東成区は大阪市の東部に位置し、北は城東区、東は東大阪市、南は生野区、西は中央区・天王寺区と接しています。

　区域面積は4.54㎢で、市内の24区中23位にあたります。
人口は昭和35年をピークに年々減少していますが、平成11年を最低に、近年は増加傾向にあります。一方、令和6年1月1日推計人口では65歳以上の年齢層が全人口の24.5％であり、市内第16位の高齢化率となっています。

　主要道路の集まる今里交差点（通称：今里ロータリー）は、区のほぼ中心に位置し、区役所をはじめ、官公署、金融機関等が数多く集まり、区の発展の拠点となっています。交通機関はOsaka Metroの路線が東西に2本、南北に1本、さらに西端にJR環状線、南端に近鉄線も通っており、区内いずれの場所からでも比較的に駅が近く、交通網が充実しています。

　東成区は都市計画策定前にすでに市街化が進んでいた関係もあり、旧市街地では木造家屋が密集し、細街路が錯そうする地区が多くあります。令和5年4月1日時点、公園は区内に23カ所、面積は84,680㎡であり、区民1人当たりの公園面積は0.99㎡と市平均の3.00㎡より狭いことから、みどりあふれる快適な生活環境整備が望まれています。

　日本有数のモノづくり企業が集積する東大阪市と隣接し、区内東部を中心に「モノづくり」企業（製造業）が多いことは区の特色です。歴史や文化を感じる地域資源も多くあり、地域でのつながりづくりを育む地域行事などが多く開催されています。