「東成区住工共存まちづくり懇談会」が発足して10年が経過し、これまでの取り組み・成果などについて、大阪工業大学　教授　皆川健多郎氏にまとめていただきました。

　東成区は古くからモノづくりが盛んな地域であり、多くのモノづくりの企業が集積している一方で、区内の東西と南北に地下鉄および近鉄線が走り、交通の利便性が良く、住宅やマンションなど多く建設されており、住工混在のエリアとなっています。

　このような住環境下、住工混在地域にある諸課題（騒音など）の問題解決に向けた取り組みとして、モノづくり企業の方々が中心となって「東成区モノづくり意見交換会（平成20年12月発足）」を立ち上げました。

　平成22年度には同会を「東成区住工共存まちづくり懇談会」と改称し、諸課題に対する議論を重ねてきました。平成23年度より小学生とその保護者を対象に、実際の工場の現場を知ってもらい、モノづくり企業の魅力に直接触れる機会を創出するため、「わが町工場見てみ隊（工場見学）」が企画実施され、これまで地元企業等の協力により15回（見学企業等：24団体）開催されています。

　今般、同会の発足当時から現在に至るまでコーディネーターとして関わっていただいている皆川先生に、これまでの取り組み・成果などについてとりまとめていただき、昨年9月開催の「ひがしなりソケットonlineイベント第2弾」で講演していただきました。