3点
(2)「つながりの拡充」につながる支援の状況(実績)及び効果等
評価点(配点5点)
A委員:3点
B委員:4点
C委員:3点
(3)「組織運営」にかかる支援の状況(実績)及び効果等
評価点(配点5点)
A委員:2点
B委員:4点
C委員:2点

事業の実施体制等
(1)自由提案による地域支援の状況(実績)及び効果等
評価点(配点5点)
A委員:3点
B委員:4点
C委員:3点
(2-1)スーパーバイザー、アドバイザー及び地域まちづくり支援員の体制にかかる支援状況(実績)及び効果等
評価点(配点5点)
A委員:3点
B委員:4点
C委員:3点
(2-2)フォロー(バックアップ)体制等にかかる支援状況(実績)及び効果等
評価点(配点5点)
A委員:3点
B委員:3点
C委員:3点

今年度の重点支援策(取組)
区の方針・戦略を踏まえた今年度の重点支援策(取組)にかかる支援状況(実績)及び効果等
評価点(配点5点)
A委員:3点
B委員:3点
C委員:3点

主な意見等

  • 徐々に自立に向けて動いているのはいいが、今後はより自立に向けて支援方針を検討されたい。
  • 交流会の成果がまだ充分でないので、次年度の成果に期待したい。
  • 複数区を受託している受託者なので、横並びの分析を行い区にフィードバックされたい。
  • 古い体質の残る地域において、地域間格差にも丁寧に対応してこられていることは評価できるが、役員改選などがあっても、組織力がダウンしていないような「自律支援」も引き続き注力してほしい。
  • また、「男の集い」や「女子会」も一定の成果を得ているようなので、今後は「新規参加者」が入りやすい工夫も心がけて、その「場」が新たな出会いやつながりを生む「プラットフォーム」となることを期待する。
  • 新たな活動の芽生えは評価できるが、手段が目的化してしまわないよう、助言や支援が望まれる。
  • 地域の意識や行動変容につながるような、若い世代や多セクターの参画を可能にする枠組みが望まれる。

(採点基準)
5点:期待レベルをはるかに上回っている。
4点:期待レベルを上回っている。
3点:概ね期待レベルに達している。
2点:期待レベルを下回っている。
1点:期待レベルに全く達していない。

【評価委員名簿】
久隆浩(近畿大学教授)
三井ハルコ(市民事務局かわにし理事長(事務局長兼務))
弘本由香里(大阪ガス株式会社エネルギー・文化研究所特任研究員)

以下、評価会議資料を掲載しています。

 

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このページの作成者・問合せ先

大阪市阿倍野区役所 市民協働課市民協働グループ

〒545-8501 大阪市阿倍野区文の里1丁目1番40号(阿倍野区役所2階)

電話:06-6622-9787

ファックス:06-6621-1412

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