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東成区防災講演会(ペットと防災)を開催しました

2021年4月30日

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東成区防災講演会(ペットと防災)

 平成30年に発生した台風21号・24号や令和元年の台風19号など、近年「数十年に一度」といわれる大規模災害が相次いで発生し、区内においても大きな被害がもたらされています。こうした状況下で防災への関心は大きくなっており、災害時避難所の様々な問題が注目されています。

 今回の防災講演会では、京都市で活動している認定NPO法人アンビシャスにより、地震や台風などの災害が発生し、避難を余儀なくされた場合、ペットと暮らしている方はどうすればいいのか、避難所を運営する地域自主防災組織の方は、ペットと一緒に避難者が来られた場合に、どのようにすればいいのか等、「ペットと防災」をテーマとして開催されました。

 認定NPO法人アンビシャスは、 人と動物が共生できるやさしい社会づくりを目指し、豊かな心を育み安全・安心のまちづくりに取り組むことを目的に2014年に設立された、京都のNPO法人です。

 これまでに、京都や大阪を中心に「ペットと防災」に関するご講義や「いのちの授業」、病院・老人介護施設での「ドッグセラピー」などの活動を毎年150件以上行っています。

 当日の様子は、YouTubeの大阪市東成区役所公式チャンネル別ウィンドウで開くにて動画を掲載しておりますので是非ご覧ください。

 また、認定NPO法人アンビシャスの詳細は、認定NPO法人アンビシャスのホームページ別ウィンドウで開くYouTubeチャンネル別ウィンドウで開くをご覧ください。

防災講演会の様子

 防災講演会では、「ペット保有者と非保有者の認識の違い」や「日頃からの備え」、「避難所でできること」、「災害に備えたペットのしつけ」、「マイクロチップの大切さ」等について、わかりやすい動画を交えながら講演していただきました。

 当日は東成区内の自主防災組織責任者等、約40名の方が参加され、アンケートでは、「勉強になった」という意見や、「避難所を運営する上で、ペットの取扱いを考える契機となった」といった意見が数多く寄せられました。

 東成区役所では、安全・安心なまちづくりを目指す一環として、引き続き防災にかかる取組・啓発を行っていきます。

 なお、YouTubeの大阪市東成区役所公式チャンネル別ウィンドウで開くにて今回の防災講演会の動画を掲載しておりますので是非ご覧ください。


質疑応答

 当日、最後に参加者と講師による質疑応答がなされました。主な質問と回答の内容は次のとおりです。

避難所でペットを受け入れる場合の運営方法について

【質問】

 避難所でペットを受け入れる場合、トラブルにならないようにするにはどのように運営すればよいか

【回答】

 アレルギーの問題等ペットに対するイメージは一様でないため、一般の避難者と同じスペースに受け入れることは難しい。

 自主防災組織の中で、ペットの受入可否及び可能な場合のペットを受け入れる場所を避難所内に設定しておくことや、その運営手法に関して検討しておく必要がある。

 

避難所運営(開設)訓練におけるペットのハウストレーニングについて

【質問】

 避難所運営(開設)訓練で、ペットのハウストレーニングを実施した例はあるのか

【回答】

 全ての訓練において実施しているわけではない。京都の一部では、ペットをケージに入れる体験をすることを目的に実施した例もある。

避難時のペットの物資について

【質問】

 ペットを連れて避難する場合、ペット用の物資も多く必要だと思うが、ペット保有者に対してどのように呼びかけているか

【回答】

 まずは自分の命を守るための行動・用意をするように呼びかけている。東日本大震災では、ペットを連れ出そうとして逃げ遅れたケースも少なくないため、差し迫った危機の場合は、自分の命の安全を確保した後に助けにいくことが好ましい。また、災害状況にもよるが、人にかかる物資は2、3日後に順次届くものの、ペットの場合は同様の期待ができないため、食料やケージ等あらかじめ多く準備しておく必要がある。

大型犬を連れた避難について

【質問1】

 避難所にケージは多く備蓄されておらず、持っていく必要があると思われるが、大型犬等の保有者にはどのように呼びかけているか。

【回答1】

 避難所にケージは備蓄されていない。住環境によって異なるが、自宅に庭や近くに公園がある場合、そこにテントを設営する等、避難所へ避難することを考えている大型犬保有者は少ない。

 

【質問2】

 東成区は庭がある家は少ないし、公園も大きくはない。密集した地域はどのようにしたらよいのか。

【回答2】

 京都の密集した地域の場合、車で移動して避難することや、近隣市町村のドッグトレーナー等へ預ける等、自力による避難を考えている大型犬保有者も多い。前提として、避難所で大型犬等のペットに快適に避難してもらうことは不可能であるため、自ら準備することを含め、常日頃から災害がおこったときにどのような行動をとるか考えておく必要がある。

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このページの作成者・問合せ先

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住所: 〒537-8501 大阪市東成区大今里西2丁目8番4号(東成区役所4階 41番窓口)
電話: 06-6977-9042 ファックス: 06-6972-2732