がんばる先生をご紹介‼(苗代小学校)
2026年9月3日
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苗代小学校(大阪市阿倍野区阪南町1-26-30)
苗代小学校ホームページ
中川先生・松尾先生にお話を聞きました!
苗代小学校 中川 雅統(なかがわ まさのり)先生
苗代小学校 松尾 太聖(まつお たいせい)先生
今回の「がんばる先生」は、苗代小学校に勤務する若手教員、中川雅統先生と松尾太聖先生のご紹介です。お二人は、同期として切磋琢磨しながら、子どもたちの成長の“過程”に寄り添い、学級を子どもと一緒につくる日々を送っています。教員を目指した原点、やりがい、心に残る卒業式の話、そして未来の先生たちへのメッセージまで、等身大の声をお届けします。
がんばる先生インタビュー「苗代小学校・若手教員2人の挑戦」
「入学式のころは、まだ“幼稚園の続き”みたいだった子が、3学期の終了式には見違えるほど成長しているんです」。そう語るのは、苗代小学校で1年生の担任を務める中川先生。
同じく苗代小学校で4年生を担任する松尾先生も、「先生と子どもたちみんなで考える時間にしたい」と、授業を“共につくる”姿勢を大切にしています。
教員5年目の同期である2人は、互いを「敵ではなくライバル」と言い切ります。自分にない良さを認め合い、学び合いながら、子どもたちと向き合う毎日。そのまなざしの先には、これから先生をめざす人たちに伝えたい言葉がありました。
先生になったきっかけ
中川先生は、もともと学校の先生を目指していたわけではなく、「NASAに行って、ロケットを作りたかった」と言います。機械工学の道に憧れていた中川先生ですが、浪人時代に出会った予備校の先生が転機になりました。
「生徒たちに“愛”を持った授業をする先生で、情に厚くて熱血で。こんな先生がいるんだと思って、僕も教員になろうと決めました」
また、お母さんが保育士で、幼い子どもと接する機会が多かったこともあり、「小学校の先生になりたい」と自然に思うようになったそうです。
松尾先生は幼いころから空手を続け、学年が上がるにつれて年下の子に教える機会が増えていきました。
「子どもたちに教えるのが楽しい、年下の子どもと関わるのが楽しいなと思ったんです」
大学では教育学部ではないものの、子どもに関わる学びができる環境へ進み、さらに小学校でのボランティア経験が決め手になりました。「小学生と関わっていきたい」と感じ、教員の道へ進みました。
先生としてのやりがい
中川先生が挙げる一番のやりがいは、子どもの成長を誰よりも近くで見られること。
「保護者の方が見られるのは、完成した姿や発表している姿。でも先生は、初めて教わった瞬間や、自分たちで考えて動いている“過程”を見られる。これは先生の特権だと思います」
入学直後の1年生が、日々の積み重ねでできることを増やしていく。担任だからこそ見られる変化が、喜びにつながっています。
一方、松尾先生は「1年間、楽しいこともつらいことも子どもたちと共有できること」を魅力だと語ります。
「授業は僕が教える時間というより、『先生とクラス全員で一緒に考える時間にしような』っていつも言っています。子どもの意外な発言から気づかされることもあるし、思った以上の成果を出す瞬間もある。そこが面白いです」
先生になって感じたギャップ
2人が現場に出て驚いたのは、「教える」以外の仕事の多さでした。
会計業務、安全確認、行事の準備、プール授業の救命講習など。
「僕たちが楽しく学校生活を送れていたのは、見えないところで先生たちがたくさん準備してくれていたからなんだと、先生になってみて気づきました。教育実習では味わえない仕事です」
子どもたちの安心・安全を守るために、教室の外での積み重ねがあることも、教師という仕事のリアルです。
大切にしていること
中川先生は、子どもたちと一緒に学級目標をつくり、理想に向かって進むクラスづくりを大切にしています。
「喧嘩が起きたときも、先生が『あかん』と言うだけじゃなくて、子どもたち自身が日頃から学級目標に向かって行動できる主体性を大事にしたいです」
松尾先生は今年、「あったかさ」を学級のテーマに据えました。
「あったかいクラスって何かな?を子どもたちと議論しています。困っている子に手を差し伸べること、見えないところで机を並べてくれること。そういう行動が素敵だよねって。お互いにやり合うことが“あったかさ”だと共有しています」
心に残った出来事
2人とも、心に残る出来事として「卒業式」を挙げました。
中川先生は昨年度、6年生の担任として卒業式を迎え、入場から涙があふれたと言います。
「子どもたちが一人ひとり、自分の言葉で伝えたいことを話す。思い出を作ってきたんだなって実感して、この子たちと会えなくなると思ったら……」
松尾先生も、5・6年と持ち上がった学年の卒業式が忘れられないと話します。
「しんどかった学年で、子どもたちと向き合った2年間でした。でも最後はすごく良い関係が作れた。街で会っても声を掛けてくれる子がいっぱいいたんです」
大変さも含めて向き合った時間が、確かな関係になる。卒業式は、その積み重ねが形になる瞬間です。
お互いの印象
中川先生から見た松尾先生は、「丁寧でやさしい先生」。
「子どもや保護者、先生方との接し方がすごく丁寧。メンター長も一緒にさせてもらっているんですけど、松尾先生は“親身になって話を聞いてくれる”って言われています」
一方、松尾先生から見た中川先生は「熱い、熱血マン」。
「自分にない所がたくさんある。そこがライバルとして、盗んでいかないといけないところかなと思っています」
互いの良さを認め合いながら、現場で磨き合う関係性が印象的でした。
めざす先生像・未来の先生へ
「自分ができることを精一杯頑張って、中堅になって、しんどい仕事も任せてもらえるようになりたい。めざす先生を理想にしながら、自分なりにアレンジして“軸”を持っていきたいです」(中川先生)
「知識も、子どもとの関わり方も、まだ余裕がないところがたくさんある。経験と学びを積んで、実践を重ねて『どっしりと構えられる先生』を目指しています。」(松尾先生)
最後に、これから先生をめざす人への言葉。
「理想の先生像を持つこと、そして『先生になりたい』と口に出すことが大事。言い続けることで、自分の軸もはっきりしてくると思います」(中川先生)
「やってみた人にしか見えない景色がある。大変って言われる仕事だけど、飛び込んだからこそ見える楽しさもやりがいもある。誇りのある仕事だと思います」(松尾先生)
松尾先生は、挑戦することの価値をまっすぐに伝えてくれました。
編集後記
子どもたちの成長の“過程”に寄り添い、クラスの空気を子どもたちと一緒につくっていくという二人の言葉からは、教師という仕事の奥深さと、まっすぐな誇りが伝わってきました。
阿倍野区では、これからも子どもたちを支える学校現場の魅力を、さまざまな形で発信していきます。
大阪市で先生になろう!みなさんのことを大阪市の子ども達は待っています
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